社会人として働いてきた経験が学習のサポートとなる。勤続25年以上ですが、仕事・家庭とも両立できました

大学在学中に合格

C.K さん
 

合格者イラスト
会社員
◆ 出 身 大 学 /東京大学法学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験答練パック、予備試験口述模試など
  ※プロフィールは、2017年合格時点のものです。

はじめに

ほぼ4年前、「先取り民法」の講座からスタートし、体系マスター、基礎マスター、論文マスター、答練、模試と伊藤塾のメニューをこなしてきました。仕事との両立がスタート時は気になりましたが、寧ろ時に仕事で感じるストレスの解消が「勉強」となり、徐々に勉強が生活のリズムを作るようになりました。ただし、答練でも論文の点はなかなか上がらず途中自信を失うことも多々ありましたが、とにかく伊藤塾のメニュー、スケジュールをこなしていく中で、何とか最後の数か月で「時間内に自分として最大限の答案を書く」こつをつかめたような気がします。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

大学時代は法学部でしたが、正直大した勉強はしておらず、また卒業後25年の月日が経過していたため、伊藤塾のテキスト、参考書、答練解説等で基礎的な法知識・法理論のほぼすべてを修得したことになります。社会人である私にとって「法を適用して妥当な結論を導く」「法の解釈としてあるべき姿を考える」ということは、組織の中でプレゼンを行ったり、顧客向けに説明したりする中で常日頃意識していることなので、その点は違和感なく知識・理論を積み上げていくことができたと感じます。また、社会問題として仕事とは関係なく意識していたイシューについて改めて「法律」という角度から捉え直すというケースが多く、そういったことは基礎的な法知識・法理論修得のサポートの一助となりました。具体的な勉強方法は伊藤塾のスケジュールに則り、1年半は短答知識の修得、次の1年半は論文の書き方の修得、最後の1年は徹底的なアウトプット力の底上げという形だったと思います。学説の対立等については基礎マスターに記載されている代表的なものを理解するにとどめ、自分の見解をしっかり説明できることだけに注力しました。

短答式試験対策について

最も有効であったのは、伊藤塾の模試です。3月から始まるタイミング、その後2週間ごとに行われる間隔等、インプットとアウトプットの底上げを絶妙に後押ししてくれたと感じています。

論文式試験対策について

論文マスター終了後、コンプリート論文答練、論文直前答練、全国公開論文模試のセットを2年やりました。ただし1年目は模試を除いてどれも時間内に書ききることができず、結果本番でも時間配分がうまくいきませんでした。2年目(今年)は「教室で時間内に書ききる」ことのみを心がけ、全回教室に行きこのタスクだけは完遂しました。得点は最後まで非常にばらつきがありましたが、直前模試は思わぬ好順位で非常に自信を持ったことを覚えています。

法律実務基礎科目対策について

論文マスター、コンプリート論文答練、論文直前答練、全国公開論文模試における伊藤塾岡崎講師の講義が全てというのが偽らざる実情です。講義内容を振り返りつつ、答練を繰り返し復習しました。

伊藤塾の学習と仕事・家庭との両立について

私は勤続25年以上の会社員ですが、仕事・家庭との両立はできたと思います。学生に比べて圧倒的に時間の融通がきかないので、どんなに短い時間でも継続していくという「あきらめの中での頑張り」というスタンスが重要なのではないかと思います。

最後に

予備試験合格は到底実力とは思えず、勉強の環境を含め非常に幸運だったことに尽きると思います。ただ、「努力なきところに幸運はない」というのは真実だと思うので、少なくともそこに足るだけの努力はできていたのだと感じ嬉しく思います。