伊藤塾での学習が大学の授業の予習や復習にもなり、基礎知識の修得を効率的にできました

M.F さん(22 歳)

合格者イラスト
大阪市立大学法学部4年在学中
◆ 適性成績/第1回:178 点 第2回:196 点
◆ 学部成績/GPA3.71 
◆ 受講講座/司法試験入門講座本科生+ リーガルトレーニング、適性試験公開模試など
◆ 合格校/京都大学法科大学院(既修)、大阪大学法科大学院(既修)、神戸大学法科大学院(既修)、大阪市立大学法科大学院(既修・全額免除学生)

プロフィールは、2015年合格時点のものです。

 

はじめに

私は、大学での無料法律相談活動や法曹として活躍しておられる大学の先輩方の話を伺ううちに、法曹を目指したいと思うようになりました。そして、大学の先輩の多くが通われており、かつ、合格実績のある伊藤塾ならば法曹になる近道だと思い、入塾しました。また、法科大学院については、西日本では1 番の司法試験合格率で、レベルの高い環境の下、勉学に励んでいきたいと思い、京都大学を志望しました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識の修得・法理論の修得について

もちろん大学の授業で行っていた部分もありますが、やはり基礎マスターテキストにはお世話になりました。基礎マスターテキストは、詳しい基本書が読みやす くなったものであるといえます。基本書は、ずっと文字が羅列してあるだけで読みにくい印象を受けます。しかし、基礎マスターテキストは、イラストがあった り、判例の掲載があったり、また学説の対立に入る際も問題の所在がわかりやすく書いてあり、理解がしやすかったように思います。また、入門段階から論文対策を意識した基礎的な学習をすることができれば、論文で出題される事例問題を見ても、どのように答案を構成していけばいいのかをすぐに理解できると思います。

実践段階の学習について

3年次の12月まで体育会の活動をしていたため、ほかの受験生より試験対策がだいぶ遅れていました。しかし、基礎マスター・論文マスター受講後は、ひたす ら論文マスターで行った問題研究の問題を繰り返し解きました。問題研究(問研)には、試験で重要な問題ばかりが掲載されており、実際の法科大学院過去問 も、ほとんど問研の問題と類似の問題があります。とにかく、問研をやりこなすことが重要だと思います。
また試験に合格しなければ入学できない以上、その試験の内容や特性をつかんでおく必要があります。はじめは知識もほとんどなく1科目の答案を仕上げるだけ で数時間もかかってしまいました。しかし、そのような状況でも答案を書き続けることで、知識も増え、答案を書くことにも慣れていきました。知識がないと答案を書くことはできませんが、いつまでもテキストばかり読んでいても答案は書けません。どうしてもわからない問題だと思っても、基礎マスターテキストや問研をヒントにすれば解ける問題ばかりです。最初はテキストを横に置いてでも構わないので、早いうちから過去問にチャレンジすることをおすすめします。

学部成績について

大学の授業は半期に1単元(たとえば物権や債権総論)しか進めることができず、知識がぶつ切り状態になってしまいます。そこで、なかなか法律を全体として学習することができません。しかし、伊藤塾の講義は1科目を通して行うため、その法律についての全体を見通すことができ、知識の定着も早かったように思います。また、伊藤塾での学習が大学の授業の予習や復習にもなり、基礎知識の修得を効率的にできたと思います。

最後に

勝因は、多くのテキストに手を伸ばさず、基礎マスターテキストと問題研究に絞って学習を進めていったことだと思います。あれもこれもしないといけない状態をつくってしまえば、自分が苦しくなるばかりです。目の前の問題を何度も解きこなすことで自分の自信につながり、ゴールは近づくと思います。