ご存知ですか?法学部以外でも司法試験は合格できること

文系・理系問わず、法学部以外の学部に進学・卒業後、司法試験に挑戦しようとされる方は決して珍しくありません。

受験資格のない予備試験制度が始まって以降、その傾向はますます顕著で、現在伊藤塾に通われる方も、実に4人に1人以上が、法学部以外の出身であるほどです。

法学部以外の出身者が司法試験を目指す理由、そしてメリットは何でしょうか。

受講生の出身・在籍学部の内訳
学部出身内訳
2020年開講伊藤塾長クラスの受講生のうち、出身・在籍学部が判明している方の割合

法学部以外の出身者が司法試験を目指せる理由
法曹として不可欠なスキルを有している

法学部以外の学部出身者は、
自学部での学問と法律との学習を両立させた能力
法学部出身者にはない、自学部で学んだ学問の専門性
を有しているという点で、法曹になるうえで法学部出身者よりもむしろ評価されることすらあります。
 
実務の世界ではひとつのクライアントのみを相手に業務をするのではなく、通常であれば、何十という複数の異なる案件を同時平行して処理する必要性があります。

同時処理網力イメージ

またそのような様々な案件をこなすうえでは、企業会計・経済学・社会学・マーケティングなど、法律以外の様々な知識を持ち合わせていた方がより信頼されることは、想像に難くありません。
 
そのため、法学部以外の学部出身者が法曹になるということは、全く異なる分野での学習を両立させたその「同時処理能力」「法律以外の専門性」という法曹の資質として不可欠なスキルを有しているという理由において、法学部出身者以上に評価されることすらあるのです。

司法試験合格者に聞く!
法学部でない私が司法試験を目指した理由

合格者イラスト
A.Yさん
京都大学理学部出身

公認会計士と税務関連業務を行っていましたが、重加算税の賦課が適切かを判断するなど、実務ではどうしても法的判断が避けて通れず、より良い税務サービスをクライアントに提供すべく法律の勉強を本格的に開始しようと考えました。

合格者イラスト
H.Aさん
東京農業大学農学部出身

大学での研究を満足に進めていくには、法律知識が必要不可欠であったものの、その専門分野に詳しい法律家がほとんどおらず、自分がその一人になろうと思いました。全く違う分野の勉強をしていても、正しい方法で勉強すれば、司法試験は結果の出る試験だと思います。

合格者イラスト
R.Tさん
早稲田大学社会科学学部出身

法律以外の社会科学にも触れてみたいと思い、あえて法学部ではない学部を選択しました。合格後の就職活動では、法学部生と同列に扱われないのではと危惧しましたが、そのようなことは全くなく、志望する法律事務所から早期に内定をいただくこともできました

法学部以外の出身者が司法試験を目指せる理由
法学部=司法試験に有利とは限らない?

それでも「大学で法律を学んでいる分、司法試験も法学部の方が、理解も早く有利」と思われるかも知れません。
 
ですが実は、単純に法学部=司法試験に有利というわけでもないようです。
 
法学部の授業では、「基本書」と言われる専門書で行われることが一般的ですが、この基本書は、執筆者の研究成果を発表する場という性質があるため、その内容にはどうしても法律の解釈(学説)に執筆者それぞれの意見の偏りが出てしまいます。

法学イメージ

一方、予備試験や司法試験に合格するうえでは、条文や判例の他、様々な学説を網羅的に学習する必要があるため、そもそも試験対策として書かれていない基本書での学習のみで合格することは難しいと言われています。
 
大学で法律を学んでいるはずの法学部生も、試験対策として受験指導校で別途法律を学ぶことが極めて一般的となっていることが何よりそのことを物語っています。つまり、大学で学ぶ法律と司法試験に受かるための法律は似て非なるものといえるのです。
 
また近年は大学生における司法試験の学習スタート時期が年々早まっており、伊藤塾でも大学生であれば入学と同時に入塾したということも珍しくありません。このようなケースでは、法学部の学生であっても、各法律を初めて勉強したのは伊藤塾、ということが一般的ですので、司法試験の学習として、法学部と法学部以外の学習レベルに差が生まれることもないようです。

司法試験合格者に聞く!
法学部でない私が司法試験を目指した理由

合格者イラスト
C.Nさん
早稲田大学文学部出身

大学は文学部で心理学を専攻しました。そこで労働環境から精神疾患を発症する人たちの現状を知るうちに労働法に興味を持ったのが司法試験を志したきっかけです。法律知識が全くないなかでのスタートでしたが、振り返ると伊藤塾には司法試験に必要なものがすべてまとまっていたと感じます。

合格者イラスト
A.Aさん
神戸大学経済学部出身

大学では法と経済の両側面で教育活動を行うプログラムが組まれており、そこで法律に関心を持ちました。司法試験を始めた段階では法律知識は全くのゼロでしたが、基礎マスターでは初学者でも理解できる講義を行ってくれますので、法律を学ぶことに特に抵抗はありませんでした。

法学部以外の出身者が司法試験を目指せる理由
実は理系は司法試験に向いている!?

理系出身の方は、実は司法試験の勉強に向いていると言われます。理系の方はこれまでの勉強を通じ、文系の方以上に論理的思考力(ロジカルシンキング)に長けていると言われていることがその理由の一つです。
予備試験や司法試験の論文式試験では、法律や判例からなる「規範」を、当該事案に「当てはめ」、その問題への「結論」を出す(法的三段論法)という作業が求められますが、この過程がまさに論理的な思考過程そのものなのです。

ロジカルシンキング

また合格後、実務家になった際も理系出身者の活躍のフィールドは無限に拡がることでしょう。
医療・自動車・IT・知的財産…今後、これらの領域では様々な法律問題が生じることは想像に難くありません。その際、医学や理学、そして工学における高度な知識を持ち合わせる理系出身の法律家はその希少性も相俟って、需要がますます高まることは間違いありません。

司法試験合格者に聞く!
法学部でない私が司法試験を目指した理由

合格者イラスト
C.Eさん
国公立大学理系学部出身

もともと法律に興味があったものの、理系科目が得意で理系学部に入学しました。理系をバックグラウンドにもつ弁護士は珍しく数が少ないと思ったため、弁護士になれれば自分の個性を発揮できると思い、司法試験を志しました。

合格者イラスト
H.Uさん
慶應義塾大学総合政策学部出身

たまたま大学で法律の授業を履修したところ、法律は自分で考えて答えを導いていくものであることを知り、好きだった数学と似ていて論理的で面白いなと思い、本格的に法律を勉強してみたいと思うようになりました。

「自分は法学部ではないから、司法試験を目指すなんてお門違い」
そんな誤った常識は今すぐ捨て去り、ぜひあなたにしかなれない法律家を目指してみませんか。


実務の世界は、多様性のある人材、つまり法学部以外のあなたを待っています。

お悩みの方は、受講相談をご利用ください。

YouTube・Zoomライブガイダンス

試験制度の概要から対策まで、法律学習経験がない方でもわかりやすく解説しています。Webガイダンスの視聴をご希望の方は各受付フォームよりご入力ください。

Webで見るイベント

オンライン相談

伊藤塾専任スタッフが、電話またはZoom(選択できます)で丁寧にお答えいたします。
悩みを解消し、納得してから受講を決めてください。

オンライン相談 ⇒