海事代理士は「海の行政書士」「海の司法書士」と呼ばれる、海に関連する法律のスペシャリストです。海に囲まれる島国の日本にとっては重要な法律資格の一つです。
貿易の99% が海からとなる我国において今後ますます需要が増す国家資格となることでしょう。
主に船の登録や変更などの手続、安全性検査の申請、小型船舶操縦免許証の更新等を行います。さらに造船や貿易、海上や船に関するコンサルタント等幅広く活躍しています。
また、職務上請求ができる八士業( 海事代理士・行政書士・社労士・弁護士・司法書士・弁理士・税理士・土地家屋調査士) の一つです。
受験をする上で、学歴、年齢、性別等による制限はありません。
年1 回実施され、例年9 月実施の筆記試験と1 1 月実施の口述試験に合格する必要があります。
【令和7年度 試験スケジュール】(参考)
■筆記試験
【試験日時】
令和7年9月25日( 木) 10:15~17:00
【合格発表】
令和7年10月30日(木)
■口述試験
(当年の筆記試験合格者及び筆記試験免除申請者が対象)
【試験日時】
令和7年11月25日(火)10:30~17:30
(同日17:30以降又は同月26日に実施される場合もあります)
【合格発表】
口述試験終了後20日以内
■申込期間
2025(令和7)年8月1日(金)から8月31日(日)まで
【試験科目】
■筆記試験 20科目
①憲法 ※
②民法 ※
③商法(第3編「海商」のみ対象)
※ 行政書士試験の学習経験を持つ方には、大きなアドバンテージがあります。
①国土交通省設置法
②船舶法
③船舶安全法
④船舶のトン数の測度に関する法律
⑤船員法
⑥船員職業安定法
⑦船舶職員及び小型船舶操縦者法
⑧海上運送法
⑨港湾運送事業法
⑩内航海運業法
⑪港則法
⑫海上交通安全法
⑬造船法
⑭海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律
⑮国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律(国際港湾施設に係る部分を除く。)
⑯領海等における外国船舶の航行に関する法律
⑰船舶の再資源化解体の適正な実施に関する法律及びこれらの法律に基づく命令
■口述試験 4科目
①船舶法
②船舶安全法
③船員法
④船舶職員及び小型船舶操縦者法
【合格基準】
海事代理士試験では、筆記試験、口述試験共に全科目の受験が必須です。
■筆記試験
筆記試験20科目の総得点240点の60%以上の得点をあげた者。
ただし、全科目受験者の平均正答率が60%を上回る場合には平均正答率以上の得点をあげた者。
■口述試験
口述試験4科目の総得点40点の60%以上の得点をあげた者。
【近年の合格率等】
申込者数、受験者数は近年、右肩上がりに増えています。
他資格保有者等、試験に慣れている受験生が多い試験です。その為、合格率ほど容易な試験ではありません。試験科目や時間など変更も多いので、きちんとした準備が必要です。
行政書士業務と関連して海での仕事もしたく受験しました。この講座の教材だけで間違いなく合格点まで持っていけます。さらにアウトプット講義と模試で十分な演習も行うことができました。
独学での習得を目指したこともありますが雲をつかむような感じで、何をしたらいいかわからず早々に断念しました。このような難解な試験を体系的に学習できる機会は大変貴重なものと思います。
全科目のインプット講義があり初学者にとっても知識を習得し易そうだと思ったので、伊藤塾での勉強に決めました。レジュメにて、必要な条文を取捨選択しており、条文により出題蓋然性を ランク分けしてくれていたので学習がし易かったです。口述模試を東京・大阪・名古屋・Z o o mで実施してくれたのもありがたかったです。
対策本やデータも乏しい状況で時間を無駄にしたくないという思いから実績のある伊藤塾での学習が効率的だと考え受講しました。
独学だと最低限抑えなければならないところを自分で設定しなければならないですが、伊藤塾で予め絞り込んでくれているので非常に有り難かったです。講師もテンポよく話してくれるので集中して講義を聴くことができました。口述模試も早めに受けたおかげで本番のイメージが湧きました。
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