国家公務員総合職試験 とは
「政策の企画立案に係る高い能力を有するかどうか」を重視して行う係員の採用試験です(いわゆる「キャリア」)。
※大卒程度試験では、企画立案に係る基礎的な能力の検証を重視した、19歳以上の者(主に大学2年次以上)も受験できる「教養区分」(秋実施)が2012年より新設されました。「教養区分」は大学卒業後に採用されることを前提としています。
※院卒者試験では、司法試験合格者を対象とした「法務区分」(司法試験終了後実施)が2012年より新設されました。
目次
目次
【大卒程度試験】
受験資格 |
1.21 歳以上 30 歳未満の者(教養区分は 19歳以上の者も受験可)*年齢は、試験実施年度の4月1日現在における年齢
2.21 歳未満の者で次に揚げるもの
(1)大学を卒業した者及び試験の実施年度の3月までに大学を卒業する見込みの者
(2)人事院が(1)に揚げる者と同等の資格があると認める者
(3)「教養」区分については、20歳以上30歳未満の者
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→最新年度での受験資格生年月日は、人事院WEBサイトを参照してください。
総合職(法律区分)
試験 | 試験種目 | 試験内容 | 解答時間 | 配点 比率 |
---|---|---|---|---|
1次試験 | 基礎能力試験 (多肢選択式) |
30題解答 知能分野24題 文章理解⑩、判断・数的推理(資料解釈を含む。)⑭ 知識分野6題 自然・人文・社会に関する時事、情報⑥ |
2時間 20分 |
2/15 |
専門試験 (多肢選択式) |
49題出題 40題解答 必須問題 憲法⑦、行政法⑫、民法⑫の計31題 選択問題 商法③、刑法③、労働法③、国際法③、経済学・財政学⑥の18題から任意の計9題解答 |
3時間 30分 |
3/15 | |
2次試験 | 専門試験 (記述式) |
選択問題2題 次の5科目から2科目選択 憲法、行政法、民法、国際法、公共政策② ※公共政策からは1題のみ選択可。 |
3時間 | 5/15 |
政策論文試験 (記述式) |
1題 政策の企画立案に必要な能力その他総合的な判断力及び思考力についての筆記試験(資料の中に英文によるものを含む。) |
2時間 | 2/15 | |
人物試験 | 人柄、対人的能力などについての個別面接 (参考として性格検査を実施) |
- | 3/15 | |
英語試験 | 英語の能力の程度に応じて加算:TOEFL(iBT)、TOEIC等 | - | - |
2024年度試験
総合職(経済区分)
試験 | 試験種目 | 試験内容 | 解答時間 | 配点 比率 |
---|---|---|---|---|
1次試験 | 基礎能力試験 (多肢選択式) |
30題解答 知能分野24題 文章理解⑩、判断・数的推理(資料解釈を含む。)⑭ 知識分野6題 自然・人文・社会に関する時事、情報⑥ |
2時間 20分 |
2/15 |
専門試験 (多肢選択式) |
46題出題 40題解答 必須問題 経済理論⑯、財政学・経済政策⑤、経済事情⑤、統計学・計量経済学⑤の計31題 選択問題 経済史・経済事情③、国際経済学③、経営学③、 憲法③、民法(担保物権、親族及び相続を除く。)③の15題から任意の計9題解答 |
3時間 30分 |
3/15 | |
2次試験 | 専門試験 (記述式) |
必須問題1題 経済理論 選択問題1題 次の3科目から1科目選択 財政学、経済政策、公共政策② |
3時間 | 5/15 |
政策論文試験 (記述式) |
1題 政策の企画立案に必要な能力その他総合的な判断力及び思考力についての筆記試験(資料の中に英文によるものを含む。) |
2時間 | 2/15 | |
人物試験 | 人柄、対人的能力などについての個別面接 (参考として性格検査を実施) |
- | 3/15 | |
英語試験 | 英語の能力の程度に応じて加算:TOEFL(iBT)、TOEIC等 | - |
2024年度試験
総合職(政治・国際・人文区分) コースA 政治・国際系
試験 | 試験種目 | 試験内容 | 解答時間 | 配点 比率 |
---|---|---|---|---|
1次試験 | 基礎能力試験 (多肢選択式) |
30題解答 知能分野24題 文章理解⑩、判断・数的推理(資料解釈を含む。)⑭ 知識分野6題 自然・人文・社会を含む時事、情報⑥ |
2時間 20分 |
2/15 |
専門試験 (多肢選択式) |
【コースA 政治・国際系】 55題出題 40題解答 必須問題 政治学⑩、国際関係⑩、憲法⑤の計25題 選択問題 行政学⑤、国際事情③、国際法⑤、行政法⑤、民法(担保物権、親族及び相続を除く。)③、 経済学③、財政学③、経済政策③の30題から任意の計15題解答 |
3時間 30分 |
3/15 | |
2次試験 | 専門試験 (記述式) |
【コースA 政治・国際系】 選択問題2題 次の6科目から2科目選択 政治学、行政学、憲法、国際関係②、国際法、公共政策② ※国際関係又は公共政策を含む選択をする場合にあっては、1科目又は2科目 |
3時間 | 5/15 |
政策論文試験 (記述式) |
1題 政策の企画立案に必要な能力その他総合的な判断力及び思考力についての筆記試験(資料の中に英文によるものを含む。) |
2時間 | 2/15 | |
人物試験 | 人柄、対人的能力などについての個別面接 (参考として性格検査を実施) |
- | 3/15 | |
英語試験 | 英語の能力の程度に応じて加算:TOEFL(iBT)、TOEIC等 | - |
2024年度試験
総合職(教養区分) *19歳(主に大学2年生)秋から受験できる試験
試験 | 試験種目 | 試験内容 | 解答時間 | 配点 比率 |
---|---|---|---|---|
1次試験 | 基礎能力試験 (多肢選択式) |
I 部:知能分野24題 文章理解⑧、判断・数的推理(資料解釈を含む。)⑯ II 部:知識分野30題 自然⑩、人文⑩、社会⑩(時事を含む。) |
I 部:2時間 II 部:1時間30分 |
I部: 3/28 II部: 2/28 |
総合論文試験 (記述式) |
幅広い教養や専門的知識を土台とした総合的な判断力、思考力についての筆記試験 I :政策の企画立案の基礎となる教養・哲学的な考え方に関するもの 1題 II :具体的な政策課題に関するもの 1題 |
2題 4時間 | 8/28 | |
2次試験 | 政策課題討議試験 | 課題に対するグループ討議によるプレゼンテーション能力やコミュニケーション力などについての試験 | おおむね 1時間30分 |
4/28 |
企画提案試験 | 企画力、建設的な思考力及び説明力などについての試験 I 部:政策概要説明紙(プレゼンテーションシート)作成 課題と資料を与え、解決策を提案させる II 部:プレゼンテーション及び質疑応答 政策概要説明紙(プレゼンテーションシート)の内容について試験官に説明、その後質疑応答を受ける |
I 部: 1題 1時間 II 部: おおむね1時間 |
5/28 | |
人物試験 | 人柄、対人的能力などについての個別面接 (参考として性格検査を実施) |
- | 6/28 | |
英語試験 | 英語の能力の程度に応じて加算:TOEFL(iBT)、TOEIC等 | - | - |
2023年度
英語試験について
「行政の国際化の進展を踏まえると,国家公務員総合職試験からの採用者が従事する政策の企画立案等の業務に当たっては,基礎的な英語能力を有していることが望ましい」との方針に従って,国家総合職試験のすべての試験区分受験者に対して,外部の英語試験を活用して英語の基礎的能力を検証するもの。
規定のスコアに対して,最終合格者決定の際に,加点がなされる。
【求められるスコア等と加算点】
TOEFL (iBT) | TOEIC | IELTS | 英検 | |
15点加算 | 65以上 | 600以上 | 5.5以上 | - |
25点加算 | 80以上 | 730以上 | 6.5以上 | 準1級以上 |
【スコア等の有効期限】
試験実施年度の4月1日から遡って5年前の日以降に受験したスコア等を有効とする(第2次試験の際に確認することを予定)
国家公務員総合職(大卒程度,法律区分)採用までのスケジュール
国家公務員総合職(大卒程度,教養区分)採用までのスケジュール
関連リンク
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