基礎マスターだけやっておけば大丈夫だろうという安心感が常にあった

合格者イラスト
T.T さん  横浜市立大学国際総合科学部4年
 
◆学部成績
GPA 3.36 / 秀:優:良:可=42:50:39:33
◆受講講座
司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験全国公開短答模試など

◆合格校
北海道大学法科大学院(既修)
早稲田大学法科大学院(既修)
明治大学法科大学院(未修)

はじめに

法曹を目指したきっかけは、法律学への興味からです。私の大学は比較的小さな大学で、法学部もありませんが、2年生から所属するゼミで国際法ゼミを選んで以降、法律学がとても楽しいと思うようになりました。もともとは教師を目指していて、教職関係の授業もかなり履修していたことや国内法を学ぶ友人がいなかったこともあり、法曹を目指すという発想が全くありませんでした。しかし、大学2年の秋頃ゼミの先生に、今からでも遅くないと言われたのをきっかけに、様々な方々と相談して司法試験を志す決意をしました。その後、勉強を始めるのは早い方がよいと聞いたものの、大学では法律関係の授業はあまり開講されていなかったため、受験指導校を利用することに決めました。伊藤塾に入塾したのは2年生の1月ですが、その直後にインターンシップでインドへ行ったので、本格的に受講を開始したのは3年生の4月でした。受験指導校を決める際はあちこちを見学しましたが、法学部のない大学に通っているため、司法試験を目指す友達に出会えることを期待して、伊藤塾を選びました。法科大学院受験校は、法科大学院協会が主催している「ロースクールへ行こう!」というイベントやオープンキャンパスで受けた印象、奨学金の充実度、学費・生活費などを総合して決めました。

私の勉強方法

【基礎学習について】
市販の演習本をインプット教材として、基礎マスターテキストで知識を補完する形で学習しました。基礎マスターでは重要度に応じてランクづけをしてくれているので、初めはA ~ B+の項目を数回繰り返し、わかるようになってきてから、BやCランクにも目を通していきました。入塾する際に、伊藤塾の職員の方から「合格者は答練をしている」と強く言われたことが印象に残っていたので、わりと早い段階から答案構成をしたり、実際に書いたりする練習を始めました。
 
【法科大学院対策について】
〈早稲田大学法科大学院〉
過去問と出題趣旨がWebサイトに掲載されているので、直近3年分の答案は書きました。出る確率を考えると書かなくてもよいかなとも思いましたが、難易度を感じておきたかったのと、早稲田大学以外にも受験予定があったので、時間を計って演習しました。そのおかげか、試験当日はとても落ち着いていられました。加えて、答練以降のインプットにもメリハリがついたと思うので、結果として答練をしてよかったと思っています。また、科目ごとに配点が異なるため、学習のウェイトには気を配りました。刑法の一行問題の対策としては、Webサイト上の過去問全てをチェックしたうえで、基礎マスターテキスト第2分冊のA ~ Bランクを中心に知識を補強しました。
未修者試験対策については、既修者コースと併願のため、小論文対策はほとんどしませんでした。著作権の関係でWebサイトには問題文を記載していない大学も多かったので、事前に過去問を解くことはしませんでしたが、日頃からニュースを読む癖はつけていました。書類審査に関しては、学部成績に自信がなかったため、ステートメントには妥協せずに時間をかけました。伊藤塾のパーソナル・ステートメント対策講座では、ステートメントの構成や、合格者のステートメントを参照できたのでよかったです。また、大学のキャリア支援センターを利用したり友達にお願いしたりして、たくさんの方々にステートメントを添削してもらいました。

おわりに

伊藤塾の実績や利用者の多さから、基礎マスターだけやっておけば大丈夫だろう、という安心感が常にあったのはよかったです。複数の出版社から多くの教材が出回っていますが、手を広げすぎてもよくないと思うので、勉強方法に不安を感じることがなかったのはとてもありがたいことです。伊藤塾のスタッフの方々も親切で助かることが多かったです。塾では、大学の友達とはまた違った雰囲気の友人と知り合えたのもよかったです。法科大学院入学後は、私もスマートで要領よくなれるように頑張ります。他の方々と比較すると私の合格実績は決して華々しいものではありませんが、非法学部ながらも、大学の授業や教育実習、アルバイトと両立し、早稲田大学法科大学院に合格できたことを誇りに感じているので、伊藤塾には感謝しています。