理系出身、働きながら、ゼロからのスタート!
法律の世界を身近に感じ、合格への思いを強くしました

予備試験ルートで司法試験合格

坂 仁根さん(56 歳)
 

合格者イラスト
会社員
◆ 予備試験合格時 /会社員
◆ 出 身 大 学 /東京大学農学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生、司法試験演習秋生、司法試験論文マスター、
司法試験論文過去問答練など

※プロフィールは、2016年合格時点のものです。

はじめに

私が法律を学ぶきっかけは、勤めている会社の労働組合の専従役員になったことでした。組合で発生する問題解決のためには、法律を知らなければ何もできないことに気づき、任期が終わるとともに、司法試験を目指すことを決めました。法学部出身の友人から「法律を学ぶなら伊藤塾がいい」とすすめられ、入塾しました。もともと理系で、法律知識は皆無だったため、伊藤塾長の「体験マスター」から始めました。とてもわかりやすく、法律の世界が身近に感じられ、合格への思いを強くしました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の学修について

学習開始当初、法律の勉強は「外国語の勉強のようだ」と思いました。言葉の使い方が日常用語と全く違い、とまどったものです。ひたすら条文を読み、基礎マスターテキスト、情報シート、判例を読み込み、「慣れる」ことに専念し、試験前に改めて覚えなくても、ほぼ全ての法律用語の定義が、すらすらと出るようになりました。

論文式試験対策について

予備試験に合格後、司法試験ゼミに参加しました。その最初の講義で、講師から、「予備試験通過組の司法試験の合否は、書いた答案の量で決まる」と言われました。ゼミでは優秀な人が多く、それに比べて私の過去問答練は散々の出来で、3 ヶ月のゼミ期間中、毎週提出する答案のほとんどは、合格圏外の「D」の成績で返ってきました。ものすごく自信を失いましたが、講師の指示に従い、持てる時間のほとんどを使って、過去問を解き、答案を書き続けました。振り返ると、「司法試験過去問答練」の学習は、合格の必須要件ではないかと思います。結局、「記憶するより書く」ことをメインの勉強に据えたことが、何とか司法試験を突破できた一番の要因ではないかと思います。

働きながらの学習方法について 

人によると思いますが、私は自宅以外ではほとんど勉強をしていません。平均一日3 時間を確保すべく、休日はほぼ全日を勉強に当てました。
おすすめするのは、平日は答案を書くことです。答案を書き上げることで、自信がついてきます。また答練2 時間、講義1 時間でちょうど3時間になり、時間の長さとしても適切です。毎日が試験みたいなものですから、モチベーションの維持にも役立ちます。働きながら勉強する人は、ぜひ試してみてほしいと思います。

伊藤塾の受講スタイルとフォロー制度について 

在宅受講生は、試験の生の情報が伝わらず、また競争相手の他の受験生がどのような勉強をし、どのような答案を書いているのかさっぱりわからず、いつも不安な中で勉強をすることになります。そこで、どこかの段階で一度、伊藤塾のゼミに参加することをおすすめします。他の受験生の顔、答案を見て、自分の立ち位置がわかるので、非常に有用です。

最後に 

好きな言葉は「絶対にあきらめない奴を、誰も負かすことはできねえ」という、ベーブ・ルースのせりふです。法律家の仕事についてからも、粘り強く、決してあきらめず、依頼人の立場になって、ともに真実を模索する姿勢で、業務に当たりたいと思っています。
最後に、支えていただいた伊藤塾の講師の方々やスタッフ、私の何百通もの答案にお付き合いいただいた添削担当の方々、本当にお世話になりました。合格を報告できて、こんなうれしいことはありません。伊藤塾のますますの発展を願ってやみません。