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2023年度行政書士試験を受験された方へ~「司法書士」のすすめ~

両資格は業務が隣接し合っているため、ダブルで取得することにより業務の幅が一気に拡がります。
試験科目でも、憲法・民法・商法が重複し、学習経験を活かすことができ、他の受験生に比べ効率良く学習を進めてWライセンスを獲得することが可能です。

講師・ 実務家からのメッセージ

行政書士試験の学習経験を活かして、司法書士試験に挑戦する。こういう道を選ばれる方も少なくありません。例年約30%の方が、司法書士試験の受験を検討されています。
これは、学習経験を最大限に活かすことができるのが、司法書士試験であるということが考えられます。
行政書士試験と司法書士試験では、「憲法・民法・商法」が試験科目として重複しており、これは、司法書士試験の午前科目の91%の出題率に相当します。商法については、特有の対策を練っていく必要はあるものの、憲法・民法においては、行政書士試験で出題される問題とほぼ同水準であり、出題傾向に則して知識をブラッシュアップさせることで十分に対応することができます。
また、司法書士試験の午後科目は、「手続法」を中心とした出題です。行政書士試験においても、行政手続法や行政不服審査法等の学習を通して、「細かい手続を正確に覚えていく」という経験があると思います。司法書士試験においても、これと全く同じ対策が通用します。午後科目の学習方法を熟知している。この点でも、行政書士試験の学習経験は大きなアドバンテージとなるのです。
とりわけ重要なことは、「難関試験に対して、本気で挑戦した」という経験です。本試験前から逆算して、どのようなスケジュールで学習していけばいいのか。直前期において、どのような精神状態になるのか。それをどう乗り越えていけばいいのか。行政書士試験を受験された方は、このようなことについて、身をもって知っているはずです。このことが、司法書
士試験に挑戦する何よりの武器になるのです。

さらなる飛躍へ。
そのための手段として、司法書士試験に挑戦してみ
ませんか。

私は元々行政書士として開業し、その後司法書士資格を取得しましたが、
業務を行う中で「両方の資格を持っていて良かった」と思うことがとても多くあります。
特に司法書士業務である商業登記と行政書士業務である許認可申請の親和性は高く、許認可申請や更新時に必要となる前提の登記をワンストップで行えていることで、お客様に良いサービスを提供できている実感があります。
また、司法書士会、行政書士会双方にコネクションができますので、お客様から自分が行っていない業務の相談があった場合でも、信頼できる専門家をお繋ぎできることが強みです。

皆さんも是非Wライセンスを目指していただきたいと思います。

司法書士試験内容

試験日程について

 4~5  受験手続・出願
【受験資格】 年齢、性別、国籍、学歴等に関係なく誰でも受験できます。
【受験料】 8,000円(収入印紙を貼付)
【受験申請書配布】 4月初旬から全国の法務局で配布。
【出願期間】 例年5月上旬から中旬
 7  筆記試験
司法書士試験は年に1回、全国の会場で実施され、1日で全て試験が完了します。
午後の部は3時間で多肢択一式と記述式が同時に実施されます。

 10  筆記試験合格発表→口述試験
例年、不動産登記法・商業登記法・司法書士法から出題されています。また、例年、筆記試験合格者のほぼ全員が合格しています。

 11  最終合格発表

試験科目・出題数


※記述式とは、登記申請書の記載事項や判断理由等を問う問題です。

行政書士試験と司法書士試験では 赤字部分の科目が重なっています。
行政書士試験を受験し、手ごたえがあった方は重複科目については司法書士試験対策に応用することが十分できます。
したがって、その分、登記法等の司法書士試験特有の科目に比重をおくことができ、他の受験生より優位に立てます。また、学習内容のみではく、学習方法(資格試験に対する取り組み方等)を身につけているという点も大きな優位性といえます。

両試験合格者の声

Y.Jさん

行政書士試験に合格したあと、行政書士試験の勉強をしていて面白かった民法、会社法をより深く学びたいと思い、また、民事手続法も勉強できると思って、司法書士講座を受講しました。そのため当初は、漠然と司法書士になりたいとしか考えておらず、司法書士の業務もよく理解していなかったのですが、講義中、講師が実務について、司法書士の社会的意義について話してくださるため、争いを未然に防ぐ司法書士の仕事に携わりたいと考えるようになりました。

H.Mさん

前職で貯金や保険の相続に携わっていました。相続手続きはとても煩雑で時間もかかります。このような手続きにおいて、貯金等の名義書換だけでなく、不動産等の名義変更についても取り扱うことができ、相続人の方のお手伝いができると良いなと思い司法書士の資格取得を目指しました。
また、行政書士の試験に合格した直後から勉強を開始するのが効率が良いと考え、司法書士の入門講座に申込をしました。

大井 英里さん

司法書士試験の前に行政書士の試験に合格していました。
民法、会社法、憲法など司法書士試験と重なる科目があり、一定の法律の知識もあったため、スムーズに司法書士試験の勉強を進めることができました。

K.Yさん

行政書士からのステップアップでしたので、憲法、民法、商法は躓くことなく学習が進みました。刑法も憲法の延長のようなものでしたので(条文、判例、学説が中心)、こちらもスムーズに進みました。

動画で見るWライセンスの魅力