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伊藤塾の学習を一度中断した後、論文マスターをうまく利用して法科大学院に合格

N.Eさん
東京大学法学部4年
【合格校】東京大学法科大学院(既修)

学部成績:3.63 /24:66:32:8
受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニングなど

私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
論文マスター(入門講座)4年間のインターネットフォロー短期集中

はじめに

合格発表から大学入学までの間、将来の進路について思案する中で、自分の性格について考え、裁判官になろうと思い至りました。そして、大学入学後、受験指導校を探していたところ、伊藤塾長の説明会の熱意に感化され、入塾を決めました。東大では法学の授業が本格化するのは3年次以降であり、早い段階から法律の学習に着手するべく受験指導校の利用すべきと考えたからです。ところが、大学に入学後はサークル活動などに忙しく、またさまざまな進路に触れたことで、本当にこの進路で良いのだろうかと悩むこととなり、伊藤塾での学習は一時中断することになりました。その後紆余曲折あり、4年生の6月頃、本格的に法律家になるために法律の学習を進めることを決意しました。その時点では、体系マスターと憲法の基礎マスター以外、ほとんど講義が消化されていない状態でした。幸い学部の成績は良かったため、東大の法科大学院の合格を目指して6ヶ月ほど努力する運びとなりました。この合格体験記が、一旦学習を中断したものの、その後学習を再開し、法科大学院を目指すこととなった方の参考になれば幸いです。

私の勉強法

◇基礎学習について

1)憲法 
論文マスターで、三段階審査などの答案の書き方やあてはめのパターンを学べます。東大法科大学院入試との関係では、論文マスターで扱う判例だけでなく、基礎マスターに引用されている、判例百選に掲載された判例を確認しておくことが望ましいと思います。

2)行政法
基礎マスター・論文マスターは、試験との関係で必要な知識を端的に説明してくださる、神の講義です。早期に基礎を習得できた行政法は、適宜判例百選の解説にも目を通して、理解を立体的にできるように工夫しました。

3)刑法・刑事訴訟法
論文マスターで、典型論点を理解し、事例問題の処理方法を習得しました。刑法総論の授業を大学で既に受けていたこともあり、基礎マスターを飛ばして、論文マスターを進める中で理解を深めていきました。大学などで一度学習しており、かつ時間がない方は、論文マスターから始めることも考えて良いと思います。刑事訴訟法についても、ほぼ同様です。刑事実務基礎は、法科大学院入試との関係では、後回しで問題ないです。

4)民法
民法は各法の基礎になる部分なので重要ですが、分量が膨大なので、まずは挫けず1周することを目標にしました。大枠が理解できたと感じたので、法科大学院入試では配点が相対的に小さく(刑事系は刑法と刑事訴訟法で100点の一方、民事系は3法で100点)、かつ論点そのままというよりは、条文を引きつついかに悩みを見せられるかが勝負の問題が多いことをふまえ、思い切って勉強に割く時間を削りました。実務基礎科目の論文マスターを聴いておくと、主張反論構造で書くイメージがつかみやすいと思います。

5)商法・民事訴訟法
基礎マスターをとにかく1周したうえで、論文マスターを進めました。商法と民事訴訟法は、論点がそのままきかれているという趣のものが多いので、答案構成・答案作成は行わず、解説講義を聴いて復習することに重きを置きました。手形小切手法は、将来的に廃止されることも踏まえると、東大法科大学院での出題可能性は小さいので、後回しで問題ないです。

◇法科大学院対策について

0)出願関係
パーソナルステイトメントについては、出願期間が始まったらとりあえず作成し、周りの人にチェックしてもらうことを、TOEICについては、夏休みなどの時間のある時期に受験しておくことをおすすめします。どちらも配点は大きくなく、一定の水準の確認に使われている程度だと思われるので、あまり時間を使うべきではありません。また、学部の成績については、なるべく良い方が望ましいので、できる範囲で好成績を目指すのが良いと思います。

1)刑事科目
刑事科目については、特に点差がつくところらしいので、過去問などを入手して演習をし、綿密な対策を行うことをおすすめします。問題文の長さの観点からも、旧司法試験の過去問が絶好の教材ですから、論文マスター収録の問題を押さえることが最重要です。もし可能であれば、橋爪教授の刑法・成瀬准教授の刑事訴訟法の学部授業を履修すると、勉強の助けになると思います。

2)公法科目
公法科目(特に憲法)については、いわゆる論証パターンから外した出題も見られて取り組みにくい上、差もつきにくく、天命を待つしかないという側面もあるので、悩みを見せつつ答案を作成するのがコツのように思います。訴訟選択や行政法の問題などは、比較的典型的な出題も多く、伊関講師の講義が素晴らしいこともあって、基礎マスターや論文マスターなどの学習が活きると感じます。なお、近年は重判掲載の最新判例からの出題が目立つので、時間のある時にTKCローライブラリーなどで確認しておくことをおすすめします。

3)民事系科目
民法は、半年間詰め込んだ知識では太刀打ちできない難易度の問題が多いので、そうした箇所は悩みを多少見せて諦めることが一番重要だと思います。他方、商法と民事訴訟法の少なくとも一方は、論点をそのままきくような出題なので、これらの科目については論文マスターの学習が活きました。

おわりに

伊藤塾を利用することで、法科大学院合格という目的を効率的に達成することができました。伊藤塾の学習を一度中断した方でも、うまく教材や講義を利用することで、適切に学習を再開することは可能ですので諦めないでほしいです。私も、法科大学院入学後も、法解釈学への理解を深め、自由な社会を支えることのできる法律家を目指して精進します。



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