必要なのは、依頼者に共感できる力

山田奈美香先生

経歴  2008年 青山学院高等部卒業
    2012年 上智大学法学部卒業
    2014年 上智大学法科大学院修了
    2021年 山田・尾﨑法律事務所入所
          ※先生の所属事務所等プロフィールは、取材時のものです。

山田奈美香弁護士インタビュー動画 ~法律家を志す皆さんへ向けて~

 私が弁護士を目指したきっかけは父の影響によるところが大きいです。父は主に一般民事を取り扱う弁護士であったため、困っている方の悩みを聞いて、法律を使ってその悩みを解決するという姿を見る機会が日常的にありました。そういった父の姿を見て、自分も身の回りの困っている人を助けたいと思い、弁護士を志すようになりました。
 小中高と一貫校(青学)でしたので、そのまま大学も青学へ進学するつもりでした。しかし、司法試験を受けるのであれば、司法試験を受けやすい大学へ行った方が良いと思い、高校2年生の終わり頃、大学受験をすることに決めました。大学は上智大学に入学しましたが、大学1年生の頃は学生生活がメインで、司法試験の勉強はほとんどしていませんでした。サークルは学部試験のために法律系のサークルに入っていましたが、あまり活動には参加していませんでした。
 具体的に司法試験に向けた受験勉強を始めたのは、大学2年生の頃です。そのころに伊藤塾に入塾し、基礎マスターなどを受講しました。法律サークルで司法試験受験を考えている方は、それこそ皆伊藤塾に通っていたので、先輩や同級生から受講している伊藤塾の講座などの話を聞いていました。

今の事務所では、一般民事や相続、離婚、企業法務など、色々な事件を取り扱っています。ハラスメントやコンプライアンスについての相談を受けることもよくあります。
 弁護士として仕事のやりがいを感じるときは、依頼者の方に感謝された時です。依頼者の方の悩みを解決する手助けをさせていただき、依頼者の方に感謝された時はとてもやりがいを感じますし、弁護士をやっていてよかったなと感じます。
 事件については、同時並行で他の案件を抱えながら進んでいくというのが通常です。長時間を要する重い案件を何十件も抱えることはありませんが、2、3件はそういった事件もあります。それに加え、通常の業務があるという感じです。
 自分も弁護士になりたてなので、当事者の方に同調して同じ気持ちで悩んでしまうことがよくあります。当事者の方に感情移入しすぎるのは良くないですが、全く感情移入しないと、当事者の方は、「弁護士の先生は何もしてくれない」という印象を抱いてしまいますし、そこの距離感は難しいかと思います。


 私は弁護士になる前は、弁護士になると周りから褒められて、法律の細かい知識や六法や基本書を読まなくても、弁護士であることによって解決できる事件もあるものだと思っていました。当たり前ですが、実際に弁護士になってみると全くそんなことはなくて、きちんと条文を見て趣旨から考え、各法律の知識を身につけた上で起案や相談にのる必要があります。そういった際に、伊藤塾で学んだ「趣旨から考える」という姿勢は今でも実務に活きていると感じます。

まだ弁護士2年目でこんなことを言うのはおこがましいという気持ちもありますが、2年目で成功している人もいれば、2年目で弁護士業務について悩んでいる方もいます。その違いは、相手に共感する能力だと思います。本当に心から相手に共感する必要はないと思いますが、どこかで「この人、共感してくれているな」と相手に感じさせる共感能力は必要だと思います。こういった共感能力は、普段から、仕事上の知り合いでない人に対しても、話を聞いて、その話に対して自分の意見をちゃんと伝えるのを繰り返していれば、身につく力なんじゃないかと思います。こういうことを言うのは良くないと思いますが、相談にいらっしゃる方で「そんなことでそんなに悩まなくても…」と思ってしまうような方もいます。そういった時に、「そんなことで悩まなくても大丈夫ですよ」と言うか「そうですね、大変ですよね…」と言うかで大きく異なってくるのではないかと思います。

 弁護士になってから2年目で、他の仕事をしたことがないのでなんとも言えませんが、こんなに楽しい仕事はないと思います。弁護士になるまでは、勉強をしたり、勉強をするにもロースクールに行ったり予備試験を受けたりと大変だと思います。また、「弁護士になっても食っていけない」とか、「弁護士の貧困」とか言われていますが、全然そんなことはないですし、やりがいもあって人に感謝されて、すごく魅力的な仕事だと思っているので、是非みなさん弁護士を目指して頂きたいと思います。

山田・尾﨑法律事務所

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