ソフトウェア開発業と行政書士業を両立して顧客の課題を解決

大塚 香織 先生 (行政書士)

■Profile
2012年度 行政書士試験合格
2013年 「フェロー行政書士事務所」開業 

行政書士を目指した理由

この仕事は間違いなくやりがいのある仕事です。受験時は私はエンジニアとして働いており、抱えている顧客も多く、仕事を続けることを決めていたため、あくまでIT業務をより質の高いものにしていくことを中心に考えていました。
顧客の課題を解決するという意味では、ITも行政書士も同様で、顧客との会話の中でも法律知識や業務で得た行政に関する知識が役立つ場面も多々あります。契約や権利関係を管理するシステムや、規制の厳しい業種では許認可関係の情報を管理するシステムなどを開発する場合もありますし、事業活動をされている顧客のほとんどは行政書士業務との関連が発生しますので、知識を活かしたご提案ができた時には法律を学び本当によかったと感じています。

開業のきっかけ

1年間必死に学んで得た知識をもっと本来のカタチで発揮し、ITという枠から離れた部分でも仕事をしていきたい、自分の創ったフィールドで新しいチャレンジをしてみたいと考えるようになり、開業することにいたしました。そして今感じていることは、想像以上にやりがいのある職業であり、責任の重い仕事であるということです。

行政書士業務のやりがい

例えば建設業許可であれば、不許可となればその企業の受注にも大きく影響を及ぼしますので、ある意味でその会社の命運が懸かっています。また、外国人関係の業務であれば、在留資格の取得や帰化ができるかどうか、これもその方の人生が掛っていると言っても過言ではありません。そういった方々のお話をしっかりお聞きして、プロとして、できる限りのお手伝いをしていく、そして得られた許可でお客様の幸せをつくる一端が担えるのならば、それは私にとっても本当に幸せなことであると感じています。
もちろん、その分多くの重圧を感じることもありますが充実しています。今後も多くのお客様のお役に立てるよう、日々研鑽を重ねて参ります