フリースタイルコースを受講する場合、スケジュール管理が大切になります。
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L.Gさん |
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学部成績:3.82 /A+:A:B:C=84:40:14:6
受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、法科大学院別過去問分析講義、法科大学院別法律科目論文模試など
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はじめに
私が法曹を目指した理由は、大学時代に何か将来に繋がるような挑戦をしたいと思ったからです。私の法学部の友人が皆法曹を目指しているということもあり、自然と司法試験に挑戦しようということになりました。伊藤塾には大学1年生の終わり頃に入塾しました。伊藤塾を選んだ理由は、司法試験受験において圧倒的なシェアを誇る伊藤塾であれば、合格に必要かつ十分な知識・ノウハウを効率的に学ぶことができると考えたからです。特に講師が講義中に指摘する論点のランク付けによって、受講生はテキストの全てを一から十まで網羅する必要がなくなり、独学で勉強するのと比べてはるかに効率的に試験に出やすい部分を重点的に学習することができます。また、最大手の伊藤塾で学ぶことで、司法試験・予備試験の最新のトレンド(出題方法や問題傾向、それに対する対処の仕方)などを教えてもらえるため、情報という点でも他の受験指導校や独学での勉強に比べて優位に立つことができます。中央、慶應、早稲田は、いずれも私立の中ではトップレベルの法科大学院であり、第一志望の国立に落ちてしまった場合でも将来司法試験を目指すうえでは良い環境であると判断したことから、受験しました。
私の勉強法
◇基礎学習について
私はフリースタイルコースで入塾しました。このコースの場合、入塾時点で基礎マスターのほぼ全てがすでに受講可能な状態となっているため、やる気と時間さえあればどんどん講義を聴き、早期に論文マスターまで受講し終えることが可能となります。私も当所その方針で行こうと思ったものの、コロナ禍や大学の課題などによって、思うように講義を消化できず、結局通常クラスのスケジュールよりやや遅れた状態になってしまいました。フリースタイルコースで入塾する場合には、自分で一週間のスケジュールを組み立てることが非常に大切です。逆にそれがしっかりできれば、早期合格を目指せると思います。私は上述のように基礎マスターを早く聴き終えようとしたため、伊藤塾で推奨される、基礎マスターの復習として短答の過去問を解くということをしませんでした。今思えば、これをしっかりやっていれば、早期に基礎知識を修得でき、在学中の短答合格も成し得たのではないかと思います。基礎マスター受講時はとにかく講師の言う通りにすることが大切です。私は基礎マスターに書かれていない補足知識を講師が喋った場合には必ずメモするようにしていました。復習として基礎マスターの読み込みをしていましたが、論文マスターまで受講しないと基礎マスターで習った知識が論文でどのように活かされるのかということはなかなか把握しづらいです。そのため、基礎マスター受講時は完璧に理解しようとせず、大枠をつかむことを第一として、まずは7科目の講義を聴き終えることに注力すべきでしょう。論文マスターについては、予習として答案構成、答案作成が推奨されると思いますが、私はほとんど問題点の把握や論点抽出をするにとどまりました。基礎マスター時から何らかの形で答案を書いている場合は別として、論文マスター受講開始時は全く論文の書き方もわからない状態ですので、無理に予習を頑張らず、論文マスターの受講を通して基礎マスターで学んだ論点がどのように答案において使われるのかを把握することに重点を置くべきだと思います。もちろん答案作成するのがベストですが、そうでなくとも、基礎マスターで学んだバラバラの知識を有機的に繋げるためのいわばインプット教材として論文マスターを活用することも、かなり有効なのかなと私は思いました。
◇法科大学院対策について
①慶應義塾大学法科大学院について
慶應の特徴はとにかく時間が厳しいことです。憲民刑を150分、民訴刑訴商を120分で解かなければならず、1科目遅れると後ろの科目に大きく響き、途中答案になってしまう危険があります。私は過去問分析講義と法律科目論文模試を受講し、時間内で書き終わるためのシミュレーションをしました。どの科目も論点として突飛なものが主題されることはなく、伊藤塾でB+以上とされた論点がほとんどなので、そうしたいわゆる典型論点については確実に理解・暗記し、書き負けないようにすることが大切です。特に慶應は予備論文合格レベルの受験生も多く受けてくるため、そうした基本的なところで相対的に沈まないようにすることが合格の鍵といえます。
②中央大学法科大学院について
中央も慶應と同様時間が厳しいですが、慶應よりは平易な問題が多いため、基本論点をしっかりと書くことができれば合格できると思います。中央について私は過去問は解いておらず、論文マスターのB+以上を一通り繰り返したのみでした。1つ注意すべきことといえば、中央の憲法では統治が近年よく出ていることです。全体の出来はそこまで良くないのではないかと思われますが、統治は対策が手薄になりがちな分野ですので、基本事項についてはインプットしておくべきだと思います。
③早稲田大学法科大学院について
早稲田は科目ごとに配点が異なり、特に民法の配点がとても大きいです。そのため、民法については特に時間を割いて勉強すべきです。法曹コースができたことで近年一般の枠が狭まっている傾向があるため、上述したように基礎論点を確実に書いていくことが、ここでも合格の鍵かなと思います。
④全体
ここまで法科大学院ごとの対策を書いてきましたが、よく言われているように、結局は予備試験に向けた学習がそのまま法科大学院対策になります。そのため、伊藤塾生であれば、何か特別な教材等に着手する必要は全くなく、基礎マスター・論文マスターの継続的な学習が最も重要です。私は得た論文知識を論文ナビゲートテキストに書き込み、電車で移動しているとき等に論証と合わせて暗記するということなどもやっていました。法科大学院は司法試験を受けるための通過点にすぎないので、基本事項・論点を確実に自分のものにできれば、合格は難しくはないと思います。
おわりに
私は大学3年時、4年時の予備短答に落ちているため、法科大学院を受けるに際しては、自分は実力不足なのではないかと不安に思っていました。しかし、蓋を開けてみると受験校全て合格することができました。私は、法科大学院入試に向けた勉強の過程で一番自分の論文力が伸びたと感じています。もちろん予備試験論文式試験合格のため、まだまだレベルアップが必要ですが、それでも法科大学院入試という、これまでの法律学習のいわば中間決算的な試験が存在したことで、それに向かって基礎・論文マスターの復習を軸とした勉強をすることができ、今までバラバラだった知識を少しずつ繋げることができました。
予備試験を特に重視する現在の風潮の中では、法科大学院を受けること自体が失敗なのではないかと考える人もいるかもしれません。しかし、それを失敗と考えるのか、その後の予備試験・司法試験合格のための一歩と考えるのかによって、その後の人生は大きく変わってくるのではないかと思います。予備試験も法科大学院も、司法試験を受けて法曹として活躍するための手段でしかありません。目の前の現実に真摯に向き合い前向きに頑張っていくことが、将来の成功のために結局は一番大切なのだと思います。来年法科大学院を受ける皆さんは自信を持って頑張ってください。
