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論文マスターと似た事案が出るのが少なくない。1問1問大切にやり進めることが合格につながります。

C.Iさん
北海道大学法学部4年
【合格校】一橋大学法科大学院(既修)、慶應義塾大学法科大学院(既修)、中央大学法科大学院(既修)半額免除

【学部成績】3.59 /A:B:C=84:52:5 

受講講座:司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング

法律の学習を始めた理由私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
資格の安定性 論文マスター(入門講座)法改正対応最後まで書ききる

【はじめに】

私は大学2年生の春頃から法律家を目指すことを決心し、夏に入塾しました。いくつかの受験指導校のパンフレットを取り寄せ検討しましたが、伊藤塾は生徒数が多く分析結果に信頼がおけること、基本講座以外の学習システムやフォロー体制がしっかりしていることから伊藤塾に決めました。
法律の勉強は参考書などを使って独学でできなくはありませんが、量が多く、核となる部分を自分で見極めながら学習を進めていくのは大変だと思います。その点、伊藤塾では基礎マスターを受ける際にランク分けをしてくれるので重要な部分が一目でわかり、効率的に学習を進めることができます。

 

【私の勉強法】

◇基礎学習について

基礎学習に関して、私は基礎マスターと論文マスターを重点的にやりました。
私が受講したのは、一年目(大学2年生)に基礎マスターを学習し、二年目(大学3年生)に論文マスターを学習するというカリキュラムだったので、おおよそ講義の更新に合わせて学習を進めました。

一年目はとにかく基礎を固めることが重要なので、受講しっぱなしにするのではなく、復習することが大切だと思います。私は大学で同じ箇所を習う時や空き時間などを使って基礎マスターを読み返していました。講義を受けたときは何となくしか理解できなかったことが、基礎マスターを読み直したり他の科目と連結させたりすることでだんだんとわかるようになります。また、論文マスターではほとんど出てこない小さな論点などは基礎マスターの期間に定着させておくと良いと思います。

二年目は一年目で学んだ知識を答案でどう表現するのかを、まずは量をこなして身につけることが重要です。最初は答案の構成すらまともにできず焦ると思いますが、それでもできないなりにやり続けることが大切です。
論文マスターでは、まず自分はどう考えたのか、が出発点になります。そのため基礎マスターとは異なり、予習に時間を割く必要があります。予習→受講→復習の繰り返しできついと感じることがあるかもしれませんが、一回で全てできるようになる人はほとんどいないので、復習はできる範囲でやり、とにかく進めることが大切だと思います。
論文マスターを進めると、基礎マスターで学んだ知識をどこでどう使えばいいのかがだんだんわかり、それぞれの科目の全体像が見えてきます。
二年目は一年目に比べ時間の使い方が難しいと思いますが、その予習や復習が着実な一歩になるので、適度な休憩を挟みながら頑張りましょう。

 

法科大学院対策について

私は、中央大学・早稲田大学・一橋大学の既修者コースを受験しました。私立も国立も受けましたが、受験対策としては一貫してそれぞれの大学の過去問を解くことと伊藤塾の論文マスターを解くことに絞りました。
法科大学院の入試は、時間配分や配点割合など各学校によって異なる傾向があるので過去問を解いて近年の傾向をある程度把握しておくことをオススメします。
私はそれぞれ過去3年分の問題を解き、答案の添削をしてもらっていました。自分の構成やあてはめが合っているのか確認できるとともに、どのように表現すれば読み手に自分の考えが伝わるのかを学ぶことができるので、可能であれば誰かに自分の答案を見てもらうと良いと思います。また、過去問を解いて引っかかったところを中心に論文マスターで復習すると苦手を潰していくことができ、効果的だと思います。以下、私がそれぞれの入試で感じたことをお伝えします。


1.中央大学
時間配分が大切。憲法・民法・刑法は3科目合わせて150分であるため、それぞれ約50分で答案を完成できるようにする。私が受験した時は刑法が答案用紙片面分で、憲法・民法が両面分であったため、刑法を40分にして残りの時間を他の科目に充てると良いと思った。
解答用紙が片面のみだとかなり書けることが限られてくるため、論証は規範+α程度で、あてはめを疎かにしないように注意すべき。
民訴・刑訴・商法は約40分ずつだが、答案用紙片面分なので焦らず、答案の分量に注意して着実に点を取りにくのが良い。試験の時に渡されたのはポケット六法でした。


2.早稲田大学…科目によって配点に差があるため、配点割合を意識しながら勉強するのが良い。憲法・民法・刑法の中でも民法は配点が大きいため、他の科目よりも少し多めに時間を割いて対策をしておくのが良いと思う。
それぞれの試験時間は短すぎることはなく、解答用紙も多めにもらえるので、落ち着いて答案を完成させることが大切。試験日程が二日にわかれていてやや長期戦であるが、一日目が終わっても気を抜かず、できなくてもリセットして最後まで全力を出し切ることが大切。
試験の時に渡されたのはデイリー六法でした。


3.一橋大学…時間配分と設問形式に慣れておくことが大切。
分量に見あった時間ではないので、答案構成は5分~10分に抑え、とにかく最後まで書くこと。細かな構成よりも軸となる部分がきちんと書けているかどうかが重要なので、問題の核を捉え的確に論じることが求められる。
私が一番苦労したのは時間配分だったので、過去問を通して各科目の時間の使い方を自分なりに事前に決めておくことをオススメします。また、民法や刑訴など独特な聞き方をされるので、過去問で設問形式に慣れておく必要がある。
試験の時に渡されたのはポケット六法でした。


おわりに

法科大学院入試はそれぞれの大学の傾向をつかむことが大切ですが、基本の学習は予備試験対策と変わりません。基礎基本がしっかりできていることが重要です。
伊藤塾の論文マスターは数多くの問題を扱っており、それを繰り返しやることによって確実に基礎が固まります。また、論文マスターに収録されていた事案と似た問題が入試で出題されることも少なくありません。そのため、1問1問を大切に論文マスターをやり進めていくことが合格につながると思います。
そして、法科大学院入試を通して私は答案を最後まで書ききる重要さを感じました。いくら自分が理解していたとしても時間内に答案の形にできなければ相手に伝えることはできません。問題の核をつかみ自分の見解を形にすること。シンプルだからこそ難しく、私のこれからも課題でもありますが、これから法科大学院合格を目指す皆さんもこれを意識して頑張ってください。

 



※プロフィールは2021年度合格時点のものです。