社会人は時間的制約があることで、選択と集中で勉強の効果を最大化できます

予備試験ルートで司法試験合格

K.I さん(34 歳)
 

合格者イラスト
公務員
◆ 予備試験合格時 /公務員
◆ 出 身 大 学 /早稲田大学政治経済学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、 司法試験演習秋生、司法試験論文マスター、 司法試験論文過去問答練など

※プロフィールは、2017年合格時点のものです。

はじめに

弁護士を目指している友人や親戚の弁護士の方の存在により、法律の専門家としての弁護士という職業に魅力を感じており、機会があったら司法試験に挑戦してみたいという思いを持っていました。就職して仕事に慣れてきた頃に予備試験が始まり、伊藤塾長のガイダンスを拝聴して、働きながら司法試験を目指すことが可能であるということを知りました。そこで、自分も挑戦してみたいという思いから伊藤塾に入塾し、司法試験の勉強を開始しました。伊藤塾長の講義は、法学部出身者 でなく法律の勉強の初心者である自分にとっても大変わかりやすく、非常に興味深いもので、すんなりと司法試験の勉強を開始することができました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

私は基礎マスター受講後予備試験合格時まで論文マスターのテキスト「問題研究」をメイン教材として用い、基礎的な法知識・法理論の修得をしました。論文マスターの講義を聴いて内容を理解した後、問題研究を何度も繰り返し読み込むことで、法律を使って事例を解決するという 法的思考能力の養成をしました。通勤時や空き時間に条文を片手に問題 研究を何度も何度も読み込み、事案から各法律の条文、その条文に関する 解釈、あてはめ、結論が導かれる流れ(法的三段論法)の基本を身につけることができました。問題研究で養成された法的思考能力が予備 試験、司法試験合格のためのすべての核になります。

論文式試験対策について

司法試験の論文式試験対策は、予備試験受験時に繰り返していた問題 研究を司法試験の過去問にかえてこれを何度も読み込みました。問題文を読んで答案構成を想起し、答案例、出題趣旨、採点実感をざっくりと読み、論証パターンを暗記し、ペースメーカー論文答練を受けるというサイクルを繰り返し、理解があやしい分野は基礎マスターや論証パターンなどに立ち返る。これを何度も繰り返すことです。

働きながらの学習方法について 

平日はフルタイムで仕事をし、残業も多く、短い勉強時間で試験合格という目的との関係で、勉強の効果を最大化することを常に考えて、基本書や判例集などには意識的に手を出さないようにしていました。社会人は時間的制約があることで選択と集中の必要性を明確に意識できます

伊藤塾の受講スタイルとフォロー制度について 

私の勉強時間の大半は片道 1 時間の通勤時間と昼休み、喫茶店などでの時間でした。伊藤塾のWeb受講やルーズリーフ形式の教材が、移動中での勉強を容易にしてくれました。

最後に 

私は合格するまで、結婚や2人の子どもに恵まれ、また多忙な部署に異動するなど様々なことがありました。私にとって司法試験は決して楽な試験ではありませんでした。モチベーションを支えたのは、このような困難な試験だからこそ何物にも代えがたい価値があり、自分をより高みに上げてくれるのではないかという考えでした。今後は、社会人として働きながら予備試験ルートで司法試験に合格した誇りを胸に、普通に考えたら困難な状況に果敢に立ち向かう、そういう法曹になりたいと思います。