答案を作成することによって記憶の定着も進む。インプットとアウトプットの両面から論述の練習は重要

難関国公立法科大学院合格!

B.Pさん
 

合格者イラスト
東京大学法学部4年
◆学部成績/[GPA]:(3.26)S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=4:14:17:7
 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練など
 ◆合格校/東京大学法科大学院(既修)

はじめに

11歳の頃に小規模な紛争に巻き込まれそうになったことから弁護士を目指すようになり、今に至ります。進学先として東京大学法科大学院を選択したのは、東京大学に在籍していたからです。特に迷うことはありませんでした。伊藤塾に入塾したのは大学1年の秋ですが、だらだらと受講していたこともあり、本格的に勉強を開始したといえるのは大学2年生の冬頃からかもしれません。

基礎的な法知識・法理論の修得について

基礎的な法知識に関しては、専ら基礎マスターを利用して勉強していました。大学の授業なども基礎マスターに立ち返りつつ受講していたので、勉強の中心は基礎マスターにあったと言えます。もっとも、基礎マスターに立ち返っても疑問点が解消されない場合には、授業のレジュメや基本書を参照することもありました。基礎的な法知識の修得は基礎マスターで十分だと思いますが、論述の訓練なしには答案を書けるようにはなりませんでした。答案を作成することによって記憶の定着も進むため、インプットとアウトプットの両面から論述の練習は重要だと思います。論述の練習として、論文マスター、コンプリート論文答練、予備試験の過去問を利用しました。典型的な問題については、論文ナビゲートテキストの論証パターンを利用したり、自作の論証パターンを用意したりすることで対応が容易になるため、これらを利用したり用意したりすることも大切だと思います。

法科大学院対策について

〈東京大学法科大学院〉

東京大学法科大学院入試の対策として、過去問7年分を自主ゼミで解きました。入試本番ではマス目のある答案用紙が配付され字数制限が課せられること、時間制限が厳しいことを念頭に置き、特に字数と時間を意識して問題を解くことが重要だと思います。また、東京大学法科大学院入試では、過去に憲法の統治の分野や民事手続法、手形小切手法の出題もされていたことから、これらの分野も最低限の確認を行いました。

おわりに

東京大学に在籍していて法科大学院進学を目指す方は、どうか気を引き締めてください。東京大学にいると「適当に勉強してても法科大学院は受かるだろう」と思ってしまうこともあるかと思いますが、そこまで簡単ではありません。また、授業中に聞いたことがあるような話が出題されることもあるので、授業はまじめに聞いておくことをおすすめします。