法学部出身でもなく、法科大学院進学もしていない私も合格。法律と接点がない人も心配要りません

大学在学中に合格

B さん
 

合格者イラスト
会社員
◆ 出 身 大 学 /早稲田大学商学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験全国公開短答模試、予備試験口述模試 など
  ※プロフィールは、2017年合格時点のものです。

はじめに

私が予備試験を目指したきっかけは、国家資格の最高峰に位置する試験に挑戦してみたいという欲求に加えて、社会のあらゆる領域で活躍可能性がある法律家の仕事に感動をも孕んだ、やり甲斐を感じたからです。 また、昨今の時勢的にも、法律が許容している自由な言論や正当な権利が圧迫されている様や司法が最後の砦となって巨大私企業や国家の権力の行き過ぎを抑制することが求められていることを感じ、理屈よりも今法律を学ばないといけないという、突き動かされるような気持ちで学習を開始しました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

まず、入門期は呉講師の40期シケタイクラスを受講し、刑事訴訟法、民事訴訟法、商法は38期の講義を先聴きすることで一足早く全体像を把握することにしました。学習スタイルとしては、講義を聴き、その復習をするというスタンダードなもので、マーク箇所を中心にメリハリをつけて復習しました。 その際に意識したのは、過去問になるべく早く着手することです。過去問(短答、論文)を通じたアウトプットで予備試験・司法試験がどのような分野をどのような聞き方でどの程度理解を示すことを求めているのかを体得することができます。過去問を通じて試験の相場観を持ちつつ、基礎固めをすることで無駄を省いた学習が可能になると思います。上記クラスでは、早期に論文式の問題に着手しますし、下三法については論文を検討しながら基礎知識をインプットしていきますので、上記のアウトプット前提の基礎学習を無理なく実行することができました。

論文式試験対策について

論文対策では、伊藤塾の問題研究・予備試験や司法試験の過去問を繰り返し解くと同時に、模範答案を構成の形に引き直してみるなど、答案に表現されていない問題の処理手順や思考過程が自分のものになっているかを確認することを意識しました。呉講師のクラスでは、緻密にマーク指示がなされ、必要な条文・解釈論等の知識面はコンパクトかつ精度の高い復習が可能です。したがって、問題文の読み方や各種請求権ないし証拠能力等の処理手順の確立に集中することができました。

口述試験対策について

口述対策としては、過去問再現を使って問われている知識をテキストで参照し、口述試験特有の質問の流れを確認しました。また、民事特有の問題として要件事実対策がありますが、教材は基礎マスターテキストで十分でしたので、何度か復習しつつ必要に応じて短答過去問や問題研究を使って知識確認をしました。最後に、口述模試を活用し立ち振る舞いや答え方の形式面を調整しました。

伊藤塾の学習と大学生活、仕事家庭との両立について

法科大学院に在籍してもいなければ、法学部出身でもなかったのですが、入門講座を受講してわからないという感覚はほとんどなく、もっと言えば自分の専攻していた分野より理解に易しいくらいの印象でした。したがって、もし、法律と接点がなかったという理由で学習を躊躇している方がいましたらそこはご心配なく。法律は決して排他的な学問ではありません。

最後に

これだけ自分を夢中にさせてくれた法学という存在に出会えたことにまず感謝し、控える司法試験、修習、二回試験に全力で向き合いたいと思います。そして、今後、自分を取り巻く環境も忙しなくなると思いますが今まで通りに誠実に取り組みたいと思います。