今まで成功体験がなかった私に
司法書士試験合格は最高の自信になりました

仲野 精さん(40代)

◆受験回数 4回
◆主な受講講座
中上級講座》中級コース、中上級コース、
       司法書士合格への「思考力」完成ゼミ、
       択一登記法集中演習講座
直前対策講座》プレ模試、全国公開模擬試験、うかる!記述式、
        単年度版で解く!択一「本試験感覚」完成講座

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 地方公務員時代、世間から見れば「安定」している職業に就いていた仕事の中で、私は徐々に、マンネリを感じてしまい、年を重ねても自己のスキルアップに全くつながっていないと思うようになりました。同じような境遇の知人が、退職していくのを見て、その後の一定期間を「仕事」ではなく、「勉強」にシフトしようと決心し、自身も仕事をやめました。そして、自分の能力、「勉強」後の人生を勘案し、司法書士の資格試験に挑戦することに決めました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

①入門段階の学習法について

 入門段階において、私は完全なミスを犯しました。勉強をはじめる時期が遅くしかも独学で試験に臨もうとしたため、結果としてほとんどゼロの知識の状態で1回目の受験を終えてしまいました。独学での勉強に限界を感じ、伊藤塾で一から勉強することを決めましたが、私はここでもミスを犯します。試験後の7月から「入門講座」を受講することはできないと勘違いしてしまい、「中級コース」を選択してしまったことです。幸運だったのは、私が受講した当時の「択一合格エッセンス講座」ではメインの教材として「入門講座」のテキストを使用していたため、入門者として講座を受講できたことです。勉強の進め方や方法もこの時は全く確立できていなかったため、まず合格体験記から自分に合った勉強法を探り、その中で講座の内容を全てテキストに書き写して合格された方がいたので、私も講義の内容を可能な限りテキストの余白に全て書き写し、自宅で同じ内容を再度きれいに書き直すことで、知識の定着を図り、また内容を全て書き写すために、聞き漏らすことのないよう最後まで集中して受講できました。そして、異なる講師に質問をぶつけることで様々な角度からひとつの論点を学ぶことができ、自分の中で記憶した内容の確認をしていました。

②中上級段階の学習法について

 入門段階の勉強法はあまりにも時間がかかり、テキストを繰り返し読み込むことができず、また同じ勉強をしていては同じ結果しか得られないと考え、講義においては、テキストに記載されている内容以外の講師の言葉を中心に書き写し、また暗記する優先順位が区別できるようにマーカーで色分けをしていました。自宅では、優先順位に従って勉強するとともに、講義で学んだ論点の択一式の問題を一肢ずつ検討し、間違った選択肢については、テキストの該当ページの間に別紙を挟んで、すぐに確認できるよう選択肢を書き写していました。メインのテキストについては科目ごとに、自分の理解しやすいほうを選択して使用していました。そして、本番で択一式については基準点より10問以上、記述式については基準点以上に目標点を設定し、択一式に重きを置いて勉強を進めていました。

③直前期の学習法や試験当日について

 直前期に特に注意を払ったことは、過去の反省から、健康体をキープすることと集中力を保つことでした。昨年の試験1ヶ月前、頭痛から風邪を引いてしまい、全く勉強が手につかず、その後机の前に座っても時間の割には勉強が進まず、試験までのノルマを半分もこなせませんでした。また一人での勉強の時間が多くなればなるほど、どうしても集中力が切れてしまいがちになってしまいました。そこで、この2点を克服すれば合格できると信じて、まず早くから健康体を保つため、週に3、4回1時間の時間を取り、ランニングとその後のうがいを欠かさず、おかげで合格前1年間は病気することなく試験に臨めました。また集中力を保つために、試験の直近まで講座を受講し、一人で勉強しているときも、バックグラウンドで講義を流し、自己を伊藤塾の講座を受けているかのような状態に置いていました。試験前日は、過度の緊張から一睡もできませんでしたが、過去に試験的に少ない睡眠で公開模試を受けて結果を残していたので、慌てることなく試験の最後まで集中力を切らさずにやり遂げることができました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

 先述したとおり、私は講師に質問をぶつけることで理解力を深めていったので、どの講師にも大変ご迷惑をお掛けしたと思います。私は、「入門講座」を受講していないので、テキストの導入部からの質問を多くしてしまい、「この人は本当に大丈夫だろうか?」と不安がらせていたと思いましたが、「講義後の個人特別講義」のように、少しこちらが引くくらい熱く解説をしていただきました。この特別講義が、自身に欠けていた基礎部分の構築にとても役立ちました。

最後に

 私は、現在に至るまで試験と名の付くものについて成功体験がありませんでした。また、模試では合格に十分な能力を引き出せていたのですが、本番では模試を通じても取ったことがないよう点数しか稼げませんでした。そのため、「これだけ本番に弱かったら、一生合格できないのではないか」と考え、実際に勉強から完全に離れてしまった時間も他の受験生よりも長かったと思います。そのときにはいつも、「本当に限界まで努力したか」と考え、またそのたびに公開講座等を視聴して、「こんなに丁寧に教えてもらったのに・・・講師に申し訳ない。」との気持ちから、再び自分を奮い立たせ、勉強をしてきました。このことを講師陣にも話していたので、合格報告会ではどの講師にも「続けて良かったね。」との声を掛けていただき、自分の身を本当に心配してくれていたのだと感動しました。伊藤塾の講師陣は、常に合格まで支えてくれています。この支えを背に勉強を継続すれば、絶対に合格できると思います。

不動産登記法は入門講座講義テキストを採用とにかく講師の言葉をすべて書き写していました。

民事訴訟法等は択一合格アドバンス講座のテキストを採用色分けにより優先順位を明確に、他の講義資料も挟んで確認できるように。