E.Mさん

◆受験回数 2回
◆主な受講講座
中上級講座》記述式攻略コース、演習コース
直前対策講座》択一登記法集中演習講座

私が司法書士を目指すことにした理由・想い

法律を知らないために相続で一方的に損をしたり、年齢を理由に自分の夢を諦めたりしている友人たちをみて、残りの人生で自分にできることは何か?と考えたときに、大学時代に学んだ法律、さらにいえば予防法務を主とする司法書士の資格を通じて社会に貢献したい、また強い気持ちがあれば何歳からでも挑戦できるということを伝えたいと思いました。

受験勉強中に私なりに工夫したこと

直前期の学習法
本試験が近づくと「あれもこれもやりたい病」にかかりがちです。
無料公開講座のなかで配布される得点予定表に、自分が今年度取るべき各科目の目標点数を書き込み、それをスマホの待ち受け画面にして持ち歩いていました。
そうすることで、科目間の力の配分を常に意識し、また『民法を18問とる=2問まで間違ってもよい』と考えることで、全てを完璧にという妙なプレッシャーや、無駄な焦りからも解放されました。
また、午後択一を短時間で解くには、自分を勢いに乗せることも大切なので、開始直後のマイナー科目をいかに早く解き切るか、に重点をおき、過去の答練の問1から問11をワンセットとして毎日10分で解き切る練習をしました。
本試験の午後択一は50分程度で解き終え、ゆっくり記述問題を解くことができたので、この練習は効果的であったと思います。

伊藤塾のこの講座が良かった

1.  伊藤塾との出会い
1年目は他校で受講。模試の結果も上々で、合格するつもりで本試験に臨みましたが、午後の基準点に1問足りず、またはじめて触れた本試験の記述問題に危機感を抱きました。決してむずかしいひな型を聞いているのではないのに、「そこを聞いてくるのか…」という気持ちの悪さを感じたのです。
1年目の勉強では点を稼ぐことを重視しすぎて自分には基礎であるなにかが欠けていることを漠然と肌で感じ、そこを克服しないと基準点は越えても合格点まで届かないと思いました。
以前から無料動画や書籍を通じて山村拓也講師の“ヒットを積み重ねる考え方”に共感していたので、『記述強化=伊藤塾』。即決でした。
 
2.  記述力を上げるために
今ある中途半端な記述の力をいったん壊し、土台から作り直すには、記述の神様と呼ばれる蛭町浩講師の講座しかないと思いましたが、ネットで調べると午後の択一知識が完成している中上級者向けであり、初学者が手を出すのは無謀という評価でした。
しかし、抜本的に記述の立て直しを図らなければ2年目の合格はないと思い、申し込みました。
実際に受講してみて、内容は記述式試験の変遷の話からはじまり一見すると関係ない話もありました。しかし、その歴史を経て今があるわけで、記述の思考力・問題の出題傾向を知るためには有益だったと思います。また、ノイズという言葉もこの講座で知りました。
 
3.    午後択一の力を上げるために
登記法の点数アップには苦労しました。そもそも、一肢読むのに時間がすごくかかる。これでは記述の腕を磨いても時間に押されて発揮できないまま終わってしまう、と思い3月に髙橋智宏講師の「択一登記法集中演習講座」を申し込みました。
この講座はキーワードに着目して読もうというコンセプトで、大事な語句が強調されています。選択肢を読むときにダラダラと強弱を付けずに読む傾向があったので、この講座で学んだことを足掛かりに、文中の単語を見て論点を推測し、問われ方のバージョンを意識しながら読み進める、という練習を繰り返し行いました。ただ、キーワードの拾い読みをするあまり、逆に読み飛ばしをして間違えることもでてきたので、髙橋講師と電話で相談しながら自分の型を決めていきました。通年コースを受講していない生徒でも、講師と直接話をして勉強を進められる無料カウンセリング制度は素晴らしい制度だと思います。

伊藤塾各講師へのメッセージ

髙橋智宏講師
本試験当日にピークをもっていくために、今力を入れる分野や解くスピードなど、最後まで寄り添っていただきました。特に最後のカウンセリングで、「この模試の成績なら午後科目は基準点を割ることは考えられないから、残りの時間は午前科目に重点をおいてください」というアドバイスがなされ、その二週間があったからこそ今回択一だけで合格点が稼げたのだと思います。
蛭町浩講師
「むずかしいひな型はいらない。第三欄より基礎の第一欄第二欄をまず完璧に埋めよう。根拠法令も大切に。」など、採点基準が明かされていない手探り勉強のなか、記述の方針をたててくださり、安心して取り組むことができました。

学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ

模試の判定、年1回の試験、倍率…負の面にフォーカスしすぎると、膨大な量を前にして時として虚無感にかられるときがあるかもしれません。しかし、この試験『なめるほど簡単な試験ではないが、足がすくむほど難しい試験でもない』というのが私の率直な感想です。
自分が目指そうと思う限りその想いは必ず叶います。もし仮に家庭の事情・健康上の理由で一寸勉強から離れることがあったとしても、真に望む限りまた戻ってくる機会は訪れ、合格へといざなってくれます。
不安になったときは一人で悩まず、どうか講師や受験生仲間と話をしてみてください。伊藤塾には掲示板をはじめ孤独にさせない様々な工夫もなされています。
わたしも一緒に志す仲間がいたからがんばれました。
司法書士を目指すみなさまが、苦しいだけの受験生活ではなく、法律知識以外にも得るものがたくさんあり、実りある日々を過ごせますよう願っております。

図表の「必要」や「〇」にはピンク色、「不要」や「×」には水色でマーキングし、一目でわかるよう見える化していました。

スマホの待ち受けにしていた得点予定表。ほぼこの通りの得点になりました。

初めて法律の学習を始める方

司法書士入門講座

学習経験者の方

司法書士中上級講座