誰でも実践できる!
司法書士試験に短期で合格する方法とは?

司法書士の資格を取りたい!と思うとき、誰もが「最難関の国家資格だし、本当に短期で合格できるのかな?」という疑問を感じたのではないでしょうか。
今や、インターネットなどで様々な情報が錯綜し、正しい情報を見極めて判断することが困難な時代です。そこで、「伊藤塾流の最短・最速合格法」を公開しますので、ぜひご一読ください。

1.まずは試験内容についてきちんと知ろう!

司法書士試験の特徴

 (図1)を見てください。大きく午前の部と午後の部にわかれます。午前の部につては5肢択一式問題のみが出題(35問)、午後の部については5肢択一問題(35問)と記述式問題(2問)の2つの形式の問題が出題されます。
 記述式の問題は不動産登記法・商業登記法の各1問ですが、それぞれ、関連各法と連動した知識が要求されます。その意味で記述式問題は総合的かつ、応用的な問題であることを認識してください。

 択一試験の出題配分で注意してほしいのでは、民法20問と不動産登記16問の部分です。これら2科目で36問、択一式の試験が70問ですから半数以上が出題されています。この2つの科目に、会社法・商法9問、商業登記法の8問を加え、4科目で53問が出題、全体に占める割合は約75%となります。不動産登記法・商業登記法は記述式でも出題されますから、配点比率を考えると80%を超えるものとなってくるのです。

 また、それにプラスして民事訴訟法5問の攻略も不可欠です。司法書士試験合格後は認定考査という簡易裁判所の訴訟代理を行うための試験に合格することが必要になってきます。その時には当然、手続法である民事訴訟法の理解が必須になるので、受験時代から基本的な部分の準備を整えておきましょう。

 伊藤塾では重要である5科目を「主要5科目」として位置づけています。
 (図2)をみてください。司法書士試験には午前の部択一式、午後の部択一式、記述式それぞれに基準点が設けてあります。つまり、総合得点が合格に十分であったとしても、3つのうち一つでも基準点を下回ると合格することができないのです。

 ここが司法書士試験の1番注意する点であり、主要5科目が特に重要といっても、苦手科目や苦手分野をつくらず、バランスをとりながら全科目を平均的にレベルアップさせていく必要性があります。

(図1)

 (図2)

2.正しい学習法を手に入れよう。

独学でも合格できる?

 不可能ではないですが、合格まで過分の時間を要することになります。
 独学は一見費用の面でメリットがあると思われるかもしれません。しかし、合格までの時間・効率などトータルで考えた場合、デメリットが多く存在すると言わざるをえません。特に初学者にとって、法律の学習というのは理解しにくいものです。また、覚えるべきポイントと、一読しておけば十分なポイントについて判別がつきません。さらに、学習ペースも掴みにくいので結果的に合格までに費やす時間も費用もかかってしまいます。
この点、受験指導校の講義は、わかりやすい講義をするための工夫、難しい部分や、必要な知識の序列(ランク)付けなどを行います。そこで、司法書士の勉強を開始するには、受験指導校の講義を受講することが最適です。

法律の学習にセンスは必要?

 まったく必要ありません。
 司法書士試験合格のためには何か特別な才能・センスを持ち合わせていなければならないと思うかもしれません。法律の勉強も最初は難しく感じることもあるでしょう。しかし、学習をすすめていくと、個別の分野の知識はそれほど難しいわけではないことがわかるはずです。法律学習に出てくるものは、最終的に「常識」どおりの結論になることが多いからです。これは法律が市民社会のルールを規定し使われることを前提としている以上、当然の結果といえます。この試験で敢えて必要な才能をあげるのであれば、「普通の感覚」を持ち合わせていることです。

司法書士試験に求められる合格力とは?

 能力(1)×モチベーション(10)×正しい方法論(10)=合格力(100)
 合格力とは能力・モチベーション・方法論の3つが掛け合わさったものであると位置づけています。足していくのではなく、掛け算されていくということです。例えば能力が1であってもモチベーションが10あって、正しい方法論が10あれば合計は100となります。つまり合格できるわけです。逆にいくら能力が10、モチベーションが10あったとしても正しい方法論が-1であれば合計が-100となり、不合格という結果になります。短期合格を考えた場合、合格に直結する重要な要素は「正しい方法論で導いてくれる受験指導校・講師・教材」ということです。


3.攻略のポイントを掴もう!
~短期合格のための3つの鉄則~

鉄則1.手を広げない

●情報を一元化しよう
●差をつけようとするのではなく、ついていく姿勢で臨もう
●学者になるための勉強はしない


  司法書士試験は11科目と覚える知識も膨大です。効率よく勉強をすすめるためには情報の選別化と一元化がいかにできるかがポイントです。勉強をすすめていくと、自分の勉強の方向性に自信がなくなり、あれもこれも覚えなければいけないと焦る気持ちが出て、市販されている様々な方法論の書籍やインターネット上の情報等に目移りしがちですが、ここは我慢です。手を広げれば広げるほど、いままで蓄積されてきた既存の知識があやふやになってしまいます。本試験の現場において、唯一頼れるのは自身を持って判断できる正確な知識だけです。
 あやふやな知識は迷いが生じる原因となり、素直な気持ちで問題を解くことができなくなり、解かなくてもいい問題(合否には影響がない問題)を判断できずむやみに時間を費やしてしまいます。 100あるあやふや知識よりも10ある確実な知識の方が重要ということは短期合格者が実感しているところです。
手を広げず、過去問の出題を基準に意図的に覚える知識を絞り込み、知識の精度をあげていきましょう。
 

鉄則2.繰り返し学習をする

●情報を選別しよう
●1度の勉強で完璧な理解を求めない
●短期記憶から長期記憶


 最初から講義内容をすべて完全に理解し、記憶しなければいけないと思う必要はありません。覚える情報が多いだけに忘れることを前提に勉強をする姿勢で臨みましょう。記憶を定着させるためには理想の復習タイミングがあります。1度目は講義を聴いた翌朝までに、2度目は1週間後、3度目は1ヶ月後に復習がよいと一般的に言われています。ここで重要なのはある程度短い期間に何度も復習することで、短期的な記憶から長期的な記憶に変わるということです。短期記憶の知識はあっという間に忘れてしまいますが、長期的な記憶はなかなか忘れないものです。皆さんの身近なところでも長期記憶に切り替わっているケースがあります。掛け算の九九をイメージしてもらえると分かりやすいと思います。なかなか最初のうちは記憶が定着しないことがあったり、定着させる作業があきてしまうこともあるかもしれません。ただ、一人ひとりにあった最適な記憶法がきっとあるはずです。 繰り返し学習こそが合格への最短距離だと思ってがんばりましょう。

鉄則3.最後まであきらめない

●1年目には1年目にあった合格パターンと勉強がある
●先輩合格者のアドバイスを鵜呑みにしない
●演習や模試の成績に振り回されない
●直前期が最も力が伸びる
●1年でも早い合格を目指す

 試験直前期に公開模試を受験し、その成績というのは非常に気になるものです。しかし模試の成績が良くなければ合格できないと思う必要は全くありません。よくこの公開模試の成績がふるわず「合格できない、もうだめだ」とあきらめてしまう人が多くいますが、ここであきらめてはいけません。むしろ公開模試からが勝負だと思うことです。本試験1ヶ月間を上手く過ごせた人が、合格を手にできるのです。特に一発合格者は、公開模試では合格推定点に届かない下位の成績であってもその成績とは無関係に合格しているという話はよく聞かれます。それは一発合格者は「公開模試の成績を上げるための勉強」ではなく、「本試験に合格するための勉強」を実践しているからです。「絶対に合格する!」という 強い信念 と、最後の最後まで決してあきらめない 強い精神力 を持って1年でも早い合格を目指しましょう!

司法書士試験 一発合格者による座談会

入門講座を受講して、1回の受験で合格された方にお集まりいただきました。みなさん、受験勉強をしながら仕事や学業、家事と育児をこなし、最後までやり抜いて合格された方々です。これから合格を目指す方への大きなヒントをお話いただきました。
座談会の全文はこちら

4.伊藤塾が誇る学習法「合格戦略」

伊藤塾の司法書士試験 短期合格法~択一式~


 

勉強法1.講義の進行にそって過去問を検討する

 過去問というのは全部の講義が終了してからやるものではありません。講義が進んだら該当の範囲について、過去問を解かなくてもいいから読んでみる、“講義で言っていた箇所はこの部分なんだな、このような形で問われているんだな”と確認することで全然理解度が違います。それを後回しにしてしまうと、最終的なゴールが見えないわけですから自ずと理解することに時間がかかり、学習の効率が上がりません。
ですから入門講座の段階では過去問はテキストの一部というぐらいに位置づけてもよいでしょう。

勉強法2.テキストと過去問の往復を徹底する

 体系的なテキストと過去問を往復することで出題頻度が高い部分が明確になります。この往復を徹底していきながら、テキストに情報を集約することでメリハリづけができてきます。

勉強法3.重要知識・混同しやすい知識の整理(比較の視点をもつ)

 法律を学ぶうえでは常に似たような問題というのが存在します。そこで比較しながら確認することが重要です。講義でも常に関連箇所を挙げながら確認していきます。

勉強法4.記述式対策との相乗効果を利用して学習する

 伊藤塾のカリキュラムの特長でもある早期の記述式対策は、択一式学習の効率化につながっていきます。従来は択一式対策の知識を全部習得してから記述式対策をするのが主流でしたが、今はそうではありません。“記述式で問われているものが択一式ではこのように問われるのか、逆に択一式で問われているものが記述式ではこのように問われるのか”ということがわかってきます。よって、早期に記述式対策をすることは重要です。

伊藤塾の司法書士試験 短期合格法~記述式~

勉強法1.早期に記述式対策の基礎を学び実践する

 入門講座のインプット段階から記述式の基礎問題に取り組むようになっています。始めに大きな記述式の考え方を学んでいきますので、記述式に対する苦手意識も払拭します。

勉強法2.雛形の暗記ではなく、解答方法を重視した対策を立てる

 思考プロセスをしっかり確立することで、どんな問題が出題されたとしても揺るがない自信をつけることができます。

勉強法3.間違いノートをつくり、徹底的にミスをなくす努力をする

 記述式の対策においては間違えた知識などをノートに集約しておくとよいでしょう。本試験の午後の部が開始する前にも確認できますし、ノートを作成することで自分の知識のあいまいな部分や自分がミスをしやすい部分が明確になります。

伊藤塾の短期合格法を詰め込んだ、「司法書士入門講座」

伊藤塾の司法書士入門講座は、法律学習経験がない方でも1年で合格できるよう、 受講生一人ひとりの「合格力」を育成します。
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