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2009年度 新司法試験 出題分析速報 Vol.1

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問題内容の詳細な分析結果と、学習方法をお伝えします!
<公開講座>2009年新司法試験 出題速報

《短答式試験編》〜出題傾向〜
→vol.1《短答式試験編》〜出題内容〜についてはこちら

2009/5/14(木)

【全体についての出題形式】

 問題数は、民事系で1問増加しています。ページ数及び解答欄数は、全体を通して増加しています。特に刑事系は解答欄について、21個の大幅増となりました。内容的には、全科目を通じて、条文と基本的な判例についての正確な知識があれば正解に至ることのできる問題が、これまで以上に多数を占めています。また、昨年までと同様、基本的知識さえ身につけていれば十分に対応できる試験であると言えます。
 また、憲法、民法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法では、問題が、おおむね一般的な体系の順に並べられています。

【公法系について】
(1) 問題冊子のページ数、問題数・解答欄数について
ページ数
問題数
解答欄数
プレテスト
26ページ(中表紙を含む)
40問
95個
06 本試験
23ページ(中表紙を含む)
40問
97個
07 本試験
21ページ(中表紙を含む)
40問
89個
08 本試験
22ページ(中表紙を含む)
40問
84個
09 本試験
24ページ(中表紙を含む)
40問
90個
 問題冊子のページ数については、08本試験では22ページだったのに対し、09本試験では24ページとなり、問題文の量が増えました。行政法において、参照条文が掲載されている問題が8問から10問に増加したことも一因といえます。
(2) 科目別問題数について
憲法
行政法
融合問題
プレテスト
19問
19問
2問
06 本試験
20問
20問
0問
07 本試験
20問
20問
0問
08 本試験
20問
20問
0問
09 本試験
20問
20問
0問
 科目別問題数については、これまでの本試験同様、憲法20問、行政法20問の計40問になりました。
(3) 出題形式等について
 出題形式は、憲法においては、全部組合せ型(4問)、○×問題型(6問)、1・2問題型(10問)の3種類で構成されています。
 行政法においては、組合せ型がなくなり、○×問題型5問、1・2問題型9問の他、個数問題型は、5問出題されており、08年の1問から大幅な増加となっています。組み合わせ型がなくなったことにより、昨年にもまして正確な知識が要求される問題が増加しているといえます。
【民事系について】
(1) 問題冊子のページ数、解答欄数について
ページ数
問題数
解答欄数
プレテスト
29ページ(中表紙を含む)
74問
75個
06 本試験
27ページ(中表紙を含む)
71問
88個
07 本試験
27ページ(中表紙を含む)
70問
87個
08 本試験
29ページ(中表紙を含む)
73問
87個
09本試験
31ページ(中表紙を含む)
74問
93個
 問題冊子のページ数については、08本試験では29ページだったのに対し、09本試験では31ページ、また、問題数・解答欄数については、08本試験では73問・87個だったところ、09本試験では74問・93個となっています。わずかではありますが、問題文の量が増えました。
(2) 科目別問題数について
民法
商法
民事訴訟法
プレテスト
36問
19問
19問
06 本試験
35問
19問
17問
07 本試験
35問
18問
17問
08 本試験
35問
19問
19問
09 本試験
36問
19問
19問
 科目別問題数については、08本試験では民法35問、商法19問、民事訴訟法19問でしたが、09本試験では民法36問、商法19問、民事訴訟法19問となりました。なお、09本試験の商法の中の問題数は、会社法13問、商法総則・商行為4問、手形・小切手2問で、昨年と同様の割合となりました。
(3) 出題形式等について
 民事系の出題形式については、単純正誤型が25問から30問に増加し、2択正誤型が14問から19問に増加しました。その分、組合せ型(全部組合せ型も含む)が34問から25問と大きく減少しています。
【刑事系について】
(1) 問題冊子のページ数、問題数・解答欄数について
ページ数
問題数
解答欄数
プレテスト
24ページ(中表紙を含む)
40問
82個
06 本試験
27ページ(中表紙を含む)
40問
66個
07 本試験
27ページ(中表紙を含む)
39問
58個
08 本試験
23ページ(中表紙を含む)
40問
55個
09 本試験
26ページ(中表紙を含む)
40問
76個
 問題冊子のページ数については、08本試験では23ページだったのに対し、09年度では26ページとなっています。問題数・解答欄数については、08本試験では40問・55個だったものが、09本試験では40問・76個となりました。問題文の量が増加し、解答欄も増えたことで、そのための作業量は増えたといえます。
(2) 科目別問題数について
刑法
刑事訴訟法
プレテスト
20問
20問
06 本試験
20問
20問
07 本試験
20問
19問
08 本試験
20問
20問
09 本試験
20問
20問
 科目別問題数については、08本試験と同様、刑法20問、刑事訴訟法20問と、昨年と同数になりました。
(3) 出題形式等について
 刑事系では、公法系、民事系と異なり、一定の事例にかかわる記述の正誤等を問う問題、一定の見解を前提に事例や記述へのあてはめを求める問題、など、解答に相当の手間を要する問題が、刑法が3問程度、刑事訴訟法が4問程度出題されています。08年までに見られた穴埋め問題型がなくなり、刑事訴訟法にて個数問題型が2問出題されています。また、1・2問題が08年の3問から9問に増加したことにより、解答欄数が08年より21個多くなっています。
08本試験と比べると、作業量が多い問題が減少しており、時間内に解答することが多少容易になりました。

※ 以上の内容は、伊藤塾 新司法試験科が5月14日(木)19時現在で出題内容を検討し、分析したものです。今後、新たな情報により内容を変更する場合があります。

 なお、問題内容の詳細な分析結果と、それを踏まえた学習方法につきましては、公開講座「2009年 新司法試験 出題速報」(東京校では、5月28日(木) 14:00〜ライブ講義を実施します)の中でお知らせいたします。皆様のご参加をお待ちしています。

※解答の形式について
 本速報では、問題の形式を以下のように分類しています。

(1) 単純正誤型
選択肢の中から正解となるものを1つ選択する形式の正誤問題。従来からの司法試験では比較的よく使われるオーソドックスなパターンで、全部の記述の正誤がわからなくても一部の記述について自信を持って判断できれば正解を導くことができる。

(2) 組合せ型
与えられた記述について正誤を組合せ形式で問うが、それらの組合せのすべてのパターンを選択肢として掲げているわけではない形式の問題。「1・2問題」とは異なり、問われている記述の正誤のすべてを判断しなければ正解が出せないわけではなく、「全部組合せ」より消去法が使いやすい点に特徴がある。

(3) 全部組合せ型
記述の正誤を組合せ形式で問い、それらの組合せのすべてのパターンを選択肢として掲げている形式の問題(4肢から2肢選択で6通り、5肢から2肢(3肢)選択で10通り等)。「1・2問題」とは異なり、問われている記述の正誤のすべてを判断しなければ正解が出せないわけではなく、ある程度は消去法が使える。

(4) 2択正誤型
選択肢の中から正解肢を2つ選択する形式の問題。実質的には「全部組合せ型」と同じともいえる。

(5) ○×問題型
3つの記述について正しい記述は○を、誤っている記述は×をそれぞれ判断させ、そのすべての組合せ(8通り)を選択させる形式の問題。消去法が使えず、問われているすべての記述についての正誤を判断しないと完全な正解を出せない点で「1・2問題」と同じ。ただし、「1・2問題」は部分点が付与される可能性がある点では異なる。

(6) 1・2問題型
消去法が使えず、問いに対して1・2の形式で答えさせる問題。すべての記述についての正誤を判断しないと完全な正解を出せない点に特徴がある。

(7) 個数問題型
選択肢の中の、正解肢の個数を解答させる問題。

(8) その他
穴埋め等、その他の形式の問題。

 
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