福水 直樹さん(50代)

◆受験回数 14回
◆主な受講講座
中上級講座》アドバンスコース、演習コース
直前対策講座》直前パック

受験勉強中に私なりに工夫したこと

もともと結構司法試験受験生の多い大学の法学部でしたが、法律の勉強はほとんどせず、大手の法令出版社に入社し、法改正、条例の改正起案等はしましたが、法解釈とはほとんど無縁でした。
2006年に父親が他界した頃から司法書士の受験勉強をはじめ、大手受験指導校の初学者向けの講師の講義だけ聴き、本試験1年目途中退出、2年目6割台、3年目7割でした。そこから会社法、商業登記法の苦手からやる気をなくし、2013年に伊藤塾の『3000選』の存在を知り、最初みたときは、こんな薄くて点数が上がるのかと思いましたが、5月からやっていくうちにこれはいける、8割超えると思いながら勉強を進めていました。
しかし、病気になって抗生物質の点滴を打ちながら試験場に向かい受験することになり、民法、会社法、商業登記法の択一の点は前年より上がり60問正解でしたが、記述がだめで落ちてしまいました。2014年の試験に向けては、同じ講師の講座を受けました。その講師の講義は良かったのですが、不動産登記法の記述が難しく落ちてしまいました。
 
その後、2015年度の合格に向け、伊藤塾の中上級講座をとり、宇津木卓磨講師、高城真之介講師、山村拓也講師、蛭町浩講師、北谷馨講師、関信敏講師、髙橋智宏講師に出会いました。登記法の力が付き、合格するはずでしたが、商業登記で受験指導校の解答例どおり、募集株式の発行を削除し書式1.5点足らず224点で落ちてしまいました。次の年の2016年も合計点1点足らず落ちてしまい、さらに次の2017年では択一は9割でしたが、商業登記の記述の1番上の存続期間を読み飛ばし、記述が足らず、合計点で落ちてしまいました。やる気がなくなって、2018年、2019年は過去問をほとんどやらず合計点落ち。
2020年はマイナー科目と不動産登記法は全て過去問をやり、民法は新司法試験、会社法・商法は公認会計士試験の問題をやり、択一58問で合格しました。
伊藤塾の「択一クイックマスター総整理講座」と山村講師の「記述式答案構成力養成答練」が合格の礎になったことは間違いありません。合格が遅れたのは、条文学習と記述式のドリル、過去問ドリルの繰り返しを怠ったことにあると思います。

伊藤塾各講師へのメッセージ

講師についてのべると、宇津木講師は刑事コロンボのような観察力と分析力と推測力で問題のヤマを当て合格へと導き、高城講師は初学者の合格率が高いコミカルでわかりやすい講義、山村講師は『🎵いとうに行くなら山村、山村に決めた‼』と替え歌ができる理路整然とした講義、蛭町講師はバンパイアのような怖いイメージをもっていましたが温和な性格で択一・記述とも点数が上がりました。髙橋講師は大学が法学部で私の後輩ですが、受験指導校の講義ではなく、登記法は独学でやったという努力家で「努力は必ず報われる」ということを彼から学びました。北谷講師は会社法改正の質問に的確に答えてくださり、おおいに助かりました。関講師は実務経験をいかし、理路整然とした質問対応に助けられました。

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