検察官出身者が多く、司法試験対策に力を入れていることから慶應義塾大学を志望

 

合格者イラスト
B さん  早稲田大学法学部4年
 
◆学部成績
GPA 3.76 / A+:A:B:C=62:46:24:4
◆受講講座
司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、法科大学院別過去問分析講義+法律科目論文模試など

◆合格校
慶應義塾大学法科大学院(既修)
早稲田大学法科大学院(既修)全額免除

はじめに

大学の授業で検察官の話を聴き、真実を追求し、問題の根本的な解決を図り、様々な分野の仕事に関わることができ、いろいろな地域で生活できるこの仕事に強く魅力を感じました。検察官は、事件の全ての関係者の供述や客観的証拠が記載された調書を読み、被疑者と1対1で向き合うことで、真実を追求します。そして、被害者や加害者のその後について取り扱う委員会が検察にはあり、その場しのぎではなく、当事者の根本的な問題の解決を図ることができます。さらに、転勤が多いこと。私はずっと東京で暮らしているため、他の地域や他の国に住む機会を与えられる職に魅力を感じました。また、検察官説明会に行った際、懇親会で話した女性検事の人柄に強く惹かれ、また、模擬取調べに参加し、その奥深さに心を打たれました。いろいろな人が別々のことを真実として主張する調書を読み、内容を頭に入れ、被疑者に尋ねる事柄を被疑者との会話との中で臨機応変に決めます。取調べ中に、調書に記載された被疑者に有利な新情報を与えれば真実をねじ曲げてしまう危険があるにもかかわらず、私は模擬取調べでその過ちを犯してしまい、検察の方に注意されました。しかし、次からはもっと上手く取り調べしたい、面白い、このままでは終わりたくないと思い、取調べに惹かれました。また、私は昔から様々な人間が1つの事柄について主人公として語る小説が好きで、検察の調書はそれに通ずるものがあると感じ、天職だと思いました。慶應義塾大学法科大学院は、検察官出身者が他の法科大学院に比べ多いこと、大学内での司法試験対策に力が入っていること、説明会に行った際の在校生の真面目な人柄に惹かれたことから志望校としました。伊藤塾は、司法試験予備試験の実績があることから、大学1年の後半に入塾しました。

私の勉強方法

【基礎学習について】
基礎マスター、論文マスターを受講しました。私は大学の授業やサークル、ゼミが忙しく、基礎マスターの講義を受け切ることに時間がかかり、しかも漫然と聴いているだけで全く頭に入っておらず、復習のやり方に当初は苦労しました。しかし論文マスターが始まり、基礎マスターの重要な点を知ることができ、やっと力がついたと感じました。
 
【法科大学院対策について】
〈慶應義塾大学法科大学院・早稲田大学法科大学院〉
頻出分野や基本分野について、まず全科目の論文マスターを完璧にして、最後に足りない分野の知識を基礎マスターで補いました。また、伊藤塾の法科大学院別過去問分析講義の慶應義塾大学編・早稲田大学編、同じく両校の論文模試を受講し、時間の使い方や点の取れる答案の書き方を学びました。

おわりに

私は伊藤塾に入塾していなければ、慶應義塾大学法科大学院・早稲田大学法科大学院には受からなかったと断言できます。伊藤塾の論文マスターは、慶應義塾大学法科大学院・早稲田大学法科大学院の過去問レベルの問題を、どのような着眼点で解いたのか、キーワード・キーセンテンスは何かを丁寧に解説してくれるため、重要な論点を効率よく学習できます。伊藤塾に入塾してよかったと心から思います。
今年は法科大学院対策が忙しく予備試験を受験しませんでしたが、東京大学法科大学院に落ちたことで、予備試験の学習が大事であることを痛感し、また、東京大学法科大学院に落ちたことがとても悔しく、慶應義塾大学法科大学院進学後は、授業の予習復習だけでなく予備試験の勉強も続けるつもりです。法科大学院対策は、予備試験を本気で目指している人にとっては簡単らしいですが、法科大学院入試は決して優しいものではないと思います。時間配分などに注意して頑張ってください。