アウトプットの訓練は、受験経験者向け講座のテキストの解答・解説を正確に再現できるようにすることだけでした。

独学・他校から転入して合格

H.S さん(43歳)
 

★独学・他校から転入して合格 会社役員
◆ 受験回数/4回
◆ 受講講座/行政書士合格講座、公開模試、合格ゼミ、行政書士ペースメーカー答練(現:合格答練)、受験経験者向け講座、択一式厳選600肢スピードチェック講義、行政書士合格テキスト一気読み講義
◆ 合格年度の学習開始時期/2014年2月

行政書士試験との出会い

 大学は、理工学部出身です。法律を学ぶのは初めてでした。短期で合格したかったので、難しい受験指導校を選びたいと考えていました。伊藤塾を選んだ理由は、行政書士受験指導校のうち、司法試験にも力を入れていたため、一番難しい受験指導校だろうと思ったためです。

私がとった学習方法

開始段階の勉強方法について
 

 受験初回は会場の雰囲気を見るために全く勉強せず行き論外でしたが、2回目は174点、3回目は176点でした。それらの結果から、自分に足りない要素は、徹底的な「暗記」だと悟りました。
 社会人経験が長いためか、理解力で何とかしようとする傾向が強くありました。しかし、仕事(会社経営)をしながら、すべてを理解して試験に通用するまでに高めるには、時間が足りません。暗記の方法としては、平林講師の受験経験者向け講座のテキストのQ&Aをスマホ内にカード形式にまとめ、主に電車の移動時間に暗記しました。暗記は机の前より、移動時間に行っている時間が多いほどでした。
 アウトプットの訓練は、受験経験者向け講座テキストの解答・解説部分を正確に再現できるようにすること「だけ」を行い、過去問はアウトプットの訓練としては使いませんでした

直前期の勉強方法について

 合格時の直前2週間は、体調管理を優先しました。講義は、平林講師の講座のみに絞り、行政書士合格テキスト一気読み講義で総復習を行い、マイナー科目(BCランク)対策で他の受験生との差別化を図りました。特に記述問題は本試験では3問すべてそれらから出題され、合格するには十分な的中であったため、試験会場内での心理的な余裕に繋がりました。

私の合格ポイントと反省ポイント
 

 私の学習において、暗記以外にもうひとつの大きな過ちとして、復習を軽視していたことです。時間配分をすべて復習に回したところ、答練、模試は常に高得点で安定しました。基準点を20点超えて合格できたのは、(1)徹底的な暗記と(2)漏れの無い復習によるものです

伊藤塾講師・スタッフとのエピソード 

 講義開始前には復習した範囲での疑問点を、講義終了後にはその日の講義中の疑問点を必ず質問し、解決するようにしました。行政法の講義時に、民法の質問をするような答えにくいタイミングであっても、質問に的確な回答を平林講師からいただき、かなりの時間短縮と正確な知識の定着に繋がりました。

最後に 

 周りの協力がなければ私の合格は無かったと思います。学習に集中できるようにと直前期の週末は子供(2歳)をつれて、ホテルに宿泊してくれた妻。同じく週3日だけ私が出社すればよくなるようにと私の仕事を引き受けてくれた社員たち。深く感謝しています。

受験勉強中の思い出


 
いつも仕事で使うモニターに「行政書士試験合格」と書いた付箋を貼り付けて、「自分は合格する」ことを意識にすり込みました。仕事などの疲れで流されることが多いので、軌道修正できるように工夫しました。
 


 
受験経験者向け講座のテキストは、解説部分を完全再現できるまでやり込みました。再現できない箇所は、日付とともにチェックしておき、復習時に再度覚え込みました。条文が直接出題される部分(民法:債権各論、行政法:行手、行審、行訴、国賠、地自Aランク)は、条文をそのまま印刷して挟み込みました。