基礎マスターテキストはランク分けがなされているので、情報がわかりやすくコンパクトにまとめられています

S.Y さん(24歳)
 

合格者イラスト
【合格校】
慶應義塾大学法科大学院(既修)、早稲田大学法科大学院(既修・半額免除学生)、中央大学法科大学院(既修・半額免除学生) 【適性試験】 第1回:217点 第2回:213点
【学部成績】 優:28 良:36 可:20
【受講講座】 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、法科大学院別論文対策講座 など

※プロフィールは、2012年合格時点のものです。

はじめに

中学生ぐらいの頃から理由はよくわかりませんが法律が好きで、検察官・弁護士を目指すようになりました。進学した東京大学では1年生の間に法律科目の授業がなく、法律の勉強方法が何もわからなかったため、冬から伊藤塾に入塾し基礎マスターを受けはじめました。2年次から大学でも法律の授業は始まりましたが、大学の授業で扱う内容は高度で全体像が見えず、また、法律文書の作成方法・見本というものは一切大学では教えてくれないので、法科大学院入試、司法試験対策としては伊藤塾の講座が法律科目学習の中心となりました。  

私がとった勉強方法 

大学の授業で足りないのは、まず基礎知識の平易な解説です。その点、基礎マスターのテキストは非常にわかりやすく、分量も適切で、特に民法、行政法は全体像が頭に入るまで何度も繰り返し読み直しました。授業の内容が高度な大学の定期試験であっても、法科大学院入試や司法試験と根本的なところではつながっていますので、早いうちに基礎マスターの復習をし、基本書に進む前の基礎的なインプットを徹底することが有益だと思います。
 
また大学の授業を受けてもアウトプットの方法がわかりません。伊藤塾の論文マスターで問題を解き解説を聞く、解答例を見る、ということをしてやっと法律論文の書き方が分かってきました。周りを見ても、受験指導校に通ったことのない人の初期の答案を見ると、法律文書としてはなかなか厳しいものがあったりします。文書作成は訓練しなければなりません。
 特に上位の法科大学院では、大学によってはかなり高度な問題が出題されています。しかし試験時間内で出題者の意図を正確に理解し答案にすることは、多くの受験生にとっては簡単ではありません。そのような問題に出会った時、なんとか作り上げた答案が基礎をしっかり押さえていることが合格のための条件だと思います。基礎マスターのレベルを中心とした基礎的な知識の反復が、試験には効いてくると思います。