法科大学院合格には学部成績も必要だが、伊藤塾の勉強をしていれば苦労しない

合格者イラスト
P さん  京都大学法学部3年
 
◆学部成績
GPA 3.92 / A +:A:B:C=34:14:4:0
◆受講講座
司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、 予備試験全国公開短答模試など

◆合格校
京都大学法科大学院(既修)早期卒業

はじめに

私が伊藤塾に入塾したのは、1回生の6月頃でした。私が入学した京都大学は法曹志望も多いのですが、最初の1年は専門的な授業があまり行われないので、その1年を先取りに使えないかと思い入塾しました。最初は友達からなぜ受験指導校に行くのか不思議がられましたし、大学内でも受験指導校に通うのは抜け道だという雰囲気を感じていましたが、別に受験指導校に通うことで目標に近づけるなら構わないと思っています。事実私が期末試験でよい点数をとれたのも伊藤塾でコツコツと勉強してきたからだと思います。もちろん、大学の授業と自学でよい点数をとって予備試験や法科大学院入試にも合格される方はたくさんいらっしゃいます。ですが、勉強していく過程で必要性を感じれば受験指導校に通うことも間違った選択肢ではないと思っています。
 

私の勉強方法

【基礎学習について】
私は基本的に基礎マスターテキストで勉強してきました。基礎マスターの講義数は正直少ないとはいえないと思いますが、とりあえず1周聴き終えることを目標にしました。1周目ではわからないことだらけで、心が折れそうにもなりましたが、そういう人がほとんどだという先輩からの話もあり、それを信じてまずは1周聴き終えました。基礎マスターテキストは情報量としては適切だと思います。もちろんもうすこし文脈が知りたくなれば基本書などで調べて補完することもありますが、情報のメリハリがついていると思います。誰も知らない論点を知っていても、誰もが知っている論点を落としては意味がないので、そういった論点のメリハリをつけるという点で講師の方々がランクづけをしてくれますし、これに関しては独学ではなかなか難しいと思います。私は法科大学院に進学するわけですが、やはり予備試験に短期合格する方は1年生から必死に努力する方も多いと思います。そういう意味では僕の努力は全然足りなかったのだと思うので、予備試験の短期合格を見据えるならばエンジンを早めにかけたほうがいいのだと反省しています。
 
【法科大学院対策について】
私は3年次枠で京都大学法科大学院に合格しましたが、合格のために特別にしたことはあまりないです。Webサイトに載っている過去問を見てだいたいどの分野が出ているのかをざっと見た程度です。そのうえで、伊藤塾の問題研究を復習することや予備試験の過去問を解くことにより、自ずと京都大学法科大学院合格に近づくと思います。ただ京都大学法科大学院は書類点の配点が高いため、内部生も外部生も学部試験で良い成績をとらなければならないのは注意が必要です。目標点についてはネット上で成績開示をされている方の記事を参考に設定しました。伊藤塾の塾生は予備試験に向けて勉強されている方が多いと思うので、法科大学院対策のために基本書を読みあさるなど無理に勉強スタイルを崩さない方がよいと考えます。

早期卒業・飛び入学合格について

3年次枠だからといって特別な対策が必要だとは思っていません。自分の行きたい法科大学院の配点からどれくらい点数をとればよいのかを考えて、日々伊藤塾の勉強に励めばいいと思います。強いて言えば、京都大学法科大学院合格を見据えるなら、学部試験の点数を高く保つことができれば合格に近づくとは思います。この点、伊藤塾の勉強をちゃんとこなしていれば、学部試験で苦労することはないはずです。ただ学部試験の点数が低いからといって合格できないということは決してなくて、しっかりと本試験でよい答案を書ければ合格できます。

おわりに

私は法科大学院に合格してつらつらと体験記を書いてきましたが、自分ではまだ何も成し遂げていないと思っています。法曹になるには司法試験に合格しなければならなくて、そのために法科大学院で必死に勉強しなければならないのです。合格したからといって気を抜くことなく、司法試験合格へ向けて努力していこうと思います。