明日の法律家講座 東京校第362回
2025年2月26日(水)実施
塀の中に落ちた法務大臣の1160日
~検察、司法、メディア、刑事行政を考える~
講師

河井 克行 氏
(元法務大臣)
【略歴】
1963年 広島県生まれ
1985年 慶應義塾大学法学部政治学科卒業
1990年 財団法人松下政経塾卒塾
1991年 広島県議会議員初当選(広島市安佐南区)
1993年 衆議院議員初当選(広島三区)。以来、当選回数七回
2004年 外務大臣政務官に就任
2006年 自由民主党国防部会長に就任
2007年 法務副大臣に就任
2008年 自由民主党副幹事長に就任
2012年 衆議院外務委員長に選任
2015年 内閣総理大臣補佐官[外交担当、ふるさとづくり担当]に就任
2017年 自由民主党総裁外交特別補佐に就任
2019年 法務大臣に就任
【著書】
『前法務副大臣が明かす司法の崩壊:新任弁護士の大量発生が日本を蝕む』(PHP研究所、2008年10月)
『国家としての宇宙戦略論』(誠文堂新光社、2006年8月)(共著)
『この国を根こそぎ!:超党派政策集団「日本を根っこから変える保守の会」政策集』(東京プレスクラブ新書、2012年2月)(共著)
『獄中日記』(飛鳥新社、2024年6月)
【講演内容の概要】
史上初めて法務大臣・副大臣と受刑者を経験した者として、聞くと見るとでは大違いの「塀の中」の実情を報告します。「刑務所は“再犯生産工場”や」と呟いた受刑者の言葉が表す、受刑者の更生を困難にしている刑事施設の問題点を指摘するとともに、改革への私案を紹介します。
検察の取り調べにおける「違法な司法取引」の実態を明らかにするとともに、それを報じないオールドメディアの「大本営発表」、そして「判断しない」司法が作り上げた“大規模選挙買収事件”なるものの真実を当事者の視点から述べます。
講師からのメッセージ
法曹には一人の人間の人生を大きく変える権能が与えられます。それを天職として目指す皆さんにどうしても伝えておきたい「裏側の世界」をお話しします。ぜひお聴きください。