合格できたのは基礎マスターで、早いうちに全体像を把握し、ゴールを知ることで、安心感を持って勉強を続けられたことです。

K.A さん(22歳)
 

合格者イラスト
同志社大学法学部4年在学中
【合格校】
・神戸大学法科大学院(既修)、 名古屋大学法科大学院(既修)、 早稲田大学法科大学院(既修)、 中央大学法科大学院(既修)、 同志社大学法科大学院(既修・全額免除学生)
◆適性試験 / 第1回:239点 第2回:221点
◆学部成績 / GPA:3.02
◆受講講座 / 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、適性試験シミュレーション など

※プロフィールは、2012年合格時点のものです。

はじめに

私は常々、人と深くかかわる仕事がしたいと思っており、法曹の仕事にも以前から興味を持っていました。そして、2回生の夏休みに、「とりあえず1年間勉強して、どうしても無理そうなら就職活動をしよう。」と決め、司法試験に向けての勉強を始めました。伊藤塾に通い始めたのは、友人と参加した体験講義で、今まで退屈だった法律の勉強をおもしろいと感じ、ここでなら頑張れると思ったからでした。

私がとった勉強方法

法律科目対策について

私はまず、膨大な試験科目の全体像がつかみたかったので、復習もそこそこに、インターネットで基礎マスターをすべて聴きました。その際には、とにかく内容の理解に努め、わからないところはライブの講義に出て講師に質問し、後に自分の思考をたどれるよう必要なだけテキストにメモを書き込みました。
そして、一通り基礎マスターを聴き終わったあとは、論文マスターの講座を使って、答案構成→インターネットで講義を受ける→復習(基礎マスターを聞き直す、論証パターンを自分なりに加工するなど)を繰り返しました。
私が自身の勉強で成功したと思う点は、早いうちに全体像を把握し、ゴールを知ることで、安心感を持って勉強を続けられたことと、復習のしやすさや本番の答案作成を意識して情報を整理することで、今後も司法試験まで使い続けるであろう教材ができたことです。しかし、情報の整理に気をとられるばかり、アウトプットの機会を減らし、十分な知識を試験本番で使えるレベルで暗記できなかった反省点です。

適性試験対策について

適性試験対策としては、3回生の1月から伊藤塾の講座を受講し、2月のはじめから毎日、1、2部のどちらかを6問+3部を1問解きました。結局3部の点数はあまり上がりませんでしたが、1部は問題パターンとパターンごとの正解・不正解の作り方を分析し、2部は三浦講師の指導に従って図の書き方を工夫した結果、安定して高得点が取れるようになりました。

学部成績について

学部の試験では、教授の支持する説を書いた人を優遇するなどということはありませんでした。伊藤塾で得た知識を、教授が授業で強調したポイントを押さえながら答案に示せば、十分いい評価が得られると思います。

最後に

法科大学院の試験は、どの法科大学院であれ、伊藤塾で必要だと言われた学習ができていれば、十分上位合格ができる試験だと思います。そして、司法試験に合格できるか否かは、法科大学院入学までに蓄えた力で決まるとも言われています。
私は、法科大学院には合格できましたが、先述のように暗記がおざなりになっていたこともあり、司法試験合格にはまだまだ力が足りないと感じています。後輩の皆さんは、周りに左右されることなく自分が必要だと考える学習を貪欲に行い、他の受験生から抜きんでる実力をつけて頂きたいと思います。