問題研究にしっかり取り組めば法科大学院入試は大丈夫。答案を書くことによって力がついた

合格者イラスト
 A.Dさん  中央大学法学部4年
 
◆学部成績
GPA 2.4 / S:A:B:C=24:43:35:22
◆受講講座
司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、法科大学院別過去問分析講義+法律科目論文模試 など

◆合格校 
一橋大学法科大学院(既修)
早稲田大学法科大学院(既修)
中央大学法科大学院(既修)

はじめに

私は幼い頃から弁護士という職業に憧れを抱いていたため、大学1年生の4月に弁護士になるために伊藤塾に入塾しました。数ある受験指導校の中から伊藤塾に決めた理由は、圧倒的な合格率があることです。1年生の時は、とりあえずライブ講義に出席することを目標にしていました。最初は基礎マスターを頑張って受けて、伊藤塾の計画通り受講できていたのですが、基礎マスターの憲法・民法・刑法が終わった段階で勉強に疲れてしまい、それ以降は次第に遅れてしまいました。2年生の頃になると、サークルやアルバイト、遊びなどが楽しくなり、勉強を放置することが増えました。そして、勉強を再開したのは3年生の頃からであり、その頃からようやく真面目に勉強し始めました。そのため、入塾したのは1年生ではあるのですが、実際にしっかり勉強し始めたのは3年生からという感じです。

私の勉強方法

【基礎学習について】
私は伊藤塾のテキスト以外使ったことがないので、伊藤塾のテキストを中心に勉強していました。基礎マスターの時はわけもわからないまま、とりあえず先に進んで勉強しました。論文マスターは予習段階では全くできなかったので、復習を一生懸命取り組みました。私は伊藤塾のテキストの中でも論文マスターの問題研究をやり込みました。基礎マスターテキストは、論文マスターなどでわからない問題に遭遇した時に辞書のような形で用いていました。法科大学院入試は問題研究をやり込んでいれば解けるものばかりであったため、問題研究に掲載されている問題は試験直前まで解き、非常に役に立ちました。また、伊藤塾から配付される短答過去問集も解説が丁寧でありわかりやすかったため、それを解いて基礎固めをしました。他にも、私は論文対策としてはコンプリート論文答練を受講しました。コンプリート論文答練は論文マスターには載っていないけど、重要な問題が出題されるので、予備試験や法科大学院入試にとても有用であったと思います。勉強方法として1つ自分の教訓を踏まえて述べると、私は基礎マスターの頃から答練を後回しにしてきてしまっていたのですが、答案を書くことによってとても力がつくことを実感したので、基礎マスター答練や論文マスター答練をさぼらずにしっかり計画通り受けるべきだったと思います。
 
【法科大学院対策について】
〈早稲田大学法科大学院〉
早稲田大学法科大学院は民法の配点が高いので、民法を中心に勉強しました。また、早稲田大学は刑法で一行問題が出題されるなど試験傾向に特徴があるので、法科大学院別過去問分析講義や法科大学院別法律科目論文模試は、試験傾向に慣れるという点でとても役に立ちました。
 
〈中央大学法科大学院〉
2年分の過去問を答案構成したくらいで、特別に何か対策をしたわけではありません。基礎マスターのAランク論点が書ければ、合格はできると思います。
 
〈一橋大学法科大学院〉
論文対策としては、伊藤塾のテキストだけで十分でした。さらに、法科大学院別過去問対策講義を受講しました。当該講義では、実際に合格された人の答案が記載されており、合格答案の相場がわかってよかったです。面接試験の対策としては、伊藤塾の模擬面接を受講しました。過去に聞かれたことをもとに模擬面接をしてくださり、本番も同様の質問が多く聞かれて有用でした。面接試験は、配点は低いとはいっても、本番は結構緊張すると思うので、面接を甘く見ている人も面接に慣れるために模擬面接を受けてみるとよいと思います。
 

おわりに

伊藤塾は司法試験合格に向けて何を勉強すればいいのかわからない私に、勉強の指針を示してくれたのがとても役に立ちました。またWeb受講ができるため、いつでも自分の好きな時間に勉強ができる点もよかったと思います。これからも司法試験や予備試験の合格に向けて頑張っていきたいと思います。