2026年度 中央大学法科大学院入試合格レポート
特別選抜・5年一貫型
X.Yさん 立教大学 法学部 3年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生
合格できた理由はこれ!
成績や志望理由書をはじめとする書類審査と面接試験から合否が決まるので、成績がかなり重要視されます。そこで成績維持を常に意識しました。定期試験前は論文マスターの問題研究を繰り返し解き、わからなかった箇所は基礎マスターを復習しました。授業のメモや資料は細かい判例インプットの参照程度にしました。結果、好成績を取れ、入試でも全額免除合格できました。また伊藤塾では範囲や論点ごとに重みづけがされており、効率良く学習を進められたため、ゼミ活動にも力を入れられました。書類審査や面接試験いずれにおいても、法律知識だけでなく、大学内での活動も問われる場面がありました。
5年一貫型を目指す方へ
他大学からの進学のため、面接試験や書類審査の内容について情報収集にかなり苦労しました。そこで過去の合格者のSNSやnote、伊藤塾の合格体験記などから情報収集しました。憲法や民法、刑法の少なくともいずれか一つの問題が出題される情報、論文ナビゲートテキストの論点で対応できる情報を見つけ、試験前は論文ナビゲートテキストの論証をすぐアウトプットできるよう繰り返し練習しました。
実際に面接試験では短めの事例問題が出題され、ほとんどが論文ナビゲートテキストの論点で対応できました。一方で、一般に論述式試験ではあまり出題されないとされている論点も出題されました。出題された当時は焦りましたが、基礎マスターの記憶を遡って答えられました。対話形式試験のため、焦ってしまっても落ち着いて考えることで論理的に話すよう心がけました。ただ論証を暗記するのではなく、基礎マスター段階で講師の説明をしっかりメモしながら学んだことで、なぜそうなるかを論理的に説明できる状態であったことが合格できた要因だと思います。
D.Yさん 立教大学 法学部 3年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生
合格できた理由はこれ!
2年生から法曹コースに在籍すると必修科目の授業がたくさん増え、今までの学習では追い付かず、授業についていくにも一苦労でした。
しかし大学で説明してくれなかった部分やつまずきやすい箇所を、伊藤塾で丁寧に説明してもらえました。
知識整理して、さらに断片的な知識として学ぶのではなく法律を一貫した流れでとらえられるような講義のため、根本的な理解につながりました。
テキストが学部授業にもそのまま使え、伊藤塾が大学の成績に直結して良かったと考えています。
5年一貫型を目指す方へ
口頭試問形式で一つのテーマについて問われます。思考時間が制約されている中で質問が次から次へやってくるので、とても難しいです。一方で、質問内容は基礎的な部分が多く、伊藤塾の講義で十分カバーできる内容です。
伊藤塾テキストは、必要な情報がコンパクトにまとめられているため、繰り返し読むことが非常に有用な対策になると思います。また発展的な内容も問われますが、講師が今までに説明されていたり、論文マスターで問われていた内容であったりと、伊藤塾の講義を復習していれば問題なく対策できます。コツコツと伊藤塾で学べば合格できると思うので、不安にならなくとも大丈夫です。
特別選抜・開放型
G.Zさん 東北大学 法学部 4年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生
合格できた理由はこれ!
大学入学前から法曹志望でしたが何から始めるべきかわからず、受験に向けて専門的に学べる伊藤塾へ入りました。伊藤塾で学んだ内容全てが合格に寄与したと思います。特に論文ナビゲートテキストと問題研究は、不可欠でした。
開放型を目指す方へ
民事訴訟法と刑事訴訟法と商法に比べ、憲法と民法と刑法は配点が高いので、点数が安定するよう心がけました。憲法は他の受験生の苦手意識が高そうだったので、逆に得点源にしようと頻出範囲の統治まで勉強しました。本番では出ませんでしたが、それを勉強する過程で憲法の全体的な理解度が上がったので良かったで。また刑法は30行と行数制限があるので、予め答案構成段階で必要論点を抽出し、論文ナビゲートテキストの暗記をそのまま書くのではなく、できるだけコンパクトに書くよう意識しました。三段論法を大展開していたら全ての論点に触れられない行数だったので、良い対策だったと思います。
W.Aさん 早稲田大学 法学部 4年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生
合格できた理由はこれ!
特に論文マスターで扱う問題研究が、論文式試験において役に立ったと考えています。そもそも大学では、定期試験以外において論文の書き方や練習をする機会があまり無く、伊藤塾で論文マスターを学ぶまでは法律試験の論文の書き方を知らないまま漫然と授業を受けていました。ですが論文マスター受講以降、覚えた論証や知識の使い方がわかり、何度も周回していくうちに理解度が増すことを実感できました。そして今回の合格も、過去問を解く段階で問題研究掲載の問題と類似問題が多いことに気づき、抵抗感なく過去問に取り組めました。論文マスター無しでは合格はありませんでした。
開放型を目指す方へ
各科目出題傾向として、そこまで顕著な点はなく、満遍なく苦手を無くす必要があると考えていました。問題研究や論文答練にある問題や論点で苦手をなくし、論文マスターで扱っていない論点は論文ナビゲートテキストの論証や百選掲載判例を見て、なんとなくは書ける程度に覚えて臨みました。また満遍なくという点では、他の法科大学院の過去問を解くことも役に立ちました。中央大学法科大学院は時間配分がそこまでシビアでないので、他の法科大学院で時間配分に気を付けなければならない問題を解いたことで本番は落ち着いて取り組めました。また本番では民法で共有者間の問題が出ましたが、周りもそこまでの完成度ではないだろうと思って他の問題に十分な時間を費やせたため、100点を取りにいくのではなく70点や80点の点数で十分という意識が良いと思います。
一般選抜・既修
A.Zさん 青山学院大学 法学部 4年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生
合格できた理由はこれ!
基礎マスターテキストは法学部の定期試験においても非常に有用で、成績維持で大いに役立ちました。また入試でも書類点として法律資格を評価する法科大学院が多いですが、伊藤塾を受講していたことで行政書士試験にもスムーズに合格でき、出願時の強みにもなりました。
さらに論文マスターでは旧司法試験や予備試験の過去問を通じて論文の書き方を徹底的に練習でき、論点の整理や答案構成、条文や判例を根拠にした記述力を身につけられました。
加えて基本書は執筆者の立場が強く反映されるため全体像をつかみにくいですが、伊藤塾のテキストは多様な論点について通説や判例、学説が区別されて整理されています。なので理解しやすく、体系的な学習の基盤形成に大きく寄与しました。これらの点が、学部成績維持や論文式試験の突破、そして合格につながったと感じています。
一般選抜を目指す方へ
憲法と民法と刑法に加え、民事訴訟法と刑事訴訟法と商法の論述式試験が課され、各科目に科目別の最低ラインが設定されているため、特定科目に偏らず、全科目で安定して得点することが重要だと感じました。
憲法は比較的平易な問題が出題されるものの、統治分野が出題されることもあるため、伊藤塾の入門講座テキストに収録された百選判例の抜粋を活用し、統治の判例知識を整理して備えました。民法は論点数が多いですが、論文マスターの問題研究テキストを繰り返し演習することで、答案構成や論証パターンを安定させることができました。刑法や刑事訴訟法では、答案用紙に行数制限があり、本番では焦る受験生も多いと感じましたが、論証を簡潔にまとめ、時間配分を守ることを徹底しました。
民事訴訟法では、今年は必要的共同訴訟が出題され、既判力や弁論主義といった典型論点から外れていました。受験生の多くが対策不足だったと思われますが、結論や多少のあてはめにずれがあったとしても、法律論を展開していれば十分対応可能であり、実際に問題研究テキストにも掲載されていた論点でした。こうした予想外の問題に対しても、幅広く準備しておく重要性を改めて感じました。
また会社法も受験生全体として手薄になりがちですが、近年の入試難化傾向や受験者数の増加を踏まえ、マイナー論点まで目を通すようにしました。伊藤塾の入門講義テキストは、通説・判例・学説を整理して提示してくれていたので、基本書に頼らずとも効率的に幅広い論点を学ぶことができました。
このように全科目をバランス良く仕上げ、特に行数制限や時間配分に意識を向けつつ、予想外の出題にも対応できるよう準備を重ねたことが、合格につながったと思います。
B.Hさん 中京大学 法学部 4年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生、2026年入学目標 法科大学院別 法律科目論文模試
合格できた理由はこれ!
法律知識0の状態から伊藤塾で勉強を開始しました。
基礎マスターでは、基礎を丁寧に具体例やときに実務の話を交えながら法の基本を教えていただきました。そのため最後まで集中力を切らさず受講でき、盤石な基礎を築けました。
また論文マスターは、基礎マスターで身につけた法知識の活用の仕方や論文式試験の解き方、そして勉強法を学び、入試に通用する実力を身につけられました。
特に民法は、要件事実的な処理の意識を何回も教えてくださり、論文マスター受講段階で要件事実の重要性を学べました。そして日頃からの要件事実を意識した勉強で、よく問われる「想定される反論を踏まえて」という問題形式に対応できました。
一般選抜を目指す方へ
憲法を除いて基礎的な問題が多いと過去問を解いていて感じました。しかし憲法は年度によって統治から出題され、難しいと感じる問題も多かったです。そこで憲法は最後に解き、メンタルを左右されないよう意識しました。また統治が出た場合は「みんな解けない。大丈夫。」と自分を落ち着かせるよう決めていました。
具体的対策は、論文マスターで使用した問題研究テキストを何回も解き、解き方をパターン化して論文ナビゲートテキストに書き込み、問題を見たときパターンが一瞬で出てくるまで周回を重ねました。
また本番の答案作成速度を少しでも短くするため、論文ナビゲートテキストに記載されている論証がスっとでてくるまで暗記しました。
M.Lさん 中央大学 法学部 4年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生、パーソナル・ステートメント対策講座
合格できた理由はこれ!
基礎マスターの受講による基礎知識の習得が、成績向上や他の国家資格取得につながり、合格に役立ったと思います。論文試験は、例年よりもやや難化しているように感じましたが、論文マスター記載の知識で合格答案を書けました。論文マスターは、最初難しく分からない点も多かったですが、1度で全て理解しようとせず、1周目〜3周目は論点抽出、4周目以降は当てはめ確認というように、問題意識を持って何周もやり込んだことがとても役立ちました。また学習支援システムで、基礎マスターと並行して短答過去問を解き、論文試験でも必要な基礎知識の習得につながったと思います。
一般選抜を目指す中大生へ
下3法が30行制限のある特殊な形式です。しかし解答用紙自体の枠が大きいため、各スペースがなくなる問題は生じませんでした。それよりも時間制限がとても厳しくなるため、論文ナビゲートテキストの論証を少し簡略化したり、全ての論点を3段論法で書くのではなく認定で済ませたりするなど、時間を短縮させました。こうした工夫は論文マスターでも行われているので、やはり論文マスターを何周もやり込むことが合格につながると思います。
憲法は統治分野が頻出のため対策しましたが、今年度はありませんでした。しかし、そこで復習した範囲が他の法科大学院入試の憲法を解くうえでとても役立ったので、それぞれの過去問や対策が合格につながると感じました。