伊藤塾の講義・教材だけをしっかりやれば、十分すぎるほど合格点に到達する

在学中合格

J さん
 

合格者イラスト
一橋大学法学部4年
◆ 受 講 講 座 / 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験論文過去問マスター、予備試験全国公開短答模試、予備試験全国公開論文模試など ◆ 合 格 校 / 慶應義塾大学法科大学院(既修)、早稲田大学法科大学院(既修・全額免除学生) ※プロフィールは、2018年合格時点のものです。

はじめに

私は大学入学まで、大学受験は通過点にすぎないという考えを持っておらず、入学と同時に気が抜け、遊びに明け暮れた。勉強習慣は当然抜け、もちろん客観的にみれば充実していたかもしれないが、実際は明確な目標もないままダラダラと1年を過ごしてしまった。2年生になるとき、「このまま目標も持たないまま適当に就活して、適当な会社に入ってつまらない人生を送るよりは大きなことを成し遂げたい」と漠然と考え、司法試験制度の内容を知り、司法試験を志すようになった。伊藤塾の実績が一番よいと知り、説明会に行った。呉講師の講義が非常にコンパクトかつ効果が出やすいと聞き、42期呉クラスを受講することにした。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

もっとも、はじめは法科大学院合格を目標としており、予備試験を受けるかは未定だった。しかし、受けるからには受かりたいと思い、対策を開始した。まず、基礎知識の修得については基礎マスターのみをやり、ほかの教材や基本書には手を出さなかった。

勉強方法 短答式試験対策について

短答は、とにかく過去問が大事と聞いていたので、過去問を繰り返した。3月末あたりから短答対策を始めたが、1周目は民法、刑法を除いてほとんど正解できず、短答といえど難しいということを実感し、それから本番までの2 ヶ月弱は、苦手だった刑訴、民訴、行政法は3周し、商法、憲法は2周して詰め込んだ。この方法で、商法以外は本番でも思うように点数が取れた。

勉強方法 論文式試験対策について

インプットは年末までに済ませ、1~3月は問題研究の答案構成、重要度の高い問題は答案作成を行った。短答後も問題研究の答案構成を繰り返し行った。自分では論証を覚えているつもりでも、現場では度忘れすることはよくあるので、条件反射で答えられるようにした。この作業は本番でも非常に有効だった。
基礎マスター、問題研究以外には手を出さなかった。伊藤塾の教材だけをしっかりやれば、十分すぎるほど合格点に到達するので、むやみに基本書や演習書、答練などをやろうとしすぎると失敗の原因になると聞いていたし、自分でもそう思っていたため、そこは気をつけた。

おわりに

伊藤塾を利用してよかったこととしては、伊藤塾の講義・教材のみをやれば、十分に結果が出せることである。特に呉クラスは迅速かつ効果的にインプット・アウトプットを行うことを目指しており、その効果は大きかった。そのおかげで、2年コースの私はモデルプラン通りに最短合格をすることができた。もっとも、予備試験に受かるうえでは実力のみならず運の要素も大きい。そのため、合格直後の現在は満足感が大きいが、一発合格できたからといって慢心せず、抜けている分野の復習をしつつ、来年の司法試験も一発で合格できるように12月からは徐々にギアを上げて対策して行きたい。