伊藤塾のテキストはコンパクトにまとめられているので、効率的な学習に最適です

M.W さん
 

合格者イラスト
東京大学法学部4年在学中 【合格校】
早稲田大学法科大学院(既修)、中央大学法科大学院(既修・半額免除学生)
【適性試験】 第2回:209点
【学部成績】 7割優(専門科目5割優)
【受講講座】 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、適性試験公開模試 など

※プロフィールは、2012年合格時点のものです。

はじめに

 国際的に活躍する法曹になりたいという思いから、伊藤塾に大学1年生の冬に入塾しました。大学の授業を中心に学習していたので、伊藤塾の講座はインターネットで主に受講していました。大学3年生まではとりあえずインターネットで受講してカリキュラムに追いつくことと答練を提出することに専念しました。実際テキストや論文マスターの復習をし始めたのは大学4年ごろだと思います。

私がとった勉強方法 

適性試験対策について

 適性試験は苦手でしたので、伊藤塾の模試を受けて時間通りに解く練習をしました。自分で過去問を解くのとは違い、臨場感のある模試を3回受けることで、適性試験の雰囲気に慣れるように心がけました。模試を受けたあとは自分が解けなかった問題、時間をとってしまった問題を中心に解説講義を聴き、苦手な問題のタイプを把握しました。

法律科目対策について

 基礎的な法知識や法理論の修得は大学の授業の予習・復習をベースにしていました。大学の授業にあわせて指定教科書や判例集を読みました。ある程度学習が進み、問題演習の際に効率的に復習をしたいとき、また学部試験の直前に重要論点を復習するときに伊藤塾の基礎マスターテキストや論証パターン集を見ていました。
 法学既修者試験の対策としては、類似問題が出るので既修者試験の過去問を数年分2~3回学習しました。そして、過去問を解きながら、判例六法や伊藤塾のテキストの関連論点を確認しました。早稲田のロースクール対策として、憲法、民法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法の得点が見られるので、この5法に関しては高得点を獲得できるように集中して学習しました。また判例は比較的最近の判例が出やすいので、判例六法の問題に関連する最近の判例に注意しました。
 論文に関しては、論文マスターを受講しました。論文マスターの講義を聴き、重要なところはメモを書き込み、論証パターン集に書き加えたりしていました。その後、受験前には論文マスターのAランク問題を中心に答案構成をして、論点が拾えているかを確認しました。この際によくわからない論点は基礎マスターテキスト、判例六法、判例百選を用いて復習し、論証パターン集に書き写しました。市販の論文問題集は解答と解説両方あるものや、全分野を網羅しているものはほとんどないので、他の問題集にはあまり手を出さず、論文マスターを繰り返しました。
 個別の法科大学院対策としては、自習ゼミをくみ、数年分の過去問を解いて、問題傾向、時間配分を確認しました。

最後に 

 伊藤塾のテキストや論証パターン集はとてもコンパクトにまとめられているので、効率的な学習に最適だと思います。大学の授業に関連した深い判例、教科書、論文の読み込みも法律学習の基礎的態度であり非常に大切ですが、同時に早いうちから繰り返し、基礎マスターテキストや論証パターン集を繰り返しみることで、記憶の時間を取るべきだったと反省しております。