明日の法律家講座

目指すべき法律家の姿を探る好機に

毎月開催している「明日の法律家講座」は、皆さんが法律家・行政官として活躍するときに必要と なる事実の見方や価値判断能力を磨き、どのような法律家になるのかを考える場です。弁護士に限 らず、元総理や最高裁判事、元アナウンサーなど、様々な立場の方に講演していただいています。 テーマは、法曹を志す皆さんの関心を踏まえながら、人権問題、国際問題、経済・社会問題、司法 問題など、幅広くタイムリーなものを取り上げています。 日頃から様々な問題を法律家の立場から考え、自分なりの価値判断を持つことは、入学試験で課さ れる小論文や面接試験においても大変役立ちます。 司法試験の受験生はもちろん、法科大学院を目指される方も、ぜひ積極的にご参加ください。

※「明日の法律家講座」は塾生以外の方でもご参加いただけます。
※予約不要。当日、校舎掲示板にて実施教室をご確認のうえ、教室へ直接お越しください。ご不明な場合は、近くのスタッフへお声かけください。
※WEB受講されている受講生の皆様は、マイページログイン後、過去の「明日の法律家講座」を無料で視聴できます。

次回「明日の法律家講座」のご案内   <予約不要> 

東京校 第266

【タイトル】弁護士過疎地域での業務と課題~自分の経験から皆さま方に伝えたいこと
【日時】2017/12/9(土)18:30~20:30
【講師】大窪 和久 氏(弁護士、「桜丘法律事務所」所属)
【場所】伊藤塾 東京校(渋谷)

参加者からの声

伊藤塾でお会いすることができた諸先輩方のような立派な弁護士になりたい

2017年司法試験合格者 Y.Sさん
千葉大学法科大学院(既修)修了

 はじめは、漠然と人の役に立ちたいという思いから弁護士になることを志しましたが、伊藤塾で行われた「明日の法律家講座」にて、司法過疎地で活躍されていた大窪和久弁護士の講演を伺う機会がありました。そこで、地域の人々と寄り添う先生のお話を伺いました。それまでは、弁護士といえば敷居が高いイメージがあったのですが、こんなにも依頼者の目線で考えている弁護士がいるのかと衝撃を受けました。この講演から、私も依頼者の悩みを聞き法的アプローチをすることで、依頼者の悩みを少しでも軽くすることができる弁護士になりたいと強く思うようになりました。
今後も研鑽を積んで、伊藤塾でお会いすることができた諸先輩方のような立派な弁護士になりたいと思います。現在の司法試験は、正しい勉強法を一定時間継続して行えば、合格することが可能な試験です。伊藤塾は、合格のために必ず役に立ちます。皆様の合格を祈っております。

士気を高め、志望理由も明確にすることができました

法科大学院合格者 宮田 由希子さん

 法科大学院出願の際には、ほとんどの学校が志望理由書の提出を求めています。この点、伊藤塾で は、講義内容も法曹となった後まで見据えた視野をもたらすものでしたし、講義のほかにも、法曹 となるための意識とモチベーションを高めるオープンスクール(「明日の法律家講座」など)が開 かれています。これらの機会を活用することによって、大学側にもより強く志望動機を印象づけら れるようになると思います。

法律家の生の声が、司法を深く考える好機になりました

2001年度司法試験最終合格者 松田 美和さん

 こんなつらい勉強はやめてしまいたい―――落ち込むたびに「明日の法律家講座」からエネルギー をもらいました。自殺過労死した会社員の遺族による会社に対する損害賠償訴訟は、大企業を相手に遺族の立場を思いやりながら懸命に証拠を集める弁護士の先生の姿に胸が熱くなりました。松山 事件の元死刑囚である斎藤さんは飄々としたチャーミングな方で、こんな人の自由を29年間も奪い、 死の恐怖を感じさせていたのかと、法律家の責任の重さを痛感しました。また、ドイツの司法試験 合格者のお話は、よりよい司法制度とは何だろうと考えるきっかけを与えてくれました。 ぜひ多くの皆さんに「明日の法律家講座」に参加していただきたいと思います。きっと法律家にな りたい気持ちがより一層強まるでしょう。

「明日の法律家講座」の目的

21世紀の法律家に何よりも要求されるのは、事実の重要性を知る謙虚さと、自分なりのしっかりと した価値観を持つことです。現職の法律家や事件の当事者、各界の第一線で活躍中の方々の生の声 に触れ、「明日の法律家」への糧としていただきたく、当講座を開催しています。 伊藤塾は、法律家を志す方々とともに、司法試験の「合格後」を考えていきます。

様々な人権問題を学び考える

基本的人権を守ることは、法律家と司法に求められるとりわけ重要な使命です。伊藤塾はこれまで、 社会に生起する様々な人権問題を取り上げ、その現状と問題点、人権擁護のための法律家の仕事と 役割について学び考えてきました。具体的には、女性、子ども、消費者、労働者、障害者、患者、 外国人など様々な人権問題、公害や薬害の問題、報道被害や戦後補償問題、情報公開問題などを取 り上げてきました。 「明日の法律家講座」で取り上げた人権問題のほとんどは、その講演録『明日の法律家へ』シリー ズ(日本評論社)の刊行などと相まって、市民のための司法を目指す取り組みの重要な一翼を担う ようになっています。

刑事弁護・刑事司法の役割を考える

刑事事件の被疑者・被告人はたいへん弱い立場に立たされます。国家権力に対峙してその人権を守 り、えん罪を防ぐ弁護士や司法の役割は特別に重要です。伊藤塾は被害者の権利の確立の必要性も 踏まえ、刑事弁護・刑事司法の役割とあり方を考える様々な企画を実施してきました。 刑事弁護・刑事司法は、伊藤塾が当初よりその必要性を主張してきた被疑者公選弁護制度が実現の 見通しとなるなど、新たな発展段階に入っています。

アジアをはじめとする諸外国から学ぶ

21世紀は、国際的な視野をもつ法律家が強く求められます。伊藤塾では、当初からこのことを重視 し、欧米のロースクール教授や法学徒などの講演会を開催してきました。
また、諸外国の司法制度や法律家の役割を学ぶにあたって、アフリカやアジアの国々も重視すべき と考え、第三世界に対する日本の法律家の法律支援についての講演会も実施してきました。
韓国や中国への視察旅行など現地での学びとの相乗効果もあり、伊藤塾は各国の法律家との友好関 係を築いてきています。

経済・社会の高度化・複雑化・国際化と弁護士の役割を考える

経済・社会は日々めまぐるしく変化し、その高度化・複雑化・国際化は急速に進んでいます。それ に伴い、法律家の役割もまた大きく変化しています。伊藤塾は経済界から講師を招いたり、企業活 動をサポートする弁護士の講演会の開催等を行なってきました。サマースクールや法律実務家入門 講座、海外視察旅行の企画なども長年にわたって実施しており、今日では、企業活動の国際化とそ れに対する弁護士のサポートについて、海外での現状を学ぶ機会も設けています。

司法改革の課題を深く考える

司法制度改革が急速かつ大規模に進められようとしている中で、伊藤塾はその動向や求められる改 革課題についての企画も積極的に行なってきました。特に市民のための司法を実現する上で大きな 改革課題とされている「法曹一元」や「裁判への国民参加」の問題などを重視し、実際に裁判官に 任官した弁護士を招いたり、アメリカの陪審制度をテーマにした講演会を実施するなどしてきまし た。
また、裁判所内部からその改革に務めている、現職裁判官による「日本裁判官ネットワーク」から も講師派遣していただき、裁判官のあり方を系統的に学び考えています。

法律家の役割を考える

自分の将来の姿を探す手がかりを掴む どのような法律家になるかを共に考える

これまで、HIV訴訟や松本サリン事件など様々な事件・裁判の当事者や弁護士を招き、現実に起きて いる多様な人権問題を学び考えてきました。その他にも、消費者問題や労働事件、刑事事件、環境 問題、外国人の人権問題なども取り上げ、また、元死刑囚の声も聴くことで、冤罪についても考え てきました。
企業をサポートする弁護士や渉外弁護士、企業内弁護士、裁判官や検察官の仕事やその役割につい ても、現職の法律家にリアルに語っていただき、具体的なイメージを抱く場となっています。
また、国会議員、政府高官、財界、マスコミ、人権擁護団体などからも第一線の方々にお越しいた だき、法律家への期待を率直に語っていただく場づくりも行なっています。さらに、諸外国の法や 裁判制度を学びながら、日本における制度とこれからの法律家の役割を考える機会も積極的に設け ています。