週6回の体育会部活と両立しながら、学習開始わずか1年で予備試験合格!

大学在学中に合格

C.Yさん
 

合格者イラスト
早稲田大学法学部3年在学中
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験論文直前答練+全国公開論文模試、全国公開短答模試、予備試験口述模試など
※プロフィールは、2016年合格時点のものです。

部活と司法試験の両立を本気で決意

法学部に対する興味自体は、高校1年生の頃からありました。当時は、冤罪のことがよくニュースになっていて、冤罪を減らしたいという思いから、裁判官や検察官になりたいと考えていました。
ただ、この道を本気で目指そうと思ったのは、大学入学後のことです。私は、中高6年間野球に打ち込み、大学でも野球を続けるか迷っていましたが、硬式野球部と勉強の両立は自分にはできないと思い、代わりに軟式野球部と司法試験に向けて本気で取り組もうと思いました。

自分を信頼してくれた両親への感謝

私の両親は、口出しするタイプではありませんでした。ただ、それは無関心というわけではなく、私のことを信頼してくれていたからだと思います。高校時代は最後まで野球に打ち込み、勉強している姿を見せることが少なかったので、両親も「勉強しろ」と言いたくなる時があったかもしれません。しかしそれでも、「自分が後悔しないようにしろ」と私の意志を尊重してくれました。そのことは、今でも感謝しています。

大学・伊藤塾・部活の両立も苦ではない

前述のとおり、部活は野球を真面目にやりたいという思いは強くあったので、軟式野球部に所属しています。伊藤塾に入塾した当初は確かに体力的に辛かったですが、時間のメリハリをつける上で、大学・伊藤塾・部活はどれも必要だと考えますし、法律の勉強はとても面白いと感じているので、苦ではありません。例えば、伊藤塾の講義でディスカッション形式のゼミを受講しているのですが、そこでは、多種多様な価値観に触れ、知識をアウトプットすることができるなど、色々な刺激を受けています。司法試験の勉強は不安も確かにありますが、自分の実力を試せる機会でもあるので、むしろ日々の勉強が楽しみでもありました。 

実務家講師による具体例と事案を意識した講義

予備試験短答式試験は、難しい試験ではありませんが、怖い試験ではあります。特に知識のインプットばかり走ってしまうと、初見の問題・選択肢で慌ててしまい、点数が伸びないと思います。基礎知識のインプットはもちろん、その場で理由付けから考える現場での実践力が必要です。そのためには、インプットとアウトプットをバランスよくやることが大切です。まさに、基礎知識の定着と現場での応用力が試されるのが予備試験です。
論文式試験では、大学2年の春から学習を始めて、まさか初めての予備試験受験で論文試験を合格できたことは自分でも信じられません。論文試験では、磐石な基礎知識や論証の暗記はもちろん大切ですが、一番は問題をただの問題としてではなく事案として見て解決しようと考えることです。予備試験ではそれなりに質の高い問題が出されますので、現場で対応し、自分なりに考えることが本当に大切です。
事案に対して考えるといっても、これは応用力のことではありません。条文の根拠、趣旨、沿革など根本からの理解がとても重要です。それらを理解することで、ただの論点並べではない事案に適した答案を書くことができるようになると思います。そのために、基礎マスターの横山先生の講義では常に論文や具体例を意識させてもらえるので、その際に条文の適用関係などを聞き逃さないよう全力でメモを取りました。基礎マスター段階から事案を意識した横山講師の講義は、間違いなく合格への近道でした。

余計な手を広げず、教材の集中と繰り返し

予備試験全体を通して感じたことは、短答式・論文式・口述式と形式は違いますが、求められている能力は同じだということです。要は、正確な基礎の暗記・理解とそれを現場で考えて応用する力です。私はとにかく基礎を磨きました。というよりは、学習開始から1年少々しかまともな勉強をしていませんし、部活との両立のため、他の方と比べると勉強時間は少なかったと思います。その分余計な手を広げず基礎マスターに集中することで効率良く学習を進めることができたと感じています。とにかく基礎マスターを聴いて、その基礎知識だけで演習本や過去問を使用して論文を書き、間違えた箇所は評判の良い基本書を読み込む、という作業をひたすら繰り返しました。最終的にそれが功を奏しての合格だったと思います。

自分で限界をつくらない、何事にも全力投球

まだ何がしたいかわらかない方もいるかもしれません。私は、そんな人こそ、様々なことに全力投球するべきだと思います。「これは自分には無理」というように自分で限界を決めず。全力で打ち込めば、自分の得意不得意や自分のキャパシティを知ることができます。高い目標だと、途中で気持ちが揺らぐことがあるかもしれませんが、やると決めたら突き進んで欲しいと思います。