横山講師の力強い講義に惹かれて、伊藤塾で学習することに決めました。

加藤 瑞己 さん(22歳)
 

合格者イラスト
早稲田大学法学部4年在学中
【合格校】
・一橋大学法科大学院(既修)、 慶應義塾大学法科大学院(既修)、 早稲田大学法科大学院(未修)、 中央大学法科大学院(既修)
◆適性試験 / 第1回:221点 第2回:246点
◆学部成績 / 3.67
◆受講講座 / 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、法科大学院模擬面接 など

※プロフィールは、2012年合格時点のものです。

はじめに

私が法律家を目指したきっかけは、高校生の頃に初めて裁判を傍聴し、法曹に強い憧れを抱いたことでした。そして、初めは検察官・裁判官になりたいと考えていたものの、実際に法律を勉強していくうちに弁護士に魅力を感じるようになり、弁護士になりたいと考えました。
そんな折に、サークルの先輩に「司法試験なら、伊藤塾」と言われ伊藤塾に話を伺いにいったところ、丁寧に対応して下さり、また高田馬場校の横山講師の力強い講義に惹かれたので、伊藤塾にお世話になることに決めました。

私がとった勉強方法

法律科目対策について

多くの人が合格体験記に書くような勉強をしていました。つまり、ライブ講義に毎回出る、基本書などに手を広げすぎない、A、B+のところを重点的に勉強する、定義・趣旨をしっかり覚える、答練を受ける、答案を実際に書く、といった感じです。
特に、答案を実際に書くことは絶対にやって欲しいことです。書けば書くほど自分のできないところが見えてくるのでつらいですが、そこを直せばレベルアップは確実です。書かないのは本当にもったいないので、是非書いて、他人に見てもらって悪い所を指摘してもらい、改善していってください。
余談ですが、筆圧の強い方は弱く書く練習をされるとよいです。答案を書いていて手首が痛くなってきたら、しばらく休んでください。一度手首を痛めるとなかなか治らないので、ケアはしっかりして欲しいと思います。
答練は伊藤塾のスケジュールから遅れてしまっている場合であっても必ず受けてほしいです。ひどい点数がついて返ってきてもめげずに受けてほしいです。私の場合、スケジュールから遅れていた上、20点~40点の答案が返ってくるのがほとんどだったのでしょっちゅうへこんでいました。しかし、このひどい点数に尻を叩かれる感じで勉強したことで、早くから尻に火がついた状態になっていたので、めげずに受けて良かったと思っています。
モチベーションの維持については、人それぞれだとは思います。人のやり方を真似てみるなど自分にあった方法を模索して下さい。やる気についての本を読むのもいいと思います。私も塾長の本は何冊か読ませていただき、参考にさせていただきました。「明日の法律家講座」を見るのも効果的だと思います。

適性試験対策について

主に過去問や伊藤塾の答練で間違えた問題を解けるようになるまで何度もやる、ということをやりました。伊藤塾の答練は、1部と3部が特によくできていると思うので、何度も解く価値があると思います。なお、勉強時間については、法律の合間の時間に勉強をするのがオーソドックスだと思いますし、私もそうしていました。頻度は人それぞれだとは思いますが、時間配分や解き方などの勘を忘れたくなかったので、短い時間でも毎日適性試験の勉強をするようにしていました。

パーソナル・ステートメント対策について

パーソナルステートメントは、他人に読んでもらって変な所を指摘してもらい、また読んでもらう、という作業が1番効率的だと思います。私の場合、伊藤塾で添削をお願いしたほか、大学のゼミの卒業生の方に添削をお願いすることができ、それなりに自信を持って提出することができました。なお、大学2年・3年の方は時間があるときに講演会やイベントに積極的に参加されると、ステートメントでその経験を書くことができるので良いと思います。
面接については、よく聞かれる質問に対する答えを用意しておく、伊藤塾の模擬面接を受ける、いわゆる面接対策本を読む、といった対策をしました。面接を今まで受けたことが無い方については模擬面接を受けて経験を積んでおくのもよいと思います。もっとも、面接の比重はそれほど重くないと思われるので、あまり気負わずに受けてほしいと思います。

学部成績について

後から挽回しようと思ってもできないのが学部成績なので、早めに対策してください。先輩や同輩の話を聞いたり、伊藤塾に相談したりするなど、情報収集を怠らないようにしてください。

伊藤塾の学習と大学生活との両立、学習フォローについて

大学3年の6月まで塾講師のアルバイトをしていました。塾で英語等を教えていたので、TOEICには役立ちましたが、少し長かったかなと思います。下4法の基礎マスターに影響が出てしまったので、その部分は反省点です。
伊藤塾の質問制度・カウンセリング制度を私はほとんど使っていないのですが、もったいないことをしたと思っています。変な質問したら恥ずかしい等と考えずにもっと利用しておけばよかったと思います。

入学前準備として

基礎マスターテキストで復習をしたいと思います。特に、商法・行政法は綱渡りのままここまで来てしまった感があるので、重点的にやろうと考えています。

合格後に必要なこと

最近、就職難など合格後の不安要素が報道され、多くの受験生を悩ませています。しかし、今そういったことを悩んでも仕方ないと思います。そんなことに悩むぐらいだったら、将来どのような法律家になって活躍したいかを考えた方が、よっぽど有益です。そして、それをしっかり考えた人は軸もしっかりしているはずなので、就職難の憂き目にはあわないのではないかと思います。

最後に

お世辞にも順調に進んだとは言えないロースクール入試でしたが、合格することができて本当に良かったです。横山講師は「能力に差はない。合格するかどうかは、あきらめずにやったかどうか。」ということをおっしゃっていました。この言葉を信じてあきらめなかったのが合格につながったのではないかと思います。これから受験される方も、ともかくあきらめずに、頑張って下さい。
最後になりますが、ロースクール入試にあたりお世話になった方に、この場を借りてお礼申し上げます。伊藤塾高田馬場校のスタッフの方々、横山講師、カツヲ君、ゼミの先輩方、そして支えてくれた両親、本当にありがとうございました!