短期間で合格できたのは、伊藤塾の講座を通して論点の重要度がわかり、メリハリを意識し学習できたから

難関国公立法科大学院特待生合格!

H.Aさん
 

合格者イラスト
一橋大学法学部4年
◆学部成績/[GPA]:(3.65)
 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニングなど
 ◆合格校/一橋大学法科大学院(既修)慶應義塾大学法科大学院(既修)早稲田大学法科大学院(既修・半額免除)中央大学法科大学院(既修・半額免除)

はじめに

大学受験を経て法学部への進学が決まった直後から、弁護士への漠然とした興味と憧れを持っており、大学1年生の春、さらに2年生の春に伊藤塾の体験講義に参加しました。しかし、サークルや学園祭の運営委員会、カフェでのアルバイト、大学の授業、免許取得、交友関係など、やりたいことがたくさんあったため、入塾を決意するには至っていませんでした。結局2年間大学生活を満喫した後、大きな目標が欲しくなり、司法試験合格を目指して3年生の5月に伊藤塾に入塾しました。志望校は、司法試験合格率の高いところを選びました。

基礎的な法知識・法理論の修得について

入塾を決意してから法科大学院入試までは、1年と数ヶ月でした。在宅でスケジュールどおり講義をこなせる自信がなかった私は、呉クラス司法試験入門講座1年特修コースを受講しました。講義の始まる1時間前に教室に行き復習をし、通学時間にもひたすら復習をしました。判例百選をチェックすることも講師から推奨はされていましたが、私にはその余裕はないと判断し、講義で使っていたテキストを何回も、特にマークを指示された箇所はフレーズを覚えるまで何回も読み込むことに専念しました。法科大学院入試に間に合わせることが第一の目標でしたが、入塾1年後の予備試験の短答突破を目指して、短答演習は夏から継続して行い、基礎知識の定着を図りました。学習支援システムを活用して、講義でカバーした範囲の短答問題を通学時間などに随時解きました。スマホさえあれば短答演習をすることができるというのは、重い過去問集を持ち歩きたくなかった私にはとても便利でした。

法科大学院対策について

〈慶應義塾大学法科大学院〉

慶應義塾大学法科大学院対策としては、過去問を3年分解いたところ、他の私立大学法科大学院よりも細かい論点が聞かれる可能性が高いと感じていたので、論証パターンだけでなくテキストの復習も時間の許す限りしました。他の法科大学院の受験を通して不安があった部分を叩きつぶす気持ちで対策をしました。また、出願時にはパーソナルステートメント対策講座を通じて提出書類の推敲に特に力を入れました。

〈早稲田大学法科大学院〉

早稲田大学法科大学院対策として、中央大学法科大学院の受験が終わった後の5日間で過去問を3年分解きました。まず刑事訴訟法は論証パターンの復習にとどめました。民事訴訟法も応用的な分野には時間を割かず、弁論主義や処分権主義などの基本的な概念を復習するにとどめました。というのも、配点の大きい民法を重点的に対策したかったからです。論文マスターの過去問を一周し、マーク箇所を中心に記憶していきました。総則と物権が範囲の答練が残っていたので、それもやりました。

〈中央大学法科大学院〉

中央大学法科大学院対策として、受験日の2週間前頃から過去問を3年分解きました。憲法と刑法は何かしら書けるだろうという気持ちでいたので、論証パターンを軽く復習する程度で他の科目の対策に集中しました。商法に対する苦手意識が特に強かったので、会社法のテキストを一周見直し、論証パターン集のAやB+のランクのものを中心に復習しました。

〈一橋大学法科大学院〉

一橋大学法科大学院対策としては、アウトプットの練習のために過去問は5年分時間を計って解き、それ以前の問題にも目を通して傾向を探りました。私立大学法科大学院受験後、憲法・民法については市販の演習本に手を出すも、結局は全科目伊藤塾指定のテキスト、論証パターン、論文マスターの復習がメインでした。ただ、判例百選と大学の授業のレジュメを丁寧に読み直しました。憲法は、形式に慣れるにあたり答練が役に立ちました。民法は、判例百選での論点の学習が間に合わず不安でしたが、上記の復習で最低限の対策はできていたのだと思います。なお、民事系のテキスト掲載の判例は一見マイナーに見えるものについても、要旨くらいはしっかり押さえるべきだと感じます。

おわりに

1年と少しという限られた期間のなかで結果を出すことができたのは、伊藤塾の講座を通して論点ごとの重要度がわかり、メリハリを意識して学習できたからだと感じています。3年生から法律の勉強を始めても、法科大学院入試には間に合わせられます! 1、2年生の間のんびりと過ごしてしまった人も、法律家に憧れる気持ちがあるのならば、法科大学院入試を目指すのに遅すぎるということは全くないと、声を大にして言いたいです。