伊藤塾の教材は、問題となっている分野について重要な用語の定義や趣旨、判例や学説などが過不足なくコンパクトにまとめられていると感じる。私は、伊藤塾の教材を利用するまでは基本的に法科大学院での講義レジュメや基本書などを利用して勉強をしていたのだが、これらは例えば試験直前に要点のみを見直すといった勉強には向かないと感じ、自分でまとめを作成するなどしていた。しかし伊藤塾の教材は、まさしくその需要を満たしてくれている。足りないと思った部分には基本書などの記述を参考にして自分で言葉を付け足すなどし、試験直前にはこれ１冊のみ見返しておけば大丈夫、といえるようなコンパクトな参考書として利用させていただいている。