【特集】入門講座山村クラス
  一発合格者による座談会

(山村 拓也講師)
本日は、お忙しい中、お集まり頂きありがとうございます。
今回は、入門講座山村クラスを受講して、1年、または1年半の勉強で一発合格したみなさんに、一発合格の秘訣をお聴きしたいと思います。
学生の方、主婦の方、フルタイムで働いている方、専業の方、本当に幅広い層の方にお集まりいただきました。それぞれの受験環境から、工夫した点や、心がけていた点など、一発合格のための勉強方法をお聴きできればと思います。よろしくお願いします。

 

山村拓也講師

 
━━━では、まずは司法書士を目指したきっかけをお聴きしていきたいと思います。

  • (中山さん)
    一法学部で法律を学んでいたので、会社勤めではなく、法律を使って自分の力で働ける資格を探していました。その中から、登記や裁判業務、後見業務など業務の幅が広い、司法書士を目指しました。

    中山陽介さん
    入門講座山村クラス20ヶ月コース受講で一発合格
    専業受験生

  • (田代さん)
    私の父は司法書士です。そこで自分もなにか勉強をしたいという気持ちがあり、受験資格に制限もなく、すぐに結果が出せる一発勝負が気に入ったので、司法書士を受験しようと思いました。
  • 田代皓士さん
    入門講座山村クラス1年コース受講で一発合格
    大学3年生在学中

  • (小林さん)
    結婚当初から家事と子育てを優先した生活で、いざ子育てが終わり考えてみると、何の肩書も残っておらず愕然としました。人生をこのまま終わるのも寂しく、情けない、ならば何か資格を持って働きたい、自信を持って働ける仕事は何だろうと考え、司法書士という責任と信頼の伴う仕事に出会いました。
  • 小林和子さん
    入門講座山村クラス20ヶ月コース受講で一発合格
    主婦

  • (市村さん)
    20年前に伊藤真塾長の講義を受けたことがありました。そのときは法律に興味はあるものの勉強に挫折し、結局受験はできませんでした。しかし、法律家として自分の力を活かしたいという思いはずっと残っていて、思い切って司法書士を目指しました。
  • 市村治さん
    入門講座山村クラス1年コース受講で一発合格
    3月までフルタイム勤務

  • (岩渕さん)
    はっきりとした理由はなかったのですが、このまま無職ではちょっとまずいな、と思っていました。そんなとき、法律を勉強していた学生時代の充実感を思い出して、司法書士試験を目指すことにしました。
  • 岩渕菜々さん
    入門講座山村クラス1年コース受講で一発合格
    専業受験生

  • (上野さん)
    私は弁護士のアシスタントをしていますが、その弁護士から「私も年齢を重ねて、いつまで仕事を続けられるか分からないので、自分でも今後の人生を考えるように」、とアドバイスをされました。すでに結婚はしていたものの、手に職をつければ、自分の力で生きていくことができると思い司法書士を目指しました。
  • 上野有希さん
    入門講座山村クラス1年コース受講で一発合格
    フルタイム勤務、主婦

  • (山村講師)
    みなさん、様々な動機で司法書士試験受験を決意されたのですね。

 ━━━では、みなさんが司法書士試験の学習を開始されるにあたって、なぜ、独学等ではなく伊藤塾の入門講座を選択していただいたのかお聴かせ頂けますか。

  • (上野さん)
    他の受験指導校もいろいろと検討しましたが、山村講師の、穏やかで、勉強方法も間違いないというイメージが、自分自身で納得がいくものだったので決めました。
  • (岩渕さん)
    インターネットの無料講義を他の受験指導校と見比べて、やっぱり伊藤塾が良いと思いました。山村講師の講義では記述式の答案構成を早いうちから勉強できるのも大きな決め手になりました。
  • (市村さん)
    無料で受講できる山村講師の講義を受講してみると、やはりすごく印象が良く、熱意と誠実さを感じる、飽きさせない内容で、これは受講して勉強したいと思いました。
  • (小林さん)
    娘が伊藤塾で司法試験の勉強をして合格しました。その実績を信頼していましたが、無料体験した山村講師の講義はアナウンサーのように優しい声で分かりやすく、滑舌が良く、聞きやすい講義で迷わず決めました。
  • (田代さん)
    大学で予備試験を勉強している友人は、ほとんど伊藤塾で勉強していたので、法律といえば伊藤塾だと思っていました。そこで、実際に校舎に相談に行き、山村講師を紹介されたので、他の受験指導校との比較もせずに受講を決めました。受講した結果、やはりはずれはありませんでした。
  • (中山さん)
    法学部の時、伊藤塾のテキストを読んで、法律に関しては伊藤塾が分かりやすいという印象がありました。また行政書士受験生の割引制度もあったので決めました。講師は、無料で受講できる講義を受講してみて、くせがなく、聞きやすかった山村講師に決めました。
  • (山村講師)
    みなさん、無料の体験講義を受講してくれた方が多いですね。講義内容を観た上で決めていただいたことはとても嬉しいです。また、書籍や校舎スタッフの対応、校舎の雰囲気など、講義以外の部分も気に入っていただいているのはスタッフの励みになります。


 ━━━それでは実際に入門講座を受講してみて、良かった点や教え方の印象、講義中のメッセージなど、なにか心に残っている事はありますか。この点を私からお聴きするのも恐縮なのですが、お話頂ければと思います。

  • (市村さん)
    「合格者は崖から這い上がってくる者ではなく、落ちずに耐え続ける者である」。あとは、「試験直前の2週間で成績がぐんと上がるので諦めずに頑張れ」という言葉ですね。あと「合格後のイメージをしっかり持つこと」。実は私はこの座談会で山村講師にお会いできることをイメージして勉強しました。
  • (小林さん)
    難しい論点を話しているときも、講義ではとても簡単に聞こえました。難しい話を分かりやすく簡単に教えるのは、かなり深い知識がないとできないと思います。
    他にも講義中のエールがとても心に響きました。くじけそうになったり、心が折れそうになったり、そんなときに絶妙のタイミングで、エールを送ってくれるのは、受験期間通して本当に支えになりました。
    「とにかく愚直に頑張ることが大切」これもよく話されていました。これまで私は要領良く生きるのが大切という人生観だったので、この言葉は最初は衝撃的でした。しかし、言われた通り愚直に頑張ってみた結果、本当に合格できたので、嬉しい経験になりました。

    小林さん

  • (田代さん)
    ベースの知識など、ほとんどの知識は入門講座で山村講師から教えていただきました。そういう意味では、講義内容の全てが印象に残っています。
  • (中山さん)
    山村講師が重要と言った内容で、特に難しいところは何回も何回も丁寧に繰り返し説明されたので、授業の中で理解が完結しました。そこはすごく印象に残っています。あとは「みんなここで一度はつまずくから」と言われた箇所は、今はまだ理解できてなくてもいいんだと思えて学習のモチベーションが維持できました。
  • (上野さん)
    最初のガイダンスで感じた山村講師への信頼が、授業の内容も、人柄も含めて全部そのまま維持されていきました。上がることはあっても下がることはなかったです。もともと疑い深い性格なのに、自分でも珍しいと思うくらい1年間信じ続けられました。あと、印象に残った言葉は、受験中の父の死もあり、「受かる年にはなにかある」、そして「当日に合格ラインに入れば良い」という言葉で、これは最後まで支えになりました。
  • (山村講師)
    みなさんが、私を最後まで信じ続けていてくれた事は本当に励みになります。日々これだけの講義があると、手を抜こうと思えばできるのかもしれませんが、私は10年以上の講師経験で講義準備に手を抜いたことは一度もありません。真剣に勉強して、一発合格したみなさんに、このことを評価していただいたのは本当にうれしいです。ありがとうございます。
  • (岩渕さん)
    講義内容の良さはもちろんですが、メンタル面で多くのアドバイスをいただきました。最初は実感がわかず、とりあえずメモをしていましたが、書きためたメモが直前期にすごく役に立ちました。勉強面とメンタル面、両方のサポートがあったからこそ合格できたのだと思います。
  • (山村講師)
    講師の役目は、受験生のみなさんを最後まで引っ張っていくということだと思っています。合格に必要な知識や技術を教えるは当然ですが、それよりも、いかにメンタルを維持できるか、最後まで続けてもらうか、そこがいちばん難しいのです。入門講座は、初学者の方が1から始める講義なので、最後まで続けることがとても大切です。合格者の共通点は、メンタル面を含めて私が伝えたいメッセージをしっかりと受け取ってくれているということです。この点も、私にとってはとても嬉しいことです。

 ━━━では次の質問に移りたいと思います。
司法書士試験は難しい試験だと思います。結果としてみなさんは一発合格をされましたが、最初から1回で合格出来ると思っていましたか。

  • (中山さん)
    確固たる自信はありませんでしたが、絶対1回で合格したいと思っていたので、日々の勉強でも、どうすれば3%に入れるか意識していました。講座中のテストでも上位3%に入る、勉強の量でも、どうすれば3%に入れるかを常に意識していました。

    中山さん

    (田代さん)
    正直、1回で合格できると思っていました。記憶は得意なので、民法の最初から、これは得意分野だから頑張ろうと思い、また模試でも良い結果がとれていたので合格の実感はありました。大学受験も自分なりの成功体験があったので、司法書士試験でも活かせると思いました。大学受験から時間がたっていないのは学生のメリットだと思います。
  • 田代さん

  • (小林さん)
    一発合格すると決めてから始めました。できる、できないではなく、“する”と決めて勉強しました。子育て中はずっと教育ママで、試験は滑り込むのではなく、上から掴みとるのだという信念で子供を叱咤激励してきましたから、自分にも厳しい姿勢で臨みました。
  • (市村さん)
    働きながらの勉強なので、2、3年くらいかかるのが普通かなと思って始めました。しかし、今年になってから実力が伸び、それをきっかけに、4月から受験に専念し、今年絶対合格するために頑張ろうと思いました。また、山村講師が「自分自身、受かってからの方が受験時代よりも何十倍も勉強している」と話されていたので、今の勉強は最低限で、たいしたことはないと思い、自分の中で必要以上に試験のハードルを上げなかったことが勉強の継続、そして合格に繋がったのだと思います。

    (岩渕さん)
    専業受験生なので、一発合格しかないと思い始めました。あと、合格率3%については表面上の数字で、実際に合格するつもりで努力している人の中では10%くらいだという話を聞き、10人の中で1番だったら自分でも可能だと思いました。
  • (上野さん)
    一発で受かると思っていました。自分の置かれている勉強環境は結構厳しい環境だという自覚もありましたが、それでも合格すると思っていました。試験が終わっても合格できたという実感はありませんでしたが、受験勉強中、合格できないと思うことは1秒たりともありませんでしたし、いつでも絶対合格するつもりで勉強していました。
  • (山村講師)
    やはり絶対合格するという強い決意と、その決意を持ち続けていくことが一発合格には最も重要ですね。講義でもお話ししましたが、人は自分で無理だと思った瞬間に潜在意識の中でブレーキをかけてしまうので、その時点で合格は厳しくなってしまいます。誰がどう言おうと絶対に自分は合格するんだという強い気持ちは、みなさん共通していますね。

 ━━━それでは、次に、モチベーションの維持の仕方、息抜きの仕方等についてお聴きしたいと思います。

  • (中山さん)
    山村講師の受験生の頃の話とか、山村クラスの先輩合格者の話とかを聴き、辛いのは自分だけではないとモチベーションを維持していました。環境的に専業受験生だったので、肩身が狭くて、周りからも置いていかれている感じで、その状況をなんとしても変えたいという思いがモチベーション維持の中で大きかったと思います。
    あと、息抜きはYouTubeで見るお笑いの動画でした。直前期のあるとき、ふと気の緩みから、勉強の時間よりYouTubeの時間が長くなってしまったとき、山村講師とお話する機会があり、「そういう気の緩みで落ちてしまった人を見てきているから気をつけて!」と言われ、気合を入れ直し、最後の1週間死ぬ気で勉強しました。

    (山村講師)
    一度、頭の中を空っぽにしてリフレッシュできるので、息抜きにお笑いはいいですね。私もお笑いは大好きです。ただ、長く観すぎてはだめですが(笑)
  • (田代さん)
    モチベーション維持は気負いすぎないことです。そんなに意識せずに勉強していく。試験のこともあんまり深く考えずに、本当にやることをやるって感じで勉強しました。さすがに直前期は、勉強以外のことはしないようにしましたが、それまでは飲みに行ったり、友達と遊んだりもしました。普通に大学に行って授業にも出席しました。

    (岩渕さん)
    勉強を始める前、何にもしていない生活でした。それをいきなり毎日何時間も勉強する生活に変えるとストレスがたまり、途中であきらめてしまいそうだったので、とにかくストレスをためないように適度に遊びにも行きましたし、途中であきらめてしまうことだけはないように意識しました。

    岩渕さん

  • (小林さん)
    主婦なので家事をストレス解消にしました。洗濯物をたたむことや、洗い物など単純作業は頭がすっきりします。また、家事をしながらでも音声で講義を聴いて勉強もできます。うまく主婦業と受験勉強がマッチしてくれたという感じはありました。
  • (上野さん)
    仕事して、主婦もして、主人に許可をとって始めた受験勉強だったので、モチベーションが下がる暇がなかったというのが正直なところです。一発合格するときめたら、いろいろと考える暇などありませんでした。勉強も、朝の3時間と通勤等の移動中しかしないと決めていたので、気晴らしは夜のお酒、つかの間の晩酌の時間は原動力になりました。
  • 上野さん

  • (市村さん)
    フルタイムで働きながらの勉強は、なんとか時間をつくり、すきま時間に勉強するスタイルでした。朝起きて講義を受講し、仕事の運転中に講義を聴き、通勤時間と移動時間にも講義を聴いていたので、特にモチベーションが下がったことはありませんでした。逆に、4月以降勉強に専念してからは、勉強時間が長くモチベーションが下がる時がありました。そんなときは図書館とカフェを行ったり来たりして、飽きないように工夫しました。息抜きには運動、講義を聴きながら走りました。移動中にも講義を聴けるので効率的でした。

    (山村講師)
    みなさん、それぞれの受験環境に応じて、モチベーションの維持や息抜きの仕方も様々ですね。

 ━━━では、次に、ご自分の勉強が、なぜ一発合格につながったのか、心がけたことや勉強で工夫したことなど、一発合格の秘訣をお聴きできればと思います。

  • (岩渕さん)
    山村講師が、「入門講座だけで合格に必要なことは全て網羅しているから、基本を大切にして手を広げすぎないように」と言われていたので、その基本を大切にすること、手を広げすぎなかったことが、一発合格出来た理由だと思いました。一見すると複雑な記述式の過去問も、解答部分はすごく単純で、しかも満点をとる必要はないので、やはり基本を大事にすることが一発合格の秘訣だと思います。
    また、ここは記憶というところは、しっかりと記憶を定着させる、大事だと言われたところは重点的に勉強するというメリハリを付けた学習も重要だと思います。
    (上野さん)
    私も同じです。大事なところはきちんと覚える努力をしました。山村講師の言うとおりにしっかり勉強すること、そして気持ち的には常に一発で合格すると思い続けること、これに尽きます。一回止まってしまったら置いていかれると思い、だから絶対に止まらないと決めました。課題として自分でやると決めたところはとにかく毎日やり続けました。

    (中山さん)
    とにかく山村講師に言われたことを絶対に覚えることがとても大事だと思います。年明けの答案構成力養成答練で、初めて中上級の方と勉強したとき、山村講師がする質問で、とても大事な部分を答えられない人がいるのには本当にびっくりしました。大事なところと何回も言っていたので、覚えようと思わなくても、聞いているだけで覚えていました。とにかく山村講師に言われたことは絶対覚えるという気持ちでした。あとは、繰り返すことです。行政書士試験を受験したときも、同じことを何回もくりかえして勉強していたので、法律の勉強では繰り返しが大事だと実感していました。
  • (山村講師)
    当たり前のことを当たり前にやることがどんなに大切なのか、みなさんも実感していると思います。講義のなかで、ここは重要だから覚えてほしいと言っても、本気になって覚えようとしない人もいます。でも、合格する人はしっかりと覚えています。面倒くさくて、人が嫌がるところをきちんとやれる人が結局合格するのであって、何か変わったことをやって人に差をつけようとする必要はないのです。やはり、愚直に勉強することが一発合格に繋がっているのですね。
  • (田代さん)
    私は、講師への信頼はもちろんですが、自分の勉強方法への信頼も大事だと思います。記憶すること、特に短期記憶と長期記憶は常に意識していました。午前中に起きて最初にノートを作ります。基本的に間違いノートです。分からないところや、怪しいところをノートに書き出します。それを覚えるくらいに短期で記憶して、2時間くらい経ったらもう1回思い出して、思い出せたら第一段階クリア、そして寝る前に今までのノートも思い出していました。自分にあった勉強法を信頼して地道に出来たのが良かったと思います。入門講座テキストの知識をどんどん凝縮していくというイメージで、最後のノートは長い付き合いになる知識になりました。
  • (山村講師)
    大学受験での成功体験を、そのままフルにこの試験に応用できているのはとても効率的ですね。これこそが、在学中に司法書士試験を受験する大きなメリットと言えますね。
  • (小林さん)
    たとえ苦手な分野だとしても、これは捨てようという問題は一切作りませんでした。その問題に足元をすくわれたら、合格は1年遅れてしまいます。捨てる問題は作らず、できなかった問題は全部付箋をつけて覚えていました。そして自分が知識として定着していると思ったときに初めてその付箋をはずしました。司法書士の試験問題については、入門講座で勉強したこと、1度でも解いた問題は、全部マスターしている、もし同じ問題が出たら絶対全部解ける、というところまでやろうと思いそれを目指していました。
  • (市村さん)
    やはり、やるべきことを絞って繰り返しやることだと思います。あと、自分なりに3つのことを意識していました。1つ目は素直であること、2つ目が選択と集中、3つ目が初心を忘れないことです。山村講師が言われていたことは最後まで信じて実行しました。例えば、寝る前の5分間の記憶や、記述式の勉強が始まってからは、試験まで1日たりとも記述式問題と離れるなということ等です。実は、合格した今でも登記法の感覚が鈍らないように記述式の問題を解いています(笑)。選択と集中は、やるべきことを絞って、入門講義テキストとドリルと過去問のみに集中して勉強しました。初心については、モチベーションが下がったときに、自分が司法書士を目指したきっかけを思い出して自分を鼓舞しました。
  • 市村さん

  • (山村講師)
    私は、ガイダンスや講義中に「絞り込みと繰り返しが重要」ということをよくお話ししますが、まさにそれを実行して一発合格を勝ち取ってくれたのですね。伊藤塾の教材のみで、合格に必要な情報は十分ですので、それを証明してくれたこともとても嬉しいです。

 ━━━それでは、少し話を変えて、多くの受験生が悩んでいるであろう、受験勉強中の人付き合いや、何か我慢したことなどをお聴きできればと思います。

  • (中山さん)
    自分から誘うことはしませんでしたが、誘われたら行くようにはしていました。誘いを断ったのに落ちたと言われるのが嫌でしたから、なるべく行きました。といっても、頻度としては月1回程度でした。我慢したことは、大好きなサッカー観戦ですね。見ないと決めたことで自分に負荷をかけました。
    (田代さん)
    私も、人に誘われたら断らないようにしていました。しかし、勉強を始めてからは、付き合う人が変わりました。勉強を始める前はサッカーのサークルに所属していたのですが、勉強を始めて、サークルを辞めからは、司法試験の勉強している友達や税理士試験、公認会計士試験の勉強をしている友達が人付き合いの対象になりました。

    (小林さん)
    私は絶対に一発で合格しようと決意して、人付き合いを一切断わりました。テニススクールも、理由を言わずに辞めて、いろいろな方から心配もされました。お楽しみが入ると流されてしまう性格なので、自分を追い詰め、ストイックに勉強しました。合格して久しぶりにテニスをやりましたが、右腕だけは筋肉痛になりませんでした(笑)。毎日の記述演習で右腕が鍛えられていたのかもしれません。そのくらい頑張って勉強していました。
  • (上野さん)
    私も人付き合いを断っていました。また、時間確保のため、いつもより髪を短く切り、美容院に行く回数を減らして、ネイルサロンもやめました。友達には1年間会えないと先に伝えました。家族とも距離を置きたいくらいだったのですが、主人の夏休みには9月にハワイにも行きました。でもハワイのホテルでも勉強はしていました。講義のインターネット配信の時間を、時差を考慮に入れて予め調べておいて、ハワイのホテルでも講義の受講はしていました。今では笑い話ですが、ワイキキのビーチの見える部屋でもビーチには行かず、不動産登記の仮登記の勉強をしていました。こんなことをしていたのはワイキキでも私くらいでしょうね(笑)。
  • (山村講師)
    それは驚きました。「ハワイで仮登記の勉強」、これから講義のネタで使わせて下さい(笑)。受講生の中には、仕事で海外出張が多い方もいらっしゃるのですが、海外でもWEB受講ができるので、大変便利だとおっしゃっていました。
  • (岩渕さん)
    私は専業受験生で、時間はあったので、特に制限はしていませんでした。ただ、勉強を理由に断ったときに、それでも誘ってくる人とは、距離を置くようになっていました。趣味の付き合いも、試験直前期は連絡ツールを削除して勉強に専念し、本当に親しい人とだけ関わっていました。
  • (市村さん)
    仕事をしていたので、普通に人付き合いをしていました。ただ、試験直前は、最低限の連絡だけにして、基本的に自宅と図書館との行き来だけになりました。。
  • (山村講師)
    人付き合いや、我慢してきたことも、みなさんそれぞれなのですね。自分の性格や受験環境に合ったスタイルで勉強を継続していくことが重要なのですね。

 ━━━それでは、最後に今回の座談会の感想と、これから学習を始める方、今学習中の方へのメッセージをお願いできればと思います。

  • (小林さん)
    今日、座談会をして、自分も結構頑張った、辛かった、でも他の方々も同じような思いをされていたということを知りました。合格の喜びは受験時代の苦労や努力を払ってもあまりあるものです。
    これから受験を考えている方は、試験の難易度や科目数の多さに不安をお持ちかもしれません。また受験勉強中の方は、目の前の課題がいくつもあるかもしれません。でも、それを乗り越えるだけの価値のある資格だと思います。どうか頑張ってください。
    (中山さん)
    今日、座談会に参加してみて思ったのですが、やはり短期で合格する人には共通点があります。みんな同じ気持ちで勉強していたのだなと分かりました。
    これから勉強を始める方は、難しい試験だと思うかもしれませんが、言われたことをきちんとやる、基本を大事にするということが1番大事なことだと思います。気負うことなく、やるべきことさえやれば合格出来る試験なので、勉強を始めてみてください。
    現在勉強中の方は、いろいろなことに手を出したくなる気持ちをおさえて、ぶれずに、今やっている学習を信じて勉強することが大事だと思います。みなさん頑張ってください。
    (田代さん)
    他の合格者の方とお話しさせていただき、やはりみなさん素晴らしい心がけで、やることをしっかりやっていたなという印象でした。やることをしっかりやるためには、講師を信頼し、言われたことをしっかりやることが大事だと思います。
    今勉強されている方、これから学習を始めようと思っている方は、しっかり指導してくれる講師を選ぶことが大事です。講師を信頼して、効率よく勉強すれば、短期でも十分結果が出る試験だと思いますので、ぜひ頑張ってください。
  • (岩渕さん)
    座談会に参加してみて、みなさんいろいろ工夫している、すごい、と思うことがたくさんありましたが、一発合格のみなさんに共通する部分もかなり多いと思いました。やはり山村講師の言われた通りに勉強をしていれば、短期で合格できると思います。
    これから勉強を始める方も、現在勉強中の方も大変なこともたくさんあると思いますが、合格後には周りで支えてくれていた人たちが喜んでくれますし、合格祝賀会や研修など楽しいことがたくさんあるので、もう少し頑張ってください。応援しています。
  • (市村さん)
    座談会に参加して、他の合格者の受験時代の思いや、勉強の状況が聞けて、とても楽しくすごせました。やはりみなさん意志を強く持って勉強されていたと思いました。また、合格するために大切にしていたことはみなさん同じだと改めて思いました。
    これから勉強される方や、勉強中の方にお伝えしたいのは、諦めるのは簡単ですが、自分に言い訳をせず、自分の気持ちに嘘をつかず、最後まで続ければ絶対に合格出来ますので、頑張って下さい。
  • (上野さん)
    座談会に参加して、他の合格者の方のお話を聞き、やり方は違えども試験に対するあつい思いや、勉強への真摯な姿勢は、みなさん同じなのだと感じました。自分自身がその水準までこられたのは、伊藤塾で勉強したからだと思っています。
    この合格の秘訣がたくさん詰まった座談会を参考にみなさんも頑張ってください。
  • (山村講師)
    みなさん、あらためて本日は貴重なお時間を頂きありがとうございました。今日こうして一発合格を勝ち取ったみなさんとお会い出来たこと、また、一発合格の秘訣等をお聴きできたことは私にとっても、とても貴重な時間となりました。今日、みなさんからお聴きしたことを、日々の講義に活かして、来年も一人でも多くの受講生に合格を勝ち取ってもらえるように頑張っていきたいと思います。みなさんの今後の実務での活躍を期待しています。次は「明日の司法書士講座」で実務のお話を聴かせて頂くことを楽しみにしています。これからもよろしくお願いします。

司法書士入門講座 山村クラス

初めて法律の学習を始める方