「きちんと勉強すれば社会人でも必ず合格できる」と自信をもって言うことができます

予備試験ルートで司法試験合格

塚田 雅彦 さん(29 歳)
 

合格者イラスト
公務員
◆ 予備試験合格時 /公務員
◆ 出 身 大 学 /北海道大学経済学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、 司法試験演習秋生、司法試験論文マスター、 司法試験論文過去問答練など

※プロフィールは、2017年合格時点のものです。

はじめに

中学生頃から漠然と弁護士への憧れがありましたが、「弁護士なんてきっとなれっこないな」と、司法試験に挑戦することはしませんでした。しかし就職と同時に、やはり弁護士を目指したいという気持ちが強くなり、勉強を開始することに決めました。法学部出身でなく、それまで 法律学習をしたことがなかったため、迷わず受験指導校を活用することに決めました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

基礎マスター講義段階では、伊藤塾の講義で言われた勉強しかせず、 講義で指示された予習・復習作業は必ず行っていました。それまで法律学習経験がなかったこともあり、講義で指示されたテキスト類以外は使用せず、言われたことのみを繰り返し行っていたことが、今にも続く基礎固めに役立ったと思います。

論文式試験対策について

伊藤塾の論文マスター講義で、論文の書き方や基礎知識を学んだのち、答練(コンプリート論文答練、ペースメーカー論文答練など)を受講しました。伊藤塾では入門段階から、実際に論文を書く経験を積むというカリキュラムになっており、初学者の私にとっては、論文をどんな形式でどのように書いたらよいか全くわからない中、苦しい作業でした。しかし、書けなくても考えてみる、書けないことを実感し、入門段階から論文を意識した勉強をするということにつながったと思います。

働きながらの学習方法について 

朝の数時間、帰ってからの数時間、昼休み、外勤の移動中や空き時間などをかき集めることで、時間を確保しました。他にも結婚、転居など、 私生活上も様々な動きがありましたが、入門段階できちんと基礎固めをしておいたためか、その後の論文対策など、細切れの時間を活用しながら乗り切れたように思います。

伊藤塾の受講スタイルとフォロー制度について 

答練については、会場受験の緊張感が必要と思い、代ゼミ校舎で受講しました。伊藤塾のスタッフの皆様は、試験の直後や合格発表の直後、 その合否に関わらず励ましの電話をくださり、地方受験者にとってはとてもうれしかったです。

最後に 

最終合格できた今でこそ、「きちんと勉強すれば社会人でも必ず合格できる」と自信をもって言うことができますが、私自身、予備試験に 合格するまでは「予備試験など、一部の優秀な現役学生しか合格できないのではないか」と常に思っていました。予備試験に合格した後も、「予備試験からスムーズに司法試験に合格できるのは現役学生だけなのではないか」と不安に思っていました。様々な合格体験記を読むと、「こうすれば大丈夫」という簡単な言葉が並んでいますが、私を含め、 それらは大抵後付けの結果論であると思います。最終合格を果たすまでは、いつ合格できるかわからない不安との闘いの日々でした。ひとつだけ、最終合格まで辿り着けた要因としては、「いつ合格できるかわからない」という不安はあっても、「もうだめだ」と投げ出すことをしなかった点かと思います。その意味で、伊藤塾のキャッチフレーズ、「やればできる、必ずできる」は、本当のことだと、今は思います。