明日の行政書士講座 バックナンバー

明日の行政書士講座 第108回

【タイトル】

かけだし行政書士のホンネ
~これからが本番!~

【日時】

2019年2月2日(日)18:30~20:30

【講師】

田中 真理子 先生
遠藤 文彦  先生
山口 拓朗  先生

先生のプロフィール

 

 
行政書士田中真理子事務所
 

 
・登録年月:2017年4月
・開業年月:2017年4月
・取扱業務:成年後見、国際業務、遺言・相続 行政書士試験合格から2年、覚悟を決めて1歩を踏み出し、
周りの方にも恵まれ、試行錯誤をしながらコツコツ仕事を
続けています。これからどうしようかな?と思っている方、
かけだし行政書士の話を聞いてみませんか。

 

 

 
行政書士遠藤文彦法務事務所
 

 
・ 登録年月:2017年7月
・ 開業年月:2017年10月
・ 取扱業務:遺言・相続、国際業務、法人設立 「人生は一度きり。ならばやらずに後悔するのはもったいな
い」と、30年余のサラリーマン生活に別れを告げ、迷うこ
となく開業。会社員時代には味わえなかった日々の連続に、
大いなる喜びを感じながら業務に邁進している。

 

 

 
行政書士山口拓朗事務所
 

 
・ 登録年月:2015年1月(使用人登録)
・ 開業年月:2018年10月
・ 取扱業務:国際業務、許認可、遺言・相続

使用人行政書士として約4年の修行を経た後、念願の独立
を果たしました。
実務の学び方も、独立のタイミングも、行政書士は十人十色
です。正解はひとつではありません。是非、自分だけの
「これから」を見つけて下さい。

 

【実施報告】

2019年2月2日(土)に、伊藤塾東京校(渋谷)にて第108回明日の行政書士講座『かけだし行政書士のホンネ〜これからが本番!〜』が開催されました。
 毎年2月上旬に開催される「明日の行政書士講座」は、恒例の秋桜会会員3名によるパネルディスカッションとなります。今回も秋桜会会員である3名の先生方にご登壇いただきました。
 ご登壇いただいたのは、行政書士試験合格後すぐに行政書士登録・開業をされた田中真理子先生と、伊藤塾行政書士実務講座を受講後に行政書士登録をされた遠藤文彦先生、使用人行政書士として行政書士法人に勤務した後に独立開業された山口拓朗先生の3名です。また、司会進行を務めたのは、秋桜会会員で行政書士の木寺夕紀子先生です。
 3名の登壇者それぞれに異なるバックグラウンドや動機、姿勢、取扱業務、営業方法などがありましたが、全員が口をそろえておっしゃっていたのは、「いかに信頼できる仲間づくりができるか」でした。行政書士は個人事業主であり、共同事務所などで他の行政書士と一緒に事務所を構えでもしない限り孤独だと言えます。そんな中、先輩の行政書士や同期の行政書士との信頼関係を構築することで、例えば自分自身が業務で行き詰まった際に、こうした信頼関係のある他の行政書士に相談したりサポートしてもらったりすることもできます。そのために、積極的に名刺を配ったり所属する支部の活動に積極的に参加したりすることも大事になってきます。もちろん、秋桜会での会員同士のつながりも大変貴重なものになるでしょう。
 また、毎年このようなパネルディスカッションを通じて登壇者の先生方の発言内容を聴いていると、やはりどの先生方も行政書士登録の際に「覚悟」を決めていると感じます。行政書士試験に見事合格はしたものの、「さあこれからどうしようか?」となったときに多くの方が大なり小なり不安や悩みを抱えます。それでも、念願の行政書士になるために、必ずどこかのタイミングで「覚悟」を決めなければなりません。今回の明日の行政書士講座でも、こうした「覚悟」を決めるタイミングがどのあたりなのかの参考になるお話もありました。
 最後になりますが、今回ご登壇いただいた田中先生、遠藤先生、山口先生、そして司会を務めた木寺先生には、大変貴重で勉強になるお話をいただきまして、改めて感謝申し上げます。
 来年以降も、こうした秋桜会会員の先生方によるパネルディスカッション形式でのご講演を企画する予定です。特に行政書士試験合格直後の皆様にとって、今後行政書士として活動していくにあたって少しでもお役に立てれば幸いです。