大学3年と遅い時期からの入塾。手を広げず基礎を徹底したことで合格できました。

S.Nさん
 

S.Nさん
名古屋大学法学部4年在学中
【合格校】
名古屋大学法科大学院(既修)
◆適 性 試 験/第1回:228点 第2回:208点
◆受 講 講 座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング

※プロフィールは2011年合格時点ものです。

はじめに 

 私は大学3年生の春に伊藤塾に入塾しました。それ以前から漠然と法律家になろうと考えており、大学の授業や基本書で勉強していました。しかし、ふとこれまでの勉強を振り返ったところ、知識がほとんど身についていなかったことから、これではだめだと思い入塾を決断しました。数ある受験指導校から伊藤塾を選んだのは、以前に無料講座を受けた際にわかりやすいと感じたためです。伊藤塾で勉強するようになり、何をどこまでやればいいのかはっきりわかり、無駄がなくなりました。 

私がとった勉強方法 

 基礎的な知識については、体系マスター及び基礎マスターで修得しました。
 基礎的な法律知識・法理論を勉強する段階では、様々な学説や細かい知識にこだわらず、ある一貫した体系・考え方をまずは身につけることが重要であると思います。この点、大学の授業や基本書では様々な学説が並列的に説明されますが、体系マスター・基礎マスターでは、通説・判例に基づいた説明が基本的になされますので、混乱することなくしっかりと基礎を身につけることができると思います。 
 また、私は基礎マスター対応ゼミを受講しましたが、基礎マスターで勉強した知識の中でも特に重要な知識を再確認できたとともに、重要論点の論文での表現の仕方や論文を書く際の心構えなども学ぶことができました。このゼミは、基礎知識の修得とその後の論文対策をつなぐ有意義なものであったと思います。
 論文対策としては、リーガルライティングを利用しました。この講座では、法律答案の書き方を学びました。各論点が答案にどのように表現されているかを見ることは、基礎マスターで学んだ基礎的な法知識をさらに深く理解することにもつながりました。アウトプットの練習をすることは、基礎知識の理解をより深めるのに役立ちますので、一通りインプットを終えたら、知識に自信がなくてもとにかくアウトプットの練習に移ることが重要であると思います。
 受験の直前期は、過去問を解きながら、基礎マスターのテキストで、知識の再確認をしていました。 

学部成績について 

 伊藤塾に入塾して以降、学部成績が良くなりました。これは、伊藤塾で答案の書き方を学んだことが大きな要因であったと思います。私の大学の法学部では、期末試験によって成績を評価する科目が多かったので、答案の書き方を知っているのと知らないのとでは成績は全く違ってくると思います。もう少し早く入塾していれば、学部成績ももっと良くなっていたのに、と少し後悔しています。 

学習フォローについて 

 伊藤塾のカウンセリング制度では、ロースクールコンサルタントへの相談をよく利用しました。志望校選びから、受講の進度や学習計画までいろいろと相談に乗ってもらいました。試験まで折れずに頑張れたのは、コンサルタントの方が相談に乗ってくれたからだと思います。 

最後に

 私は3年生の春からの入塾であり、既修者コース合格者の中でも遅い方だといえるでしょう。それでも何とか合格できたのは、基礎を徹底したことにあると思います。受験までに2年もなかったので、基礎で手いっぱいでした。無理して応用にまで手を出していたら、今頃合格していなかったでしょう。これから法科大学院を目指す皆さんには、できるだけ早くから対策を始めるべきである、と言いたいです。