部活と勉強の両立は大変でしたが、WEB受講や毎月のスケジューリングで、計画性を持って学習を続けることができました。

難関国公立法科大学院合格!

T.Oさん
 

合格者イラスト
新潟大学法学部4年在学中
合格校:一橋大学法科大学院(既修)、早稲田大学法科大学院(既修・半額免除)、法政大学法科大学院(既修・全額免除)、慶應義塾大学法科大学院(未修)、中央大学法科大学院(未修・半額免除)
受講講座:司法試験入門講座本科生、適性試験公開模試、法科大学院別法律科目論文模試 など
  ※プロフィールは、2016年合格時点のものです。

はじめに

 私が弁護士を目指したきっかけは、高校生の時に参加した模擬裁判選手権でした。実際に弁護士の先生とお話しする中で、自らの信念を持って、誰か一人のために、そして社会のために働く職業に強く憧れるようになりました。学部3年の春から独学で法科大学院試験対策をはじめたのですが、ただ基本書を読むだけでは時間ばかりかかって、どこが重要なのか把握できず、論文を書けるようになるとは思えませんでした。そこで、受験指導校の利用を考えるようになり、書店で手にした伊藤塾の試験対策講座の本のわかりやすさに感動し、学部3年の8月に、伊藤塾に入塾しました。

私がとった勉強方法

 伊藤塾に入塾してからは、とにかく基礎マスターを通して受講することに努めました。大学の授業だけでは全ての科目を網羅的に学ぶことはできず、どうしても穴が生まれてしまいます。そこで、はじめは一通り法律学を勉強することで、全体像を把握するとともに、自分の得意不得意を見つけることに専念しました。復習時は、特にAランクB+ランクと指定されたところを重点的に覚えるようにし、細かいところまで完全に理解しようとはせずに次に進むことを優先しました。また、私は伊藤塾に入塾した時期が遅く、法科大学院入試までに、論文マスターまで終わらせることが困難だったため、基礎マスターと並行してステップアップ論文講義を受講しました。この講義では、短時間で各科目の論文の型、論文を書くために勉強すべきことを学ぶことができました。
 私は学部3年の2月まで部活動を続けており、部活と勉強の両立は大変でしたが、WEB受講なら時間の空いた時に講義を進めることができるので、大変助かりました。さらに、クラスマネージャーによる毎月のスケジューリングの電話では、学習の進捗状況を確認してくださるので、在宅生でも計画性を持って学習を続けることができました
 基礎マスターを受講し終わると、学部4年の6月から、予備試験の論文式試験の過去問や法科大学院の過去問を解きはじめました。過去問を解いた際にも、わからないことがあったときは常に基礎マスターのテキストに戻り、該当箇所を復習しました。基礎マスターのテキストは索引も充実しており、どこを見てもわかりやすい記述がなされているので、復習しやすかったです。基本書には戻らずに基礎マスターのテキストだけで復習を繰り返し、試験直前も論文ナビゲートテキストで最後まで論証を確認しました。

予備試験との併願について

 予備試験は、自分の理解具合を把握するためにも受験しました。短答式試験の過去問を解くことで、自分の理解が甘いところを把握することができましたし、法律学の勉強という点では変わらないので、法科大学院入試に必要な知識も補うことができると思います。また、78月の法科大学院入試前に一度試験を経験できることも、メリットかと思います。

最後に

 私のような地方の国立大学にいると、法曹志望の学生自体が少なく、仲間がいないことで辛い思いをするかと思います。また、周りに受験指導校を利用している人がおらず、利用すべきかどうか悩むこともあるかと思います。私自身、学部の先生から、受験指導校の利用に否定的な意見を言われたことがありました。しかし、自分の将来を決めるのは自分自身ですから、周りの意見ばかりに流されず、自分に必要だと思ったら、迷わずに利用することをおすすめします。決断が早ければ早いほど、自分の将来の道が広がると思います。