明日の法律家講座 東京校第370回
2025年6月25日(水)実施
【シリーズ】憲法と国際人権法による人権保障ー子どもの人権ー
家裁における子どもの人権
講師
© 八田政玄
木村 草太 先生
(東京都立大学 法学部教授)
【プロフィール】
2003年、東京大学法学部卒業。同年、同大学法学政治学研究科助手。2006年、首都大学東京(現、東京都立大学)准教授。2016年より現職。2024年より、日本学術会議・子どもの権利保障分科会委員(連携会員)。
主たる著書に『憲法』(東大出版会)、『子どもの人権を守るために』(編著、晶文社)、『離婚後の共同親権とは何か』(日本評論社)、『離婚後の子どもをどう守るか』(日本評論社)、『「差別」のしくみ』(朝日新聞出版)など。また、憲法と子どもの権利・親権を論じた最新の論文として「共同親権の基準合意と協力」(法学セミナー2025年2月号)。
講師からのメッセージ
2024年、大規模な民法改正が行われました。戦後民法改正以来の親権法の大改正であり、実務家を目指す皆さんにぜひ知っておいていただきたい内容です。また、この改正の中に含まれる「非婚・離婚時の非合意強制型の共同親権」は、父母の人権、子どもの権利の観点から、重大な問題を含んでいます。明日の法律家の皆さんと一緒に、今、親権と子どもの権利をめぐり世界で何が起きているのか、日本の実務は子どもの権利を守れるのか、を考えたいと思います。