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真の法律家・行政官を育成する「伊藤塾」
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伊藤塾長からのメッセージ

受験生の皆さんへ

試験に合格していた方、本当におめでとうございます。
いままでの努力が一つの形になりました。
今はこの喜び、そしてこれまであなたを支えてきてくれた方々への感謝で胸がいっぱいだと思います。
しかし、言うまでもなく司法試験合格があなたのゴールではありません。
司法修習、二回試験を突破し、法律家として活躍するためにはこれからも勉強と努力の連続です。
今手にした新しい世界へのパスポートを、活かすも殺すもあなた次第です。
これからも、今日のことを忘れず、自分で限界を決めずにチャレンジを続けていただきたいと思います。

自分の受験番号を見つけられなかった方、本当に辛く、悔しい思いでいっぱいだと思います。
ただ、今の辛さ、悔しさ、「なぜ」という思い、その強さは、今までどれだけ努力してきたかの証です。
コロナ禍という特殊な状況の中、様々なことに気を遣いながら勉強を続けてきたことは、それだけでも誇れることです。
困難な状況の中で望まない結果に直面したとしても、現実を正しく受け止め、明日への糧とすることができる人だけが人生の成功者となります。
ここまでやってきたあなたには、そうなる力があると、私は確信しています。
法律家はあらゆる経験が糧になるすばらしい職業です。
ここでの辛い思いが必ず将来の自分を支えてくれます。
心配はいりません。前を向いてまた歩み始めればいいだけです。

受験資格を喪失してしまった方も少なからずいるはずです。
自分は選択を誤ってしまった、そう感じてしまっている方もいるでしょう。
司法試験さえ志さなければ、とさえ考えた方もいるかもしれません。
しかし、この選択をしたからこそ、この先実現できることが必ずあるはずです。
はじめに志を立てたときのことを思い出してください。
その思いを胸にここまで努力を積み重ねてきたのではありませんか。
それが無に帰すことなど絶対にありません。

再度法科大学院に入学したり、予備試験でチャレンジを続けるという選択肢もあれば、企業や他士業、公務員として活躍し、別のやり方で志を叶える道もあります。
もし迷うことがあれば、ぜひ伊藤塾に相談をしに来てください。
次のステップへ進むお手伝いができればと思います。

再度来年の司法試験合格を目指す方は、冷静かつ客観的な分析が不可欠です。結果には必ず原因があります。それを明確に意識してから、気持ちを切り替えてすぐ再スタートしてください。
来年といえども、試験まであと8ヶ月しかありません。
勉強の方向性が間違っているとどんなに努力しても合格できません。
不安に感じられている方は伊藤塾にご相談ください。合格者によるカウンセリングも行っています。
正しい方法論のもと、自分の力を信じて、諦めずにしっかり頑張ってください。最後まで応援しています。

今日の合否という結果の意味は、皆さんが自分で決めるべきことです。
しっかりと事実を受け止め、自分の意志でそれを評価し、そして意味を与えてください。
皆さんがどのような道を選ぼうとも私たちは応援し続けます。

最後まで読んでくださってありがとう。

2021年9月7日
受験生の皆さんへ

合格発表に臨んだ皆さんへ

5月の試験から今日まで、いろいろな思いを抱きながら、発表の日を迎えられたのだと思います。
合格された皆さん、おめでとうございます。うれしいでしょう。私も、30数年前の合格発表の日のことが、今でも鮮明に記憶に残っています。しばらくは、この喜びに浸りましょう。
しかし、合格は、ゴールではなくスタートです。理不尽な仕打ちに苦しんでいる人、人生の目標を失って悩んでいる人、社会の不正義に憤っている人、そういう人たちにわずかでも光明を与える。それが法律家という仕事だと思っています。初心を忘れずに、これからの長い法律家としての人生を歩んでいっていただきたいと思います。

残念だった皆さん。悔しいでしょう。もっとこういう勉強をしておけばよかったという思いをお持ちの方も多いでしょう。これだけ頑張って合格できなかったので、どうすればいいかわからないと考えておられる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、自ら法曹を目指すという道を選び、苦労して受験資格を獲得したのです。前を向いて、今日から新しいスタートを切っていきましょう。
近々送付されてくる採点結果、間もなく公表される出題趣旨、後に公表される採点実感(ヒアリング結果)などを十分に分析して、自分のこれまでの勉強に何が足りなかったのか、自分の論文答案の書き方のどこをどう直していけばいいのか、徹底的に検証してください。
そして、いうまでもないことですが、論文式試験は提出する答案が全てであり、どんなにすばらしいことを考えても、答案に示すことのできなかった思考は何の評価もしてもらえないということを、今一度よく考えていただきたいと思います。真剣に問題に取り組むのは当然ですが、時間の制約の中で、時には諦めや割り切りも必要です。時間の中でどうやって答案をまとめればいいかについて、ぜひ真剣に考え、訓練を積んでいただきたいと思います。
試験対策に唯一絶対のものはありません。周りの意見に謙虚に耳を傾けながらも、自分の頭で自分の対策をしっかり確立できた人が、合格していけるのだと思っています。

今回で、受験資格を失った皆さん。途方にくれておられるかもしれません。
でも、ご自身が最大限努力してきた結果です。受け止めるしかありません。そして、少し広い視野で現状を客観視してください。今の社会の中で、しっかりと法律の勉強をしてきたこと、それが役に立たないわけはありません。
いろいろな選択肢があるでしょう。その中でどういう決断をするか、その決断が、皆さんのこれからの人生にとって、とても大きな意味をもつはずです。そして、それをチャンスとさえ考えていただきたいと思います。
今までも、司法試験を断念して転進する方を、たくさん送り出してきました。それぞれの人に、いろいろな思いがあるでしょう。ただ、間違いないことは、一人ひとりにとって、大切な人生のスタートだということです。笑顔で送り出させていただきたいと思います。そして、笑顔で前を向いて歩んでいただきたいと思います。


すべての皆さんのこれからの人生を、心から応援しています。

 

2021年9月7日