独立性の高い法曹という資格により、これからの変化の大きい社会において柔軟に対応

I.Zさん
合格者イラスト

名古屋大学法科大学院(既修)2年
◆出身大学/名古屋大学法学部
◆ 受 講 講 座 /予備試験論文直前答練+全国公開論文模試、予備試験口述模試など
※プロフィールは、2019年合格時点のものです。


はじめに

司法試験を目指した理由としては、法曹という資格の独立性の高さにあります。手に職をつけることにより、これから変化の大きい社会において柔軟に対応していこうと思いました。また、法学部に進学していたこともあり法曹という資格に魅力を感じました。

私の勉強法

短答の対策としては、過去10年分の過去問をひたすら解き続けました。1日50問やれば大体5日間くらいで問題集を1回解くことができます。あとはそれをひたすら解きます。直前期は1日100問×7科目を毎日やりました。これだけやれば大丈夫です。
論文対策としては、まずは基本的な問題の載っている問題集をやることにより典型論点の処理について勉強しました。また最低限論証が頭に入っていないと答案が書けないため論証の暗記も行いました。そして、最も大切にしたことは条文から思考して三段論法を守るということです。すなわち、条文の文言から問題提起、趣旨、理由づけ、規範、事実を規範にあたるか評価、結論という型を徹底しました。また要件は全て充足してはじめて効果が発生するため、全ての要件を検討するという意識も徹底しました。このように、典型論点の処理と論証がある程度頭に入ったあとは答案の書き方にも意識を集中させ点数の入る書き方ができるようにしました。

学生生活との両立について

学生生活においては飲み会や旅行など様々なイベントがあります。これらのイベントを全て無視して勉強に捧げることも可能ですが、思い出がない少し悲しい感じになります。そのためメリハリをつけて自分のなかで直前期などオンモードの時はめちゃくちゃ勉強し、論文後などある程度時間にゆとりある時には遊んだり旅行に行ったりなど器用にこなすのがよいと思います。また睡眠時間を削るのは効率が悪いと感じるため、削りませんでした。普段から8時間は寝ていましたし、眠い目をこすって勉強することはなかったです。眠い時に勉強しても頭に入らないですし、寝た方が脳も回復していいと思います。

おわりに

司法試験では2時間、8枚と予備試験とはスケールが大分変わります。また過去問を解く限り問題の難易度が圧倒的に上がると思います。そのため気を引き締めて日々やるべきことを積み上げたいと思います。