明日の法律家講座 バックナンバー

明日の法律家講座 東京校第222回

2014年7月5日(土)実施
 

財務官僚から弁護士への転進

【講師】 
山口 真由 氏(弁護士、「長島・大野・常松法律事務所」所属)


講師プロフィール

山口 真由 氏(弁護士、「長島・大野・常松法律事務所」所属)

1983年(昭和58年)札幌市出身。
筑波大学附属高等学校進学を機に単身上京。
2002年に、東京大学へ入学し法学部に進み、3年次に司法試験、翌年には国家公務員 I 種<現:国家公務員(総合職)>に合格。
また、学業と並行して、東京大学運動会男子ラクロス部のマネージャーも務める。
学業成績は在学中4年間を通じて“オール優”で、4年次には「法学部における成績優秀者」として総長賞を受け、2006年3月に首席で卒業。
同年4月に財務省に入省し、主税局に配属。
主に国際課税を含む租税政策に従事。
2008年に財務省を退官し、2009年に弁護士登録。
現在は主に、企業法務を担当する弁護士として活動するかたわら、テレビ番組や執筆等でも活躍中。
 
【業務分野】
企業買収(M&A)、プライベートエクイティ・ベンチャーキャピタル、国際法、メディアロウ、刑事事件、その他一般企業法務
 
【使用可能な言語】
英語
 
【著作・論文】
2014年 扶桑社『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。』
2012年 組織再編における株式買取請求等・組織再編等の差止請求
2010年 Amending the Civil Code
2009年 Consumer Affairs Agency
 
 

講師からのメッセージ 

 「ブラック企業」という言葉をネット上などで見るようになってから久しく、労働法を守らない企業に対する風当たりは厳しい世の中になっています。もちろん、悪質な企業に対してその是正を求めるのが法律の役割の一つです。
 しかし一方で、労働法遵守を叫ぶがあまり、逆に犠牲になっている労働者がいることをご存じでしょうか。
 法律は常に正しいのでしょうか?
 労働法といえば、使用者と労働者の対立構図で議論が進むことが多いのですが、実は、正社員と非正規との間など、「労労対立」の場面も少なくありません。なぜなら、究極的には、労働問題は賃金原資の適正分配というパイの問題になるからです。
 世代間の公平、実績に対する公平な処遇などを考えたときに、本当の意味での労働法の正義とは何か、これまで教科書で学んでいただけでは分からない価値観があることをお伝えしたいと思っています。
 私も伊藤塾の卒業生として、これから法曹を志す皆さんと一緒に、真のブラック企業対策とは何か、非正規雇用対策とは何か、そして、「今後の労働法はどうあるべきか」などを考えていきたいと思います!