大川 彩乃さん/49歳

 

【職業】会社員
【受験回数】3回
【受講講座】ハーフ模試、公開模擬試験 【合格年度の学習開始時期】2019年1月

※プロフィールは、2019年度合格時点のものです。

私が行政書士を目指した理由

法律系の勉強はほとんどしたことがありませんでしたが、たまたま外資系ソフトウェア会社の法務部でパートタイムの派遣社員として働いていた時、上司に勧められて2012年にビジネス実務法務検定3級および2級を同時受験し、運よく合格することができました。その後、フルタイム派遣での仕事に転職し、法務経験を積みながら、1級を受験するか迷っていた時に、今度は夫から、民間資格より国家資格の方が仕事上や転職の際に有利だからと、まずは行政書士を勧められたのがきっかけです。現在は以前のソフトウェア会社に戻って法務部員として企業法務に従事しており、業務上も士業である方がよいため、早期の合格を目指していました。
 

伊藤塾を活用した私の合格方法

ビジネス実務法務検定2級合格後、独学で行政書士試験に向けて勉強し、2013年に一度お試し受験したものの、あえなく不合格。数年経って、2017年11月からまたもやほぼ独学で勉強を再開しましたが、今度は伊藤塾の3回の公開模試で、その時点での実力や学習の進み具合を確認しつつ、本試験のシミュレーションをしました。また、模試の解説講義を受け、解説冊子を読みながら、自分の弱点を確認し、どこに力を入れればよいかを見極めるようにしました。
 

私の合格のポイントと反省ポイント

一般知識は2018年が難しかったため2019年は拍子抜けするほどでしたが、その反面、法令科目が難しく感じました。一瞬で解ける問題もありましたが、最終的には基本的な事項を問われているものの、そこにたどり着くまでに頭をフル回転させる必要があり、結果的に時間がかかってしまった問題がいくつもありました。最後まで粘れたかどうかで正解にたどり着けたか否かが分かれた印象があります。また、知識が重箱の隅まできちんと押さえられていなかった項目は、やはり2択で躓いてしまったことが反省点です。記述式では、せっかく判っているのにうっかりミスが出てしまい、今回の採点が甘かったことに救われました。
なお、試験中は脳みそを振り絞るので、バナナやチョコレートなどで糖分補給しておいたのが奏功したと思います。また会場となる大学では、たいてい椅子の座面が冷たいので、フリースのブランケットを持って行ったのも正解でした。これらはいずれも模試で予行演習し確認しておいたので、本試験では困ることはありませんでした。
 

伊藤塾の講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

夫が講座を受講しているのですが、志水講師や森講師が講義の中でおっしゃっていた語呂合わせやエピソードが聞こえてきて、何度も笑わせていただきました(例:うぐいすパンを間違えて買ってしまったために食べられなくなった?、「ぜんこくのひしょ、ほうしゅうをまえにしょーたいむばい」、「とどじろう」、「ハイジとヨーゼフ」など。おかげさまで憶えられた要件もありました!)。
また、志水講師の『必修項目115』は携帯に便利なので、いつも持ち歩いて隙間時間に活用させていただきました!
 

最後に

今年(2019年)も自己採点でダメだとすっかりあきらめて、早々に勉強を再開していたので、まさか合格しているとは思わず、合格発表も見ていませんでした。合否通知が届き、中を見てびっくり仰天!実はいまだに「採点ミスじゃないの?」と信じ切れていない状態です。合格証が届いても、まだ信じられないかもしれません。記述式の採点が昨年(2018年)と同じくらいの基準だったら合格していなかったと思います。逆に、去年の記述の採点が今年くらいの基準であれば、択一は同じくらいの点数だったので、去年合格できていたかもしれません。そう考えると、やはり自分の実力だけで受かるものではなく、運もあるのだなと感じます。
今後ですが、行政書士だけでは現在の法務の仕事に役立てることが難しいため、司法書士とのダブルライセンスを目指して引き続き勉強していきます(上司には、いっそ司法試験を目指した方がいい!と言われていますが…)。