入塾当初のガイダンスで教わった勉強方法をなるべく忠実に実行するようにしました。

K.Uさん
 

合格者イラスト
同志社大学文学部卒業
合格校:慶應義塾大学法科大学院(既修)
受講講座:司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、適性試験 公開模試、適性シミュレーション など
  ※プロフィールは、2016年合格時点のものです。

はじめに

 私は社会人1年目の4月より伊藤塾で学習をはじめました。法律の学習をはじめたのは、今後のキャリアのために何か資格の勉強をしようと考えていたところ、どうせ目指すなら難しい資格がいいと思い、司法試験に挑戦することにしました。伊藤塾を選んだ理由は、何かで紹介されていた伊藤塾長の本を読んで伊藤塾の理念に共感したことと、相談に行った際のスタッフの対応がとても親切だったからです。

私がとった勉強方法

 私はこれまでいわゆる受験勉強というものをしたことがなく、講義についていけるか、膨大な量の暗記をこなせるか、とても不安でした。また、自分が怠け者であることも自覚していたため、働きながらではあったものの通学受講(自宅と会社・伊藤塾が歩いて行ける範囲にあったため)を選択し、講義はよほどのことがない限り出席するようにしていました。そして、入塾当初のガイダンスで教わった勉強方法をなるべく忠実に実行するようにし、基礎マスター段階では復習を徹底して答練にも積極的に参加していました。当初はめちゃくちゃな答案しか書けませんでしたが、それでも答案例や優秀答案を参考に実際に書くことを怠らないようにしました。
 論文マスター段階でも答練をペースメーカーに受講を進め、講義で大事だと言われた定義・規範を理解しながら覚えていきました。覚える作業は仕事の休憩時間や移動中などを利用し、休日は論文マスターの受講と答案作成などに充てていました。この段階で心が折れてしまわなかったのは、答練というペースメーカーがあったからです。答練でよい点数を取れるように勉強し、よい点が取れるとそれがそのまま自信につながりました。
 慶應義塾大学法科大学院対策としては、過去問を2年分ほど解いた以外は特に何もしていません。基本的な問題がほとんどなので、特別な勉強をしなくてもA・B⁺の論証さえしっかり押さえておけば対応できると思います。ただ、試験時間が短いので時間内に書ききる練習をしておくことをおすすめします。

最後に

 当たり前のことですが、淡々と日々努力することが大事だと感じました。私の場合は働いていたため思うように勉強時間が取れず、もどかしく思うことも少なくありませんでしたが、飲み会や休日の誘いを断って時間を捻出するようにしていました。多少付き合いの悪い奴だと思われることは覚悟のうえ、何よりも勉強を優先してきた結果だと思います。また、家族や同僚の理解、伊藤塾のスタッフの方々のサポートには本当に感謝しています。