勉強苦手、記憶苦手、法律初学者でも5カ月で1発合格した私の合格術

坂本 裕一さん(63歳)
 

定年退職者
◆ 受験回数/ 1回
◆ 受講講座/行政書士合格講座 速修生
◆ 合格年度の学習開始時期/ 2019 年6月

※プロフィールは、2019年度合格時点のものです。

〈坂本さんにインタビュー〉

私が行政書士を目指した理由

2019年6月に会社を定年退職しましたが、その前月末、今後は何をして行こうか?と漠然と考えていた際に、インターネットで行政書士の存在を知り、伊藤塾に電話をしました。窓口の女性のテキパキとしたご説明に、いっぺんに引き込まれてしまいました。

司法試験の実績トップであること、他校より高額ではあるが講座の充実度やサポート態勢が格段に違うこと、法律の知識がなくても始められること、社会経験が生かせる職業であることを聞き、翌日迄の申込みで1万円引きとの不純な動機も手伝い、妻の応援に背中を押されて即日申込みました。

伊藤塾を活用した私の合格法

モチベーションを維持するには臨場感を通じて得る刺激や緊張が必要と思い、教室受講を選択しました。
 
記憶力に自信がある方ではないので、とにかく繰返しが大事と思い、ひたすらインプットとアウトプットを続けました。退職して時間だけは有り余っていたので、家族の全面的な協力の元、毎日、朝から晩まで机に向かいました。
 
坂本講師のご指摘に従い、学習内容を絞り込み、不要と指示された箇所は完全に無視しました。
ただ、独自のノートは作らないようにとの言いつけは守ったのですが、記憶の定着や記述式問題への対策上、どうしても自分で書いてみることが必要と感じたため、禁を破って、テキストを加工したり、独自に空白を含む問題文を作って、繰返し埋める練習をしました。
記述式の過去問を解く際に、パソコン変換に慣れた自分が、ごく一般的な漢字も書けなくなっていることに気付き、本試験を想定した危機感からの対策でもありました。問題文を作るのに思った以上の時間が掛かってしまって、自分は何をしているのだろう?と焦ったりもしましたが、自分には他人より多くの時間があるはずと言い聞かせて貫きました。
 
先生の指導の中で「学習計画を立てる」と言うものがありましたが、学生時代からその習慣がなく最初は戸惑いました。しかし、後半部分から取り入れて見たところ、思った以上に効果的であることに気付かされました。 
漠然と、あれもやらなければ、これもやらなければ、と気ばかり焦っていたのが、時間単位、週単位で学習対象を並べて行くと、落ち着いて、今やっていることに安心して集中できる作用があると実感しました。 

伊藤塾講師とのエピソード

坂本講師は、「皆さんが注力すべき学習内容を判断するのは私の仕事」ときっぱり言い切る、強い責任感とリーダーシップを持つ講師であり、学習内容のメリハリが常にハッキリ示されていたので、それを全面的に信用して学習に集中することができました。 
懇親会なども企画して頂ける講師だったので、普段は遠い存在である講師と直接話す機会を得て親近感を得て、モチベーションの維持にも繋がりました。学習仲間との会話を通じて共通の不安や悩みを実感したり、合格した先輩から学習上のヒントを得たりする貴重な機会にもなりました。

最後に

最初に伊藤塾の電話口で頂いた説明が現実になってしまいました。本当に驚きと感謝の気持ちで一杯です。大学受験でもしなかったほどの量の勉強をしました。この年でこれだけの気力がまだ残っていたのかと、自分で驚きました。 
漫然と老後の時間を過ごして行くものと思っていたので戸惑いもありますが、せっかく合格できたのですから、これを生かして是非、開業を目指したい!と考え、早速、行政書士 実務講座を申込みました。これからの学習を想い、わくわくしているところです。

受験勉強中の思い出の写真

禁を破って作った自作の穴埋め問題で記憶の定着に努めました。