明日の法律家講座 バックナンバー

明日の法律家講座 東京校第196回

2012年6月23日(土)実施
 

法案の作成から法律の運用まで〜公務員・弁護士・国会議員の経験から〜

【講師】 
平岡 秀夫 氏(衆議院議員、元法務大臣、弁護士)


講師プロフィール

平岡 秀夫 氏(衆議院議員、元法務大臣、弁護士)

山口県岩国市生まれ。
山口県立岩国高等学校、東京大学法学部卒業
1975年10月、司法試験に合格

東大卒業後、大蔵省に入省。東海財務局や国税庁、東京国税局、
在インド日本大使館一等書記官、内閣法制局参事官等を経て退官。
退官後は山口県(後に広島県)で弁護士登録、
岩国市で平岡秀夫法律事務所を開設
2000年、第42回衆議院議員総選挙に民主党公認で初当選
2003年、第43回衆議院議員総選挙で再選
2005年、第44回衆議院議員総選挙で3選
2008年、衆議院議員補欠選挙で4選
2009年、第45回衆議院議員総選挙で5選。
2010年6月、菅内閣で内閣府副大臣・国家戦略室長に就任
2010年9月、菅第1次改造内閣で総務副大臣に任命され、菅第2次改造内閣でも再任
2011年、野田内閣で法務大臣に任命され、初入閣を果たす
  
 

講師からのメッセージ 

 講座のタイトルを「法案の作成から法律の運用まで―公務員、弁護士、国会議員の経験から―」としました。あまり魅力的なタイトルではありませんが、色々な先生から学ばれている皆さんに私ならではのお話をするには、やっぱり私の体験の中からリアルなお話を聞いてもらうのが良いと思い、このタイトルにしました。
 私は、大学に入って憲法の講義を受けた時の感動が今でも忘れられません。憲法や法律の背後にある歴史や社会に興味を持ち、司法試験に挑戦をするための勉学として自らに課したノルマは、法律の専門書を読むことに加えて、1年間に最低100冊の社会科学の本を読むことでした。
 国家公務員になってから、法案の原案作成や法案審査を担当し、それまでの法理論や法解釈の勉強とは違った法律の接し方を学びました。22年間務めた公務員を44歳で退職し弁護士になったときは、法実務の経験が全くなかったために、先輩弁護士の「見習い」として実務の場所(裁判所、検察庁、警察署、刑務所、拘置所、少年院、強制執行現場等)を走り回りました。国会議員になってからは、各省庁の法運用をチェックするとともに、議員立法による法案作成や内閣提出法案の審議に取組んできました。法務大臣に就任した時は、これまで取組んできた課題の解決に向けて大臣としての権限を活かした活動もしてきました。
 これらの経験について具体的な体験談を皆さんにお伝えして、皆さんのこれからの進路選択に少しでもお役にたてたらと思います。