2026年度 慶應義塾大学法科大学院入試合格レポート
特別選抜・5年一貫型
T.Jさん 立教大学 法学部 3年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生
合格できた理由はこれ!
伊藤塾のおかげで、法律という学問の基礎をしっかり理解できました。結果、大学の授業にもスムーズに対応できるようになりました。また継続的に勉強する力も培えたことで、比較的良好な学部成績を修められました。
大学で論文の書き方を学ぶ機会はありませんでしたが、伊藤塾では論文マスターをはじめとした講座を通じて、体系的に論文の書き方を学べました。そのため論文作成においても困ることなく取り組めました。
このように、法律の基礎力の養成、勉強の習慣や論文作成能力の向上といった点で、伊藤塾によって合格へ直接的に結びついていたと実感しています。
5年一貫型を目指す方へ
成績が全体評価の約8割を占め、その他の提出書類が約2割です。そのため成績が合否を大きく左右します。法曹コースに所属した当初から、GPAを意識して取り組みました。
5年一貫型を目指す方は、GPAに充分注意して日々の学習にしっかりと取り組むことを強くおすすめします。
Z.Pさん 明治大学 法学部 3年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生
合格できた理由はこれ!
大学の授業で不明だった部分を補うと同時に、授業の予習にもなったため、法律に対する理解をより深めることができました。また幅広く出題される学部試験は、どこを重点的に取り組むべきか分かりませんでした。しかし伊藤塾ではメリハリをつけているため、論点のランクを意識して効率的に勉強できました。また試験前は、法律科目以外に安心して集中して取り組むこともできました。その結果、成績は法律科目やそれ以外の科目でも上位になり、合格できました。
5年一貫型を目指す方へ
成績が重視されることから、学部試験で手を抜かないことはもちろん、授業にも積極的に出席するように心がけました。さらに5年一貫型入試はその他の入試よりも早期に開始するため、日程管理や資料の準備を早めに行いました。特にいつの時点の成績が大事なのか、どの科目の履修が必須かなど、2年生から概ね把握することが大切だと感じました。また5年一貫型入試は必ず合格できるものでもないため、特別選抜、一般選抜の勉強も並行して行いました。時期が短答式試験と重なるため、論述の勉強は早い時期から行い、直近の時期には短答式試験対策と論証を行いつつ、ESに力を入れました。過去の傾向から、ESの内容は難しいと感じたため、資料集めは年が明ける前には始めました。
U.Jさん 立教大学 法学部 3年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生
合格できた理由はこれ!
大学だけでは理解しきれなかった部分があった際、基礎マスターを見直してその都度理解するといった活用をしていました。
また大学では教えてもらえない答案作成について、基礎マスターや論文マスターの問題を通して学べた点は、学部試験で出題される事例問題を解く際にとても役立ちました。教授にもよりますが、学部試験は事例問題の出題が多かったので、伊藤塾で起案方法をしっかりと学び定着させることが良い成績を取ること、ひいては5年一貫型合格をいただくことに直結すると思います。
5年一貫型合格のためには、学部成績を取ることが直接的には必要ですが、適宜伊藤塾の講義を活用することで、より合格に近づけると思います。
5年一貫型を目指す方へ
成績のみで合否が決まるので、法律科目の成績が常にSまたはAになるよう対策をしていました。目標としては、法律科目•法曹コース必修科目の平均GPAが常に3.0以上となるように勉強を進めていました。
また学部成績の中でも、法曹コース必修科目、ひいては憲法と民法と刑法の成績が重視されるため、それら三法の勉強は特に力を入れていました。
私自身は、三法の学部成績だけで見ると、平均GPAが3.0を若干下回りましたが、法曹コース必修科目の平均GPAは3.1ほどあったため、三法の勉強を中心にしつつも、他の法曹コース必修科目も手を抜かず、成績のとりやすい科目、得意科目の成績を確実に取るといったバランスを見た勉強も必要かと思います。
S.Jさん 慶應義塾大学 法学部 3年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生
合格できた理由はこれ!
基礎マスターを2倍速で視聴できるため、大学の授業よりもかなり早い段階で全科目を網羅的に学習できました。そうすることで、大学の授業が基礎マスターの復習にもなり、記憶の定着にも繋がったと思います。大学の法律科目はほとんどが基礎マスターに記載されているため、持ち込みできない試験でも基本的には試験前にレジュメを読むだけで対応可能でした。1年次に特進ゼミに入り同じ大学の法曹志望の人と伊藤塾を通して繋がれたため、大学の試験情報共有にも伊藤塾が役だったと感じています。
5年一貫型を目指す慶應生へ
主に法律科目の成績を見られます。早期卒業の要件として、一般教養科目も含めたGPAは見られますが、法律科目の成績が5年一貫型の要件を満たすくらい取れていれば、早期卒業の要件のGPAは満たすことが多いです。特に3年春の法務演習は、受講者のほとんどが法曹コース志望なので成績を取るのが難しい一方、教授の所見として細かく評価され法科大学院へ提出されます。そのため3年春の法務演習では積極的に発言をしたり、特に時間をかけて細かい箇所まで隙なく勉強することを心がけていました。また成績以外にも志望動機書やアピールポイントが要求されるため、大学へ入った早い段階から語学や志望動機に一貫性を持たせる学外活動にも注力していました。
G.Cさん 慶應義塾大学 法学部 3年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生
合格できた理由はこれ!
大学から法律学を勉強し始めたので、1年生の頃はなかなか理解が難しく感じていました。しかし伊藤塾で一通り学び、大学の授業の先取りができました。また時には伊藤塾で学んだ内容を大学で改めて学び、より理解が深まったことも多々あったので、やはり両方に力を入れることが重要だと思いました。
伊藤塾で学び、一度科目ごとの論点を網羅して押さえ、一番最初の基礎部分の理解が深まりました。法律学は、最初わからないことも多いですが、俯瞰してみると意外と簡単に思うこともあると思いました。
5年一貫型を目指す慶應生へ
良い成績をとるうえで、努力し続けることが大事だと思います。同級生でも、2年次から法曹コースを視野に入れてSをとれるよう努力した人を何人も見ましたが、みんなこぞって1年次の成績について話していました。2、3年次で苦労しないためにも、1年次から貯金を作っておくべきだと思います。また1、2年次は語学があり、かなりの時間を要しますが(特に英語)、まじめに取り組めば好成績が取れるので、手を抜かないようオススメします。伊藤塾へ通っているので授業は出席しなくても大丈夫、と言う意見もありますが、さすがにSを目指す場合はそういきません。何より授業で扱う内容は予備試験にも出ますので、特に理解が浅いと感じる人は出席して損は無いと思います。
一般選抜・既修
C.Rさん 中央大学 法学部 4年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生、法科大学院別 過去問分析講義+法律科目論文模試
合格できた理由はこれ!
論文マスターで答案の型や当てはめの仕方がしっかりと学習でき、本番でも論文マスターで学習した知識を使って落ち着いて答案を書けました。これも論文マスターのおかげです。
特に民事訴訟法では、処分権主義、弁論主義、既判力について良問が揃っていて、民事訴訟法という答案が書きずらい科目にもかかわらずしっかりとした答案の書き方や当てはめの仕方を学べました。
また民法は要件事実的な答案が掲載されており、入試で頻出の主張・反論を意識して答案を書けるようになった点が、合格に寄与しました。
一般選抜を目指す方へ
最初に気を付けていたことは、試験が始まってからすぐに問題を解くのではなく、深呼吸をしてから問題に取り掛かっていたことです。慌てて始めてしまうと問題文を誤読したり、間違った答案に書いてしまうことが過去問などを解く際にあったので、先ずは深呼吸をして落ち着いてから解答を始めていました。
次に、問題を解く順番を特に決めておらず、試験が始まってから短時間各科目の問題文を見るようにしていました。
特に時間がシビアなので、解答しやすい科目から解答して、なるべくその他の科目に時間を回せるようにしていました。今年は民法が難しかったのですが、最初に問題文を見た時にこれは解けないと思ったので、最後に回し、得意科目の刑法から解答を始めました。結果的にこの戦略がとてもうまく運び、合格につながったと思います。
F.Eさん 上智大学 法学部 4年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生、法科大学院別 過去問分析講義+法律科目論文模試、パーソナル・ステートメント対策講座
合格できた理由はこれ!
テキストが一元化されており、かつ講義では優先順位をランクづけしてくれるため、何を勉強すべきか明確でした。法律学習は範囲がほぼ無限に広がっているため、さまざまな基本書に手を広げてしまうと重要な点を十分に押さえられなくなる危険があります。
学習方法では、論文マスターの問題研究が非常に重要な役割を果たしていたと思います。基礎マスターでも特に重要な内容が問題として記載されているため、基礎マスターを一通り軽く学んだ後に繰り返し解きました。重要な論点を確実に理解し、記憶定着させることに集中しました。
一般選抜を目指す方へ
インターネットで問題の傾向や形式を調べてから過去問を解くことで、問題の雰囲気などに慣れるようしました。形式面は、時間が非常に限られているため、本来なら三段論法で丁寧に書きたいところを認定の形で簡潔にまとめたり、論文ナビゲートテキスト掲載論証を省略して記述することもありました。また解答時に最初から文字を速く書くよう意識しました。複数年分の過去問を解き進めることで、時間配分の感覚が身につき、途中答案を避けられるようになりました。内容面は、まず問題研究に出てくる論点や問題パターンをしっかりこなすよう重視しました。そのうえで過去問演習を通じて出た知らない論点を補充する、という学習方法を取りました。
B.Hさん 中京大学 法学部 4年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生、法科大学院別 法律科目論文模試
合格できた理由はこれ!
法律知識0の状態から伊藤塾で勉強を開始しました。基礎マスターで盤石な基礎を築けて、学部成績はほぼ全て最高評価を修められました。
また論文マスターでは、基礎マスターで身につけた法知識の活用法や論文式試験の解き方を学び、入試に通用する実力を身につけられました。特に民法の論文マスターは、要件事実的な処理の意識を何回も教えてくださり、論文マスター受講段階で要件事実の重要性を学べました。そして日頃からの要件事実を意識した勉強によって、入試でよく問われる「想定される反論を踏まえて」という問題形式に対応できました。
一般選抜を目指す方へ
民法を除き、基礎問題を短時間で解かせる問題が多いと過去問から感じていたので、論文マスターで使用した問題研究テキストを何回も解きました。そして解き方をパターン化し、論文ナビゲートテキストへ書き込み、問題を見た際にパターンが一瞬で出てくるまで周回を重ねました。
また本番で答案を書く速度を少しでも短くするため、論文ナビゲートテキストに記載されている論証がスっと出てくるまで暗記しました。
そして直前期は、伊藤塾の法科大学院別法律科目論文模試を受講し、本番同様の試験時間で同程度の難易度の問題を解くことで、本番を具体的にイメージでき、その後のモチベーションにつながりました。
F.Fさん 青山学院大学 法学部 4年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生、法科大学院別 過去問分析講義+法律科目論文模試
合格できた理由はこれ!
基礎が身についているかが合格の鍵だと思います。そこで伊藤塾の基礎マスターテキストの復習や問題研究を何度も解き、基礎的な力を養うことを重視しました。具体的には、基礎マスターは時間をかけすぎず、早い段階で問題研究に取り組み、問題研究で扱った知識とその周辺分野を基礎マスターテキストで確認するという流れです。問題研究のみでは判例知識など足りないので、基礎マスターテキストでの確認が必須だと思います。テキストを何周するかは人によって様々だと思いますが、私は周回するごとにより深く、正確に理解しているかに着目して勉強しました。その結果、本番でも正確な知識を答案上で示すことができたと思います。
一般選抜を目指す方へ
民法の難易度が高いと感じていたので、基礎的な部分で点数を稼げるよう入試本番までに基礎知識を固めました。
他の科目は、過去問研究をしていて判例を題材にして出題されることが多いと感じていたので、判例百選の解説を含めて判例の理解に努めていました。これは慶應義塾法科大学院だけでなく、他の法科大学院でも共通ですし、入学後も判例の理解を基に授業が展開されると思うので、今のうちから判例の深い理解を心がけていました。
E.Wさん 慶應義塾大学 法学部 4年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生、コンプリート論文答練
伊藤塾の入門講座について
伊藤塾で学習を始めていたため、大学での法律科目の学習で苦労は感じませんでした。培った基礎力を土台に、予備試験や法科大学院入試の勉強と学部授業を並行して進められたと思います。
8月は予備試験論文式試験の勉強で手一杯だったため、正直なところ入試の特別な対策はほとんどできませんでした。受験後に今年は倍率が高いと聞き、不安を覚えたのも事実です。論文式試験を受験しつつ法科大学院を受ける方も多いので、合格発表まで自信は持てませんでした。
ですが、繰り返し伝えられてきた伊藤塾長の「やればできる。必ずできる」という信念が、常に私を支え続けていると感じています。
一般選抜を目指す慶應生へ
近年、法科大学院入試は難化していると言われています。倍率から見ても確かに競争が激しく、容易ではありません。但し、今年の出題が昨年に比べて特段難しくなったとは感じませんでした。むしろ本当に重要なのは、50分や40分といった極めて限られた時間の中で、長い問題文(特に今年の刑訴)から論点を正確に抽出し、論証や規範を示し、適切に当てはめる力を発揮できるかどうかだと思います。そのために、多くの演習を積み重ねて時間感覚を養うことが不可欠だと感じます。
予備試験論文式試験の直前答練や模試を受講していたため、法科大学院の模試は受験しませんでしたが、今振り返れば、少なくとも一度は模試を受けておくべきだったと思います。やはり時間配分の感覚を把握は非常に大切です。
また予備試験を受けずに法科大学院入試一本に専念する方は、できる限り過去問に取り組むべきだと思います。入試では司法試験や予備試験と比べて、過去に出題された論点を再び問う傾向があると聞いています。したがって過去問演習を通じて出題傾向に慣れることが、合格に直結すると考えます。
K.Wさん 明治大学 法学部 4年
【受講講座】司法試験入門講座 本科生、コンプリート論文答練
合格できた理由はこれ!
予備試験対策で取り組んでいたコンプリート論文答練のおかげで、論点理解を深められたと同時に、時間内で解き切る力を身につけられたことが合格につながりました。実際、コンプリート論文答練で出題された論点がまるまる入試に出たため、処理手順で迷うことなく事案分析に力を入れられました。また論文ナビゲートテキストを論文マスターや答練を解く中で自分なりに改造したことで、論点理解を深められた上に記憶定着へつながりました。事案を読んですぐ論点が思い浮かぶようになり、時間制限の厳しい入試ですが合格できました。
そして何より一番は、論文マスターを周回したことです。論文マスターを解けるようになったことが合格の一番の要因です。
一般選抜を目指す方へ
時間制限が短い上に問題文もそこそこあり、分析が必要のため、論点抽出は問題文を読むと同時に思い浮かべられるようにして、事案分析へ力を入れることを普段の学習や過去問分析をする中で心がけました。
とにかく時間が足りないため、少しでも手が止まりそうになった場合は次の科目へ取り掛かって最後にできなかった問題に戻るなど、時間管理はとても気をつかいました。これにより解ける問題と解けない問題を判別して、解ける問題は時間をかけて周りと差をつけられるよう丁寧に検討し、解きにくい問題は条文趣旨から冷静に対応するなど、とにかく三段論法を意識して守りの答案を作るよう心がけました。
